4月1日と月曜が重なるのは地獄。

久しぶりに通勤で死ぬと思った。
それは置いといて、家に帰ってTVをつけると、フジのドラマで小栗石原がNYの街角で抱き合っていて、
あーこういうの昔見たわあと思った。
フジって、今では希少なバブル保存委員会ですよね。


3月26日分。

新世界より【最終回】「新世界より
同胞を無残に殺された人々の立場だったら、加害者にどんな苦痛を与えても足りないだろうけど
三者の立場で見ていると、人間の傲慢さ、主人公を除く人間の選民意識が浮き彫りになってきて、
身震いを覚える結末でした。そして最後に明かされるおぞましい歴史。
異なる立場の者の気持ちを理解する想像力こそが必要なのだったという教訓と、未来への希望でのシメ。
登場人物がみんな利己的で、一番理性的な主人公でさえも、現代的な視点からはどこか欠落を感じさせる、
大半が陰鬱で辛い展開だったにも関わらず、我慢して見続けるくらいには先が気になる物語でした。
たまにこういうのを見て、いろいろ考えましょうということなのかもしれない。


3月28日分。

しろくまカフェ【最終回】「ペンギンさんの秘密」「春のお花見」
1年経ったんですね。最後はお花見というところが懐かしく、
また初回より増えたメンバーに1年の重みを感じました。
毎週まったりクスリと楽しませてくれ、時々ホロっとさせられる
まさに癒し系作品でした。
個人的にはウザさと可愛さが抜群だったペンギンさんとメイメイちゃんがお気に入り。
あのいい加減予告をもう見れないのかと思うと、とてつもなく寂しい。
きっとまた戻ってくれるだろうと信じてます。
スタッフ、キャストのみなさま、ありがとう&お疲れ様でした。


閃乱カグラ【最終回】「超秘伝忍法」
うさぎとイカの合体技って斬新すぎてついてけない。そら敵さんも負けるわ。仲良しとかそういうレベルじゃない。
ラスボスのおっさん、究極忍法がオロチとかいう発想がそもそも時代遅れ。
敵味方、共通の敵を倒すために力を合わせる、というのはどの作品の最終回でやってくれても
見てて嬉しい、気持ちのいい展開。敵のテンプレ的な反応も心得た相の手でした。
ツッコミどころ溢れる緩いお色気アクションもので、そこを踏まえて見てさえいれば
結構楽しめました。
まあ、悪人の方が個性が強烈で魅力的だったのが、惜しいといえば惜しかったかな。


ささみさん@がんばらない【最終回】「明日もがんばらない」
江戸川さんの中には男神様が入ってたのでナニがあったわけですね。
ささみさんの、旅行を楽しみたい!という欲望が起死回生の決定打になるんですから、
何が幸いするかわからないものです。
つるぎさんにもかがみさんにも見せ場があって、たまちゃんは愛らしさを振りまいて、
結構きちんと最終回してましたね。最終回にして、初めてまともにEDを流してくれましたし。
がんばらない、というゆるゆるのコンセプトでしたが、当初想像していたようなニートバンザイ物語というよりは
がんばりすぎて不幸になった人たちが、肩の力を抜いて生きていこうとするお話だったようです。
いろいろ気になることはありますが、これは続編に期待というところなんでしょう。


僕は友達が少ないNEXT【最終回】「僕は友達が・・・」font>
生徒会も女子だらけとか、この学校には男子は存在しないのか。
普通、主人公の友達くらいはいるもんですが、小鷹くんに友達がいないせいで、本当に男子の出番が少ない。
隣人部もいいけど、同性の友達作らないとヤバいんじゃなかろうか小鷹くん。
実は小鷹くんがヘタレだって気付いてて、それでも見捨てない幸村さんがいつになく男前。
そして、オーバーテクノロジーを駆使した理科さんの容赦ない攻撃はクオリティ高すぎる。
いきなりのガチバトル展開でした。
確かに、ハーレム主人公というのは、現実的には和平が成立しない状況であっても、
なんとか丸く収める神業的技術だか運だかを持っていますよね。
でもまあ、いざその状況に放り込まれて何も出来ませんじゃ通りません。
ちゃんと考えて、努力くらいはしなくては。それを怠った小鷹くんが怒られるのは当たり前。
小鷹くん同様、隣人部が大事だから、隣人部を守るために悪役を引き受ける理科さんはけなげでした。
そんな風にお互いの気持ちをぶつけ合ったふたりに、青春だなあ、としんみりしたのもつかの間、
最後にとんでもねえ爆弾を投下していきましたよ、夜空さん。
そんなわけで、不思議なことに今期は前期より格段に楽しかった。
それぞれのキャラクターの個性がかみ合ってきたからなのか。
いつの間にかすっかり友人ハードルがクリアした部員たちの友情パワーが見えたからなのか。
それとも、それぞれがもうひとつの感情をはっきり意識し始めたからなのか。
続編があるとしたら、さらに期待してます。


3月29日分。

まおゆう魔王勇者【最終回】「待たせたな、わたしの勇者」「寝坊しすぎだ、おれの魔王」
この身体は俺のもんだ!とは、言うねえ勇者様。
ほらやっぱり、勇者様の愛の力がワル魔王に勝った。バカップルの勢いに勝てるぼっちなんぞいるもんか。
しかし、これだけ大盤振る舞いに種を播きながら、人間を素直に称賛できる魔王様の方がすごいですよ。
きっとあなたなら、丘の向こうの景色を見ることができることでしょう。
大体この話、魔王様と勇者様が出会った瞬間にバカップル成立してるんですから、
通常の展開で言えば、初回で既にクライマックス。
後は、「僕たちの愛の記録 - ついでに世界を変えちゃおう」を延々と見せられる話なんですよねー。
とはいえ、魔族たちは人間を殺る気満々だし、最後になってわらわら「真の敵」らしいのが現れるし、
魔王様と女騎士のライバル関係もまだまだ続くようで(魔王様の勝ち決定だけど)、
まだまだ続くよー、の声がTVの向こうから聞こえましたので、バカップルの帰還を楽しみにしています。


ビビッドレッド・オペレーション【最終回】「ビビッドレッド・オペレーション
みんなとだったら世界だって救えるよ!に尽きるお話。
多少というか大分無理があっても、友情パワーはすべてを救う、と
よりによって論理的思考がウリの子に言わせる作品でした。
みんなわかり合えて、地球は救われて、なぜかれいちゃんの世界も簡単に戻って、と
無理やりでもハッピーエンドに持っていってくれて、後味は良かったです。
ちゃんとタイトル通りのビビッドレッドも出てきましたが、イエローが一番可愛かった。これは譲れない。
というか、わかばちゃんとひまわりちゃんの関係をもっと見せてくれてもよかったのではないか、と思う。
この作品といい、今期はなんだか、いかにも悪役、という感じで最期を派手に飾ってくれる悪役が
多かったような気がしますが、製作者も視聴者も、そろそろ単純な二元論に回帰したいと思っているんでしょうか?


絶園のテンペスト【最終回】「それぞれの物語」
絶園の剣が現れた理由がよくわからなかったものの(人々が必要としたから?)
羽村くんがはじまりの樹を一閃する瞬間は爽快感がありました。
そして、二本の樹が消えた日常の中で、牛丼食べてる左門さんと山本さん。
世界を救ったヒーローで、魔法がなくなっても強いはずなのに、相変わらず腰が低い羽村くん。
などなど、緊張感がすっかり抜け落ちております。
潤兄さんは山本さん狙いですか?山本さんは鎖部の男性陣を狙ってるようですが、
左門さんは夏村さんとカップリングだから。
どんだけの人数なのかわからないけど、鎖部一族を引き受ける調査室の資金力と
早河さんの政治力に脱帽(左門さんは無職?)。
そして、吉野くんと真広くんに残された愛花ちゃんのメッセージ。
愛花ちゃんらしい、淡々としてて、けれどもふたりへの愛情がいっぱい込められたメッセージが
笑わせるし、泣かせます。
ビデオの最後でほんのちょっと寂しそうな、名残惜しそうな顔した愛花ちゃん。
それこそが、吉野くんと真広くんの知る、守ってあげたくなるような寂しさを抱えていた
彼女の素顔なんだったんじゃないでしょうか。
吉野くんや真広くんのみならず、関わったすべての人にとっては、
彼女の言ったように彼女の死に囚われずに生きていくことなんてできないでしょう。
むしろ、その死を忘れないからこそ、いっそう楽しい未来を目指して歩いて行くことになるような気がします。
だからこれは、悲劇の運命を背負いながら喜劇を演出しようとした少女と、
彼女への腹いせに、これからシナリオ以上のハッピーエンドを実現しようとする人たちの物語。
開始当初は微妙でしたが、左門さんが振り回され始めてからは、素敵な喜劇に笑わされ、
ラストに向けて、これまで積み上げて来た物語が開花する頃には、すっかりこの物語に取り込まれ、
ボロボロ泣いてました。
当初好きなれなかったキャラクターたちでしたが、終わる頃にはみんな大好きになってました。
決して叶うはずはないけれど、葉風ちゃんと愛花ちゃんの恋のさや当ても見てみたかった。
このふたりなら、きっといい友人になれたんじゃないかな。
(余談ですが、EDをフルで聞くと、一番は愛花ちゃんに二番は葉風ちゃんに、
吉野くんがふたりに向けて歌ってるように聞こえます)。
とにかく、構成、作画、演出、キャスト、音楽のすべてが、ラストに近づくにつれてかっちりとかみ合い、
感情を揺さぶられる物語へと進化したと思います。
原作を知らないながらも、決して遜色のない出来に仕上がっていたのではないのでしょうか。
スタッフ、キャストのみなさん。素敵な作品をありがとうございました。
というか、原作買おう。


3月30日分。

バクマン。3【最終回】「夢と現実」
キャラクターは好きになれなかったけど(新妻先生は別。癒しだった)、気になる引きでつい毎回見てしまった作品。
いろいろとデフォルメしている部分はあるでしょうし、天下取りはここまで単純じゃないと思いますが、
それでも漫画家の苦労がちょっとだけわかりました。


3月31日分。

マギ【最終回】「アリババとアラジン」
二期あるならなぜオリジナル展開にしたし!と誰もが思ったラストの告知。
まあ、二期は最近決まったことらしいのですが、盛り上げるためとはいえ、
黒アリババくんの必要性をまったく感じなかったくらい、あっという間に戻りましたよね。彼。
しかも、モっさん復帰直後に働かせるとか、どんだけモっさんを酷使するんじゃ。
続きはもう少し色々と改善されるといいのですが、と思いつつ、
とりあえず、モっさんに全力を注いでくれればいいや。


八犬伝―東方八犬異聞―【最終回】「宿縁」font>
信乃くんは命知らずですよねぇ。おっかなそうな爆乳姉ちゃんにむかってのあの発言。
フェネガンさんが悪役なのは間違いないけど、妹さんは案外いい人のような気がする。
と、まったく話が進んでいないで謎だけが積み重なったような気がしますが、
案の定二期製作決定のようですので、次シーズンに期待しましょう。
二期こそは、浜路ちゃんと要くんの仲が進展しますように。


イクシオン サーガ DT【最終回】「K2(Kon of Knack)」
ホント、このナレーションのおかげで、まるでちゃんとした作品だったように思えたけど違うから。
モ●ゾーはとぼけた外見に似合わず、いやむしろお似合いのとぼけた攻撃を繰り出すが、これがなかなかリーサル。
だが意外にクレーマーには弱かった。なんか可哀そう。口先番長ひどい。
結局、屁理屈はハイペリオンの力をしのぐ、という結論で本当にいいのかこのゲーム。
まあ、血を流さずに勝っちゃうんだから、現代っ子も大したものだと言っておこう。
DT対ED最終決戦はタマの譲渡会議になり、イクシオンの技術が初めて実用的だと思った瞬間。
しかもなんか効果が美しいし。タマが移動しただけなのに。
えーと、これってホントにこういうゲーム?
雑な別れだったなあ。別れの挨拶に「その他大勢」とかないでしょう。
でも何だか寂しいと思えるのは、半年も付き合わされたからだけだよね。きっと。
そんなこんなで、多分スタッフがやりたいことをやりたいままに詰め込んだんだろうなあ、
という究極のフリーダム作品で、中坊妄想のようなネタが無邪気に盛り込まれたエピソードに
苦笑しつつも、結局楽しませていただきました。
スタッフキャストのみなさん、10年後の物語も楽しみにしております。