2011年のアニメまとめ。

なぜそんなことを今さら言い出したのかというと。
新規アニメはまだぐだぐだな視聴状況だから。てへっ。

昨年を振り返ると、やっぱり真っ先に思い浮かぶのがまどマギとタイバニの2本。
あちこちで言われていますが、昨年は本当にオリジナル作品復権の年だったなあ。
この2作以外でもセイクリやあの花のように面白いオリジナルがありましたし、2011年のような年に、アニメ業界の創造力はまだまだこれからさっ、という姿を見せてくれたのは心強い限りでした。
オリジナル以外で挙げるなら、ゲーム原作のシュタゲと俺つばも楽しませてくれましたし、ラノベで言えば、アニメをきっかけに原作に手を出すという久しぶりの経験をしたこれゾンと、意外に出来がよかった既読のベントーが印象に残ってます。

さて、今年はどんなアニメが出てくるのやら。
そろそろ録画機器を買い替えないとヤバいかなあ。


1月16日分。

夏目友人帳 肆「小さきもの」
自分で落し物しといて人のせいにする。人間にも妖怪にも理不尽な輩はいるものです。
それを正論で追い返す貴志さんは素敵でしたが、こういった相手に正論はあまり通じない。黄昏の中でニャンコ先生とふたりして落ち込んでいる姿が哀切を誘います。
姿かたちがラブリーだったけど生態不明だった毛マリさんたち。こんな風に通常のコミュニケーションが通じない、好意や悪意を超えた存在というのはたくさんいるのでしょうね。
でも、最後の姿は辰年にふさわしかった。案外空気を読む妖怪だったのかもしれない。
ヒノエさんや中級たちには、毎回和まされます。


男子高校生の日常「男子高校生と旅立ちの朝」「男子高校生と凸面鏡少女」「男子高校生と友情パワー」「男子高校生と文学少女2」「男子高校生と伝統行事」「男子高校生と少年時代」「男子高校生と怪談2」「お嬢様の日常」
ついに来たEDは、大層頭わるそうですので、この作品の芸風に大変ふさわしいと思います。その割には、OPが無駄に爽やかなのはなぜだろう。
学校帰りにRPGとか始めてしまい、通行人の姿に急に恥ずかしくなるという、実にありがちな状況。文学少女も安心の恥ずかしさでした。
男子高校生もバカなら、校長先生もバカ。
そして、女性キャラは総じて怖いです。あ、差し歯のお嬢様は可愛かった。


1月17日分。

あの夏で待ってる「先輩といっしょ・・・」
この挙動、話の内容。どう考えても宇宙人だよね?
と一般の人々は考えないものなのだろうなあ。
先輩の料理は、最近はやりの壊滅的なものではなく、微妙な料理、というところが妙にリアル。ちょっと年上の可愛い女性なんて、この年の男の子にしたらたまらんのでしょうなあ。檸檬さんも宇宙人ですかね。
つまり、哲朗さんは柑菜さんが好きで、柑菜さんは海人くんが好きでみたいな感じの、よくある青春模様でしょうか。
この関係がこじれたりしなければ楽しめそうなんだけど。


1月18日分。

Another「Blueprint -思惑- 」
原作未読。
誰もが御崎さんに気づかないふりをしているのですが、やはり彼女は幻とか霊なのだろうか?
というのは普通すぎるので、単にハブにされているのかもしれない。
彼女の存在そのものより、どっちかというとあのクラスだったり、病院だったり、人形館だったりと、その周囲の環境の方がよっぽどおかしい。
眼帯の下を見た途端、恒一くんが気を失うとか、もう一枚眼帯が出てくるとか、ありがちな結果になるんでしょうね。


1月19日分。

ギルティクラウン「学園:isolation」
新OP&ED。集くんがやっと主人公らしさを発揮してる演出自体は悪くないんだけど、曲的には前の方が好きだった。
そういえば学園ってあったっけ?と中途半端にしか描写されていなかった学校と学生さんたちにいきなりフォーカスが移行しました。
集くんはヴォイドを物質化できるようになり、より使い勝手がよくなりました。これはバトル総動員の前振りでしょうか?
ダリルくんは、最初の凶悪な印象がまったくなくなって、完全にキャラが変わってきましたよね。このまま鶫ちゃんとラブコメとかするのかなあ。
嘘界さんは、いやあ局長になって困ったなあ、とか言いつつ楽しそう。立場とか気にせずにお忍びで騒動の種をまいたりして、フリーダム上等。
綾瀬さんのヴォイドは、誰にも頼らずに自分自身で歩いていける力ですか。なんとなく納得。涯さんを失って落ち込んでいた綾瀬ちゃんが元気になってよかった。
最後は不穏な幕切れでしたが、EDの雰囲気のせいか、先に希望が持てるような気がします。


1月20日分。

戦姫絶唱シンフォギア「夜にすれ違う」
うん。指令強すぎ。この人ひとりで地球を救えるのではないかと思いますが、どうでしょう。
翼さんのトラウマはもっともだし、これ以上パートナーを失いたくないというのもわかるし、響ちゃんがお気楽に見えるのもわかるし、対する響ちゃんのショックもわかるし、とテンション下がります。
その上、聖遺物の背景にはドロドロした政治的な駆け引きがあったり、友達との約束を果たせなかった響ちゃんがバーサーカーになってたりして、さらにテンションダウン。
いよいよ微妙な感じになってきたなあ。


ペルソナ4 「The Long-Awaited School Trip」
いくら夏休みが長かったって道は間違えないよね。
そんな陽介くんは修学旅行で大興奮。なぜか都合のよいことに下級生も合流。その上、クマまで参加。いつもと変わらないメンツ集合。
変わっているのはむしろ周囲。特に宿泊場所がラブホというとんでもない修学旅行。最近の学校はすごいなあ。
女の子たちは案外楽しんでいますが、男子連中は妙に意識してしまうので微妙な空気。
相変わらず、変なところで貫禄を感じさせる悠くんを除いてですが。
そして、ちびっこ探偵くんを囲んでのパーティ。完二くんがいまだにキョドっているせいで、疑惑が残ります。クマでもいいのかお前は。
どうやらお酒ではなかったらしいのですが、みなさんのノリは完全に泥酔。こういう時は素面の人間ほど損をするもので、正気な千枝ちゃんと陽介くんがかわいそうなことになってます。
悠さんとか、なんなのこの人?なんでこの人、普通じゃない状況ほど無駄に大御所感を醸し出すの?
ちびっこ探偵くんがバカ認定するのもわかる。こんなノリがバカまっしぐらなグループ、そうそういません。
久しぶりにデリバリー少女あいかちゃん登場で嬉しかったです。


妖狐×僕SS「淋しがり屋の犬」
やっぱり一反木綿が可愛い。いちいち巻き部分を持っているところがたまらん。
あれ、ピンかなんかで止めておけないものだろうか。
「おいおい。ぺらぺらになったじゃん」が不意打ちで笑えた。
凜々蝶ちゃんも生真面目なところが可愛い。
しかし、下僕はまだ微妙にウザさが先に立つ。命の恩人とかだったとしても、ここまでの犬っぷりはないだろう。


ラストエグザイル-銀翼のファム-「Bad move」
連邦のグラキエス侵攻。
連邦も怖いがグラキエスも凄い。ディアンとファムたちの考えがすれ違ったのも納得でした。


1月21日分。

偽物語かれんビー 其ノ參」
ひたぎさんと羽川さん。ゴジラモスラ二大怪獣大決戦みたいなものですよね。そういや、DVDのコメンタリーには、和やかなおどろおどろしさがあったっけ。
確かに撫子ちゃんは黒い。駿河さんが心配するのも無理はない。
暦さんがあまりにも呑気すぎるというか天然すぎるというか。いいお嫁さんになるわ、彼は。
奇妙な男が登場したんで、ひたぎさんの拉致監禁プレイへと発展したわけですね。
てっきり単なる暇つぶしでやってたのかと思ってましたが、相変わらず過保護だこと。
でも、暦さんもやるときゃやるんです。
そして、そんな暦くんよりカッコよかったのは、あのひたぎさんを電話一本で怖気づかせた羽川さんでしたよねぇ。


モーレツ宇宙海賊「オデット二世、出航!」
本当にスローな展開で、普通だったらそろそろ宇宙一周くらいしててもおかしくないくらい。
もしかして、宇宙に出るまでで終わっちゃうんだろうか?
意外にきちんと先生業やっているケインさんに感心した。


BRAVE10「旋風の谷」
猿飛くんは女に免疫がなくて初々しいし、筧さんは女性に厳しい武骨ものだし、さすが真田さんのとこだけあって、男性陣は女性の扱いが苦手そう。
鎌の人は、趣味のためとはいえわざわざ伊佐那海ちゃんを助けるとか、律義な人だったなあ。
六郎さんは超音波に加えコピー機能まであるのか。使える人材だなあ。
才蔵さんはますます伊佐那海ちゃんに逆らえなくなってるなあ。


1月22日分。

ファイ・ブレイン〜神のパズル「断罪の迷宮」
軸川さんがリンゴジュースしか飲まないなんてよく覚えてたなギャモンくん。案外細かいとこあるよね、この人。彼もキュービックみたいにカイトくんから距離を置くことにならなきゃいいですが。
つか、もともとライバルか。
気を失っているカイトにノノハスイーツとパンチのコンボを繰り出すノノハさんの容赦のなさが好きです。
軸川さん、負けはしたものの、完全にルークさんを下に見てましたよね。精神的に優位に立ってましたよね。笑顔なのが余計胡散臭かったですねぇ。


輪廻のラグランジェ「鴨川にランの花咲く」
地域に密着したスーパーロボットか。
妙にローカルネタ満載なのに加え、根拠のない言葉と攻撃に完全に惑わされている敵がちょっと気の毒。あんたは真面目かっ。
そんなのびのびまどかさんに感化されて、ランちゃんも奥さんシステム起動。
やっぱこのロボット綺麗だわ。見惚れるわ。
最終的に3対3の戦いになるのか。でも男の子たちは単なる捨て駒っぽい。


アクエリオンEVOL 「壁〜conquer oneself〜」
1回飛ばしたのでよくわからない。というか、多分きちんと見ててもよくわからないのだろう。
知らないうちにキャラクターが増えている。ピアノで精神攻撃する奴とか、正体不明のショータイム野郎とか、ごめんなさいよーのおじさんとか。
どうやらごめんなさいよは総司令の仮装した姿であったらしい。いや、仮装というよりこれがデフォルトなのでしょう。そして総司令というのは得てして意味のわからない解説を加えてくれるもので、青春の鼓動がアクエリオンを動かしているのだ!と、もっともらしいことを言ってるが、要はリビドー万歳ということですね(胸キュンアクエリオンは可愛い)。
主人公も雪解け合体を経て、青春無限拳で男女を隔てる壁を粉砕したはいいが、リビドー万歳とかやってた総司令が恋愛禁止令を発令しました。
抑えつければつけるほどたまっていくあれやこれやを放出した際の爆発的なエネルギーで敵を粉砕しろ、とかいう適当理論じゃないことを祈ろう。