相方の今日の収穫。

mesmerizing2011-06-26

思いっきりタイバニですが、一部デュラが混じってたりしたところに、メインストリームも外さない、という気概がうかがえました。
ちなみに私は通常はオールキャラギャグ本が好きですが、今回は齋藤さん本にちょっと感動しました。
齋藤さんって小さい頃、友達いなかったタイプだよなぁ。


そんなこんなで、今回は最終回シーズンですので、今まで感想を書いてなかった作品についても書いてます。
力技で来たところはあったけれども、やはりあの花は圧倒的だった。
Ustreamのタイバニも、いい最終回だった的エピソードでしたが、感想は本放送に持ち越します。


6月21日分。

俺たちに翼はない【最終回】「俺たちに翼は……」
最初は気楽に見られるバカ話だと思ってたのに、途中ですごい捻りが入って唖然とした話。
いやだって、声まで変わって!どころか姿形まで変わってるんだもん、そんな展開想像できませんですわ。
しかも、鷹志くんすらもヨージくんの別人格だったのか。ここまで追い詰められたヨージくんと、それを見続けてきた小鳩ちゃんの生い立ちを考えると、なんともやり切れない。
そこから抜け出すきっかけを作った明日香ちゃんはグッジョブです。
まったく違った人格に見えるけど、きっとどれもヨージくんの中にあった要素なんでしょう。人間はそんな単純な存在ではないということでしょうか。
ワタクシとしては、伽楼羅さんが一番好きでした。出番が短かったのは残念ですが、あれは飛び道具みたいなもんだからしょうがないか。
とにかく、阿呆な部分も含めて楽しませてくれたし、いい最終回だった。


6月23日分。

「C」【最終回】「Control (未来)」
結局、勝敗をわけたのは、金融街に寄りかかって生きていたか否かということだったんですね。
日本円が価値を持たなくなった時、三國は力を失った。でも公麿はブレなかった。
そして、公麿くんは、未来を選んだ代償として、未来だけを残されて、世界に放り出された。それでも彼は、誰ひとりとして知るもののない世界でも、自分の選んだ未来をきっちり生き抜いていくだろうと確信できます。
結局、真坂木の上ってなんだったんだろうなあ、などと、描きたかったことはわかるけれど、何か中途半端な印象を残していたような気がします。あまりにも公麿くんと三國さん中心すぎて、ジェニファーさんとか羽奈日ちゃんとか、背景が薄っぺらく感じてしまったせいなのか。それとも、バトルの描き方が納得できるものではなかったせいなのか。
でもまあ、その割には最後は上手くまとめた方なんじゃないかと思います。


あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない【最終回】「あの夏に咲く花」
ぽっぽの告白とかあなるのまつ毛とか衝撃展開はありつつも、良くも悪くもぐいぐい来た最終回でした。
泣けるけど、みんな泣いているのでつられて泣いた、という感も残ってしまった。ぽっぽの心情とか、もうちょっと掘り下げて欲しかった部分はあるけれど、それでも、よかった、という想いが残る締め方で、なんかねじ伏せられました。
結局めんまは、願いを叶えるためというより、自分の死によって歪んでしまった5人の関係を、あるべき姿に戻すために現れたような気がします。
誰もがあの頃の何らかの後悔を引きずっている。あの頃に戻りたいと思いつつも、懐かしく振り返ることに躊躇いがある。そこに現れためんまは、本来彼女が生きていればそうであったかもしれない、純粋な心と大きくなった姿で現れて、5人を本来の道へと戻してあげた。
衝撃のまつ毛シーンで、昔だったら決して交わさなかったであろう会話を、昔の関係のままで交わす彼らの姿を見ると、彼らが自分たちの過去を受け入れて、今につなげることができたという気がします。そう考えると、彼らはやっと長いかくれんぼを終えたのかもしれません。
結局、タイトルについて明確な回答は提示されませんでしたが、それは過去の、そして今のめんまに具現化された、ずっと一緒にいられるようにと願い続けたみんなの気持ちだったのかもしれない。最後にめんまが手紙を花の形に置いたことが象徴的でした。
人間誰しも、多かれ少なかれ子供のころのトラウマというのはあるもので、それをきっちり乗り越えた彼らは、いい男、いい女に成長していくんじゃないかな、と期待できます。
彼らの将来もちらっと見てみたいですね、
まあ、男3人は、もれなく彼女の尻に敷かれるタイプでしょうけど。
とにかく、笑えて泣ける、素敵な青春ストーリーでした。満足しました。


