納谷悟朗さん逝去。

つい先日本多知恵子さんの訃報に接したばかりだというのに、
また素敵な思い出をくれた方がいってしまわれた。

納谷さんと言えば銭形警部、というイメージが一般には強かったと思いますが、
私のような古いアニメファンにとっては、特定のキャラクターというより
いつもどこかから声が聞こえてきて、安心する声優さんという存在でした。
納谷さんありがとうございます。
あなたの携わった作品は、それだけで価値があるものになっていました。
ご冥福をお祈りします。


3月7日分。

閃乱カグラ「秘立蛇女子学園」
つぐみさんが蛇女子に一本釣りされた。
先生はわざとやられたんだよね?敵をひっかけるためだよね?
いつの間に、とかいってるけどわざとだよね先生?
先生徹底的に役に立たんなとか思ってないよ?
つぐみさんはマッハで悪人に受け入れられてて、悪人がものすごく寛容。
これまでのところ、キャラも悪人の方が魅力的に描かれてるような気がするんだけど、
どっかでひっくり返してくれることだろう。
しかし、つぐみちゃんはまったく心を動かされた様子がない。そんなに柳生ちゃんが好きか。


ささみさん@がんばらない「できないんじゃない」
月読神社ご当主様、ダメ人間街道を疾走しているので、かっとなってSMプレイをしてしまった巫女さん。
今は激しく反省している。
しかし、よくまあこんな人にプロポーズしたなあ、お母さん。
お兄ちゃんが変態だったから救われた。という疑問を覚えるささみさんの供述といい、
この親子はダメ男に縁があるタイプらしい。
過去をさかのぼって、お母さんの本当の感情を見たささみさんは、
やっとお母さんの本当の姿を知り、同時にお母さんに認められる。
ささみさんもアマテラスさんもがんばらないことにして、結局みんながんばらない。
というのがこの物語の主眼らしい。心が洗われます。
そして、最後に突然新しいキャラが登場。驚くほどの音痴だったという割とどうでもいい情報が明らかになった。
結局、ささみさんのお兄ちゃんって何者なんですか?


PSYCHO-PASS「正義の在処」
縢くんは、システムが客観的に価値を測った結果で殺されたらしいです。
衝動的に殺されるよりよっぽど悲しい。彼の人生ってなんだったんだろうと思います。
機械に腹を割って話そうぜとか言われたら泣きたくなるわな。
でも自分は別だからとかいうところが、このシステムの妙に人間っぽいところ。
友人を殺されても、同僚が追い詰められても、冷静に判断することができる。
それが朱ちゃんの強さでもあるわけで、システムのお気にになってしまったゆえん。
朱ちゃんの思考がどんどん狡噛さんに似てきたけど、それでも彼女は異様なくらい理性を保ってる。
なんなんでしょ?システムに適応した新人類的な人なんでしょうか。
ルンルンスキップな槙島さんが笑わせてくれました。


ロボティクス・ノーツ「今でもロボットが好きですか」
みさ希おねえちゃんはスパナで君島を撲殺したらしいです。
びっくりするくらい本格的な殺人ですが、なんでお姉ちゃんは君島のとこにいたんだっけ?
お姉ちゃんは追いかけるだけの遠い存在でも、ただ羨望する存在でもなく、
自分の罪に怯え悩む、か弱い存在だった。
そのことに気づいてあげることができなかったあきちゃんは、今度こそ姉を救おうと決心する。
敵がお姉ちゃんで人質がお父さんとか、そんな状況でも突き進む。
絶対的な悪、君島さんと悪を砕く正義のロボット。
敵だと思っていた教頭先生や、無関心だった生徒たちまで手伝いに来てくれる。
と舞台も役者もそろったようです。
嫁が三次元になって空から降ってきたら興奮しますよね。とりあえず、おめでとうフラウさん


僕は友達が少ないNEXT「迷い猫オーバーヒート」
星奈ちゃんは確かに嫉妬と羨望を集めてもおかしくない人材。究極の残念なことを除けば。
多分人生史上最高であろう評価を受けて舞いあがる、残念な人生を送って来た残念男子、小鷹さんの姿が涙を誘います。
星奈ちゃんが小鷹くんのより古い幼馴染、かつ許嫁であったという事実が判明し、
夜空さんはカウンターくらった気分でしょう。
ケイトさんは、夜空さんの脚本はパクリだってことに気付いてて、わざと口に出したような気がしないでもない。


3月8日分。

問題児たちが異世界から来るそうですよ?「災禍をもたらす死の香りが街にはびこるようですよ?」
なんか小難しいことになってますよ。
久遠さんは巨大ロボを味方につけた。やっと出番が来て嬉しいです。


絶園のテンペストファム・ファタール(運命の女)」
愛花ちゃんを殺したのは愛花ちゃんだったということで、それなんてシンデレラの罠?
愛花ちゃんのためらいのないグーパン、葉風ちゃんの愚痴という名の惚気。
二人の少女のキャラクターのぶつかり合いが、世界の命運そっちのけすぎて笑えてきました。
選んだその運命の過酷さに似つかわしくない、満足そうにほほ笑む愛花ちゃんの死体。
多分、彼女のことだからちょっとしたいたずら心もあったんじゃないでしょうか。
自分の体を見つけたときの真広や吉野の姿を想像して、最後の瞬間、
くすっと微笑んでしまう彼女の姿が目に浮かびます。
これはまた、自分の死後吉野と真広ふたりと深くかかわっていくことになる少女に対しての
完璧な勝利宣言であり、自分にこんな運命を押し付けたはじまりの樹に対する意趣返しもあったんでしょう。
幸せなまどろみの中にいるような頬笑みを見ると、結局彼女は思うがままに生きて死んでいったのだと思えます。
対して葉風ちゃんは、吉野と愛花、ふたりの時空を超えた想いの深さを時間差で叩きつけられてノックダウン状態。
決して覆せない敗北をここで喫したことになるわけです。
吉野が約束された場面に向かっていく姿を見ても、彼女には何一つできない。
愛花は吉野の心に永遠に残り、葉風ができるのは愛花が敷いた布石を完遂することのみ。
そして完遂しようと思っちゃうところがはじまりの樹に選ばれた葉風ちゃんのどうしようもない強さなんだな。
私だったら、ばかばかしいやってられっかー、って放り出すんだけどなあ。
恋愛脳に振り回されるこの世界、という悲劇とも喜劇ともつかない状態は依然健在でしたが、
今回のエピソードで何よりも衝撃だったのは、これが吉野と真広の物語に見せかけて、
実は世界の命運を握るふたりの少女の壮大な恋のさや当ての物語であったということでしょう。
彼女たちの前では、ふたりの少年のみならず、人類全体がピエロに見えました。


3月10日分。

マギ「炎の眷属」
モっさんかわいいなあ。
アラジンくんが留守してるシンドリアを狙うところがなんとも姑息なジュダルくん、
とか思ったら、単にシンドバッドさんに求愛に来ただけか。
しかも、予想に違わず泣き合戦に参加してるし。この子の行動はいつも気まぐれマーメイド。
男ふたり抱えて走り、アリババくんたちのために眷属器を覚醒させるモっさん。
もうこのコ天使ですよね?間違いなく天使クラスのけなげさ。
こうなったからには、そろそろアリババさんが大活躍してもいいころ。つか、しろ。


八犬伝―東方八犬異聞―「孤影」
毛野さんは大人げないし、信乃くんは毛野さんに反抗的だし。この組み合わせは騒々しいなあ。
里見さんには、使えるものは使い倒すという、金持ちらしからぬいじましさがありますな。


イクシオン サーガ DT「BC(Before Crisis)」
バリアシオンの過去話。
過去話?
これ完全に日本ですよね。しかも新宿あたりにある警察署の話ですよね。。
山さんとか、完全にウェーブヘアだけで配役決めてるからなんか苦しい。
KTとレオンにいたっては、配役交換した方がいい。
という問題だけじゃなく、真面目に刑事ものを貫き通して、完全に製作側が楽しんでいる。
ラストも近いこの期に及んでのこの展開。読めない作品だ。


3月11日分。

キューティクル探偵因幡「ヤギ園満喫事件」「首領パワースポット陰謀事件」
ヤギ園見学事件。うん。もはや事件じゃない。単なるほのぼのアットホームエピソード。
荻さんの親バカっぷりがいい加減いらっとするレベル。
首領が捨て駒属だったというところに、歪みないキャラ設定が見えます。
前回もですが、首領んちは今日も仲良しで癒される。探偵事務所の人間関係よりよほど心温まる。
なんでみんなロレンツォのネタバレ気にしてんですか。素顔がさらされるときが最終回ということか。


THE UNLIMITED 兵部京介「遠い楽園 -Original Sin-」
薫ちゃんが兵部さんに急接近。心配してもらえたりして、兵部さんの人生に悔いなし。
と思ったんだけど、復讐は別腹でした。せっかくのチャンスなんだから、薫ちゃんのデレを楽しめばいいのに。
そうね。兵部さんは結局アンディくんを追った。そうよね。これはこういう話よね。