主人公を薄めたよりぬきインデックスを読んだ感想。

アクセラレータとラストオーダーに幸あれ。
つまりこれはアクセラレータの、彼女ができて友達も増えて毎日がハッピーです、という体験記なわけですね。
そして、やっぱり主人公の出番が少ないと気持ちよく読める。
というか、女の子の可愛らしさに比べて、男はどうでもいいのが大半を占めているような気がする。
もっとも、巷では人気のある主人公らしいので、私の感覚がおかしいんだろう。


とミサカはミサカは思ってみたり。



5月11日分。


ティアーズ・トゥ・ティアラ「非情の谷」
アロウンさんのもとへと馳せ参じた妖精のスィールさんは、