Steins;Gate「静止限界のドグマ」
危険なものだとわかっているから、発明をひとりじめせずに公開しようとする。
名声よりも仲間たちの安全を選ぶ。
マッドサイエンティストのやるこっちゃないっスよ。オカリン。そして、そこがいい。だから、まゆしぃもオカリンの傍にいるし、みんなオカリンのところに集まってくるんだよ。
バイト戦士の言うとおり、クリスはいつかSERNのスパイになってしまうんでしょうか。しかし、電車のニュースを受けてすぐに敵の手が伸びていることに気付いてトンズラこくバイト戦士の危機察知能力に感服。
つか一応警告してやれよ。手遅れだったろうけど。
「もう大丈夫だね。まゆしぃが人質じゃなくても」
まゆしぃは別ですよ。オカリンにとって、最初の理解者であり、唯一の天使なのでしょうから。
だからきっと、これでまゆしぃがもし死んでしまったとしても、オカリンはどこまでも追い続けることになるんだろう。
オカリンはまゆしぃと幸せにならなきゃだめ。というか、まゆしぃを幸せにしなきゃダメ。絶対。


まりあ†ほりっくあらいぶ【最終回】「かなこさんの誕生日」
自分の誕生日をアピールするかなこさんの姿が必死すぎて痛々しい。しかし、かなこさんの理想のバースデイパーティ、ハードル高すぎるわ。
鞠也さんは終始、常識的でいい人だった。意外。
打ち切りみたいなエンドメッセージは置いといて、予想する気もないが予想を裏切らない安心のバカクオリティで、抜群の安定感でした。
きっとまたやる時があっても、このままなんだろうなぁ。


6月24日分。

GOSICK「灰染めのチェスにチェックメイトを告げる」
どんどん不気味な情熱が高まりつつあるソヴュールで、明るくふるまうセシル先生の健全さ、強さが眩しいです。
好戦的なモンストルシャルマンのしもべなんて、そもそもイメージが違うはずなのに、集団催眠状態のソヴュール国民にはもう判断できなくなってるんだろうなあ。戦争へと扇動されていく国民の姿なんて、どこも変わらないのでしょう。
しかし、ブロワにしろ、ロスコーにしろ、男キャラがあまりにも狭量で狂信的で、情けなさ過ぎて泣けてくる。
だからこそ、自分の幸せより娘のために行動するコルデリアさんの姿が鮮烈でした。


Dororonえん魔くん メ〜ラめら【最終回】「股会う日まで」
最初から最後まで、ゆるぎなく昭和世代のためのお話でした。
普通こういうのネタがわかると嬉しかったりするもんですが、どれもこれもネタがわかってしまうのが逆に虚しく哀しくなってしまうという稀有な作品だった。イラっとするぐらいの親父ギャグもここまで徹すると見事。
とりあえず雪子姫がとても可愛いというだけで見てたような気がしますが、最後まで趣味に走って一片の悔いなし!の姿勢には感心。
変な昭和ノスタルジーに浸らせてくれた作品でした。


6月25日分。

DOG DAYS【最終回】「約束」
勇者様カッコいいなあ。最後までみんなのことを気遣い、リコちゃんをなでなでしている姿に敬礼。
予想通りのハッピーエンドで、清々しいくらいのご都合主義を見たような気がします。帰還できる条件を勇者様がばらまいていったなんて、ねぇ。
でもまあ、勇者様の気遣い、そして想いがみんなを、彼自身を救ったってのは、この作品らしいですね。悪意とかまったくない世界に、最後まで心がクリーニングされました。
いやホント、好きだったんだけど、結局なんだったんだろう?という気持ちにもなりました。
あれだけキャラを投入した割には、勇者様と姫様とレオ様あたりがいればすんだ話じゃね?過剰な期待感をあおる設定だった割には、ほのぼの小作品にまとまってしまったのが残念。
いえ。好きだったんですけどね。