秋の日はつるべ落とし

とはよく言ったもんで、この頃日が沈むのが本当に早い。
この間、会社の会議室の窓からものすごい勢いで沈んでいく夕日が見えて感慨にふけっていたら、隣に座っていた同僚が言った。
「なんか今日、自転早くありません?」
ねぇよ。



11月15日分。



戦う司書 The Book of Bantorra「笑顔と仮面と死にたがりの男」
レイモンさんの人生に刻まれたノロティの正義パワーがキョーレツです。ひたすら突っ走るノロティちゃんの主張は、あまりにも真摯で一途過ぎて、ウザさを通り越して可愛らしく思えてきた。



夏のあらし!春夏冬中天城越え
佳代子さんやよゐさんの街中カラーバージョン。小劇場もいろいろがんばってます。
カヤさんてばケーキで買収された!あなたは甘いものでどんだけ人生を棒に振ってきたんですか。マスターのあけっぴろげな酒の飲み方は、よい子は真似してはいけません。しかしマスターまで跳べるようになると、収拾つかなくなりますよね。こいつらのせいで、時空が歪みまくっていないのでしょうか。
もしかしてこの騒動には小林茶碗の意志が働いていたのかと疑うくらい、茶碗は上手くマスターの欲望から逃げおおせて、自分の役割と安住の地を得ましたね。



聖剣の刀鍛冶「家族 - Family」
働かざるものシネ。ニート直撃なキャンベル家の格言は、お嬢様にも適用されるらしい。でもセシリーさんは、お貴族様なのにメイド服が異常に似合うので、結果オーライでしょう。この場合、ルークの言ったことは正当な褒め言葉であって、全力でパンチ入れられる理由はどこにもないです。可哀そうなルーク・・・
当然、お姫様一行も使用人扱いですが、前言撤回させてください。シャーロットちゃんはセシリーよりよっぽど使えます。苦労してきたんだろうなぁ。平穏で幸せな日々を心地よく感じ、とどまりたいと願ってしまうことに後ろめたさを覚える姿がけなげでした。



ミラクル☆トレイン〜大江戸線へようこそ〜「大江戸ミステリー☆トレイン」
悩んでる人が多いのは困ったことなのは確かだが、そんなこと言ってたら前らの存在意義がないだろう。駅たち。車掌の正体に妄想をめぐらすくらい輪をかけて暇な状態。想像力の翼を広げすぎ。車掌一家とかないだろう。
駅が車内を壊してどうする!という久々にシュールなセリフを引きだす両国くんの熱さが微笑ましくも鬱陶しい。というか、あんたたち、自分たちが擬人化した理由を知らんかったんですか。今まで疑問に思わなかったのか。そろってのんびりさんだなあ。結局、謎を振りまいただけで何一つわかりませんでしたが、やはりトクガワがラスボスですべてを知っているのかもしれない、という印象を残しました。
の割には、いつも散々な扱いされてますよねぇ。



11月16日分。


そらのおとしもの「電脳少女の転校生」
イカロスとニンフが転校生として現れる定番回。普通に羽を露出してますが、青少年は超常現象よりも可愛さの方にロックオンするものらしい。世話好きのそはらさんもはりきってますが、おふたりともご多分に洩れず万能な超生命体なので玉砕。でも、智樹がそはらに恋心がないことがわかって復活。うーん。イカロスはどうでしょう。そして、智樹も自覚してないだけのような気が。
イカロス先生の心打つ授業とノリノリなクラスメートのせいでウソ感動シーンが盛り上がり、こんなこともあろうかと、という先輩のお約束のセリフと雰囲気に背中を押され、重力のくびきから解き放たれた智樹に合掌(なぜ授業中のクラスに先輩と生徒会長がいるのかは謎)。智樹自体が超生命体なんじゃないかと思うほど、丈夫な奴です。智樹、この非情なクラスメートの中でよく生きてこれたなぁ。



11月17日分。


真・恋姫†無双陳宮呂布に拾われるのこと」
趙雲さん。インノウとかフグリとかより、金玉の方がまだ乙女言葉としてアリだと思うのですが、ワタクシ間違ってますか?
というこって、けなげな幼女登場。どう考えてもフランダース育ちな陳宮ちゃん。視聴者の涙を振り絞る過酷な彼女の人生は、昇天寸前で食い物の匂いで現実へと引き戻されたのでした。非常に説得力のある展開です。
よかったねぇ、呂布に出会えて。これまでの苦労が報われたよね。張飛も珍しくいいことしたし、やっぱフランダースの話はハッピーエンド版がいいや。



クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者「氷結!計算外の事態」
アイリさんは少年にすっかり翻弄されてますな。予告でメローナさんにナイスなツッコミを入れられてます。
いい子ちゃんぶった女が嫌いって、エリナさん。もしかして、レイナお姉ちゃんのこと、実はウザいとか思ってます?
ちゃらんぽらんでスレた感じのシズカさんでしたが、自分にはないものを持っているトモエ様のことは本当に好きだったのでしょう。そんなシズカさんの危惧をあっさり吹き飛ばすくらい、一瞬で決着をつけたトモエ様の強さと容赦のなさ。もうちょっと引っ張ってくれてもいいのに、シズカさんが弱すぎるという印象になってますよ。でも、セクシー自粛でシズカさん追悼に捧げられたEDを見てると、ずっと好きな人の傍にいられて、シズカさんは幸せだったんだろうなあと思えました。これでトモエさんがこの先あっさり負けたら嫌だなあ。



11月18日分。


NEEDLESS「A-B」
ギド先生若かりし頃の映像が蘇る。幻覚で再会した香澄さん、そして左天さんも、ギド博士の助手だったんですね。イヴに対する甘い扱いもその頃の名残りでしょうか。一方、アークライトさんが堕ちていった過程もわかりました。同時に生まれてこんな風に廃棄されたら、そらグレるわ。



11月19日分。


NEEDLESS「 A-A 」
適当につけた名前だと思っていたアダムとイヴですが、文字通り、新しい世界を創生するためのパートナーだったんですね。
というか、これが神父なのか?可愛い上に賢いぞ。結局、あの爆発でネジが吹っ飛んで、おバカで変態になったんでしょうね。真面目な子が道を誤ると、度を超えた変態になってしまうのでしょう。決してギド博士の教育のせいじゃないと思いたい。そして、小さなころからハイパーな言語感覚を持っていたイヴさん。記憶力の未発達はいまだに発達する気配すら見せません。彼女が「田」名前にこだわる理由が知りたい。
つまり、神とそのクローンの化学反応がブラックスポットを生み出したということでしょうか。でも、この悲劇のおかげで、アダムとイヴは神を創ろうとする傲慢な実験から解放されて、子供らしい自由な生活を送ることができたのでしょう。よかったよかった。



11月20日分。


戦う司書 The Book of Bantorra「沼と仲間と浜辺の貝殻」
本喰いが本を食らう姿がえげつなさすぎて恐かったです。こうやって能力だけじゃなく、ひとりの人が一生をかけて築いた歴史を咀嚼もせずに丸のみするなんて、まともな神経なら耐えられないだろうなぁ。
クモラちゃんもまた、エンリケに笑顔を教えてくれたあの男に救われた人間だったのか。本喰いの中のエンリケの戦いによって、ノロティちゃんは勝利することができた。笑顔を探し求めたエンリケには、すぐ傍にこんなにいい仲間がいたんですよね。生き延びちまえばいいんだ、とは泣ける名言でした。
でも、ハミュッツさんはそんなエンリケと闘う気満々のようです。



とある科学の超電磁砲「幻想御手<レベルアッパー> 」
美琴さんのぶりっこ演技に悶絶するに黒子さん。しっかりしろ。机に頭打ちつけ死するつもりか。
いまどき、あたいとか言う不良って希少価値ですよね。



11月21日分。


生徒会の一存「嫉妬する生徒会」
新聞部部長リリシアさん再び。そして、可愛らしい妹さんが登場。お姉さんのイタいところを容赦なく突いてくるしっかりしたエリスちゃん。案の定、会長は幼女に見下されてますが、会長なのでフォローのしようがありません。会長さん、もっと勉強しようね。ていうか、あんたどうやって高校生になったの?
リリシアさんはいつも、妹さんと一体どんな遊びをしてるんでしょう。汚い大人のロールプレイとか、終わりないしりとりからデッドリーな賭博まで、ハイレベルにマニアックなプレイすぎて、行く末が危ぶまれます。
ロリコンが全女性に見下される運命なのは必定とはいえ、キーくんの場合は、本当にハーレム展開の優柔不断男相手にみなさんが嫉妬しているように見えます。そんなモテモテなキーくんはキーくんじゃないやい!
なんとなく、キーくんは生徒会のメンツそれぞれに救われたことがあって、生徒会に執着してたんだろうなあ、ということはわかってきた。



うみねこのなく頃に 「EpisodeIV-III prophylaxis」
いやもう、エンジュさんのクラスメートの根性の腐り具合は驚愕に値する。煉獄の七姉妹ですら怒り出すんだから、大したものです。それでも救ってくれないとなれば、エンジュも信じられなくなって魔女修行から脱落するよなぁ。一方、気付かないふりをしていた自分勝手な母の振る舞いに対するマリアちゃんの怒りは、飽和点を一気に突破して殺意に昇華したようです。これは納得。
エンジュさん的には、魔法が存在するかどうかの判断は保留して、自分の中だけでは存在するというルールに落ち着きました。詭弁に近いと思うんですが、土台が曖昧な魔界にはそれが通る柔軟さがあるらしい。それよりも、あんだけ否定されて、それでもエンジュに対して好意的な七姉妹の態度が疑問です。魔族はあまり昔のことにはこだわらないものなのか、実は後でたっぷり仕返ししてやろうとか思ってるのか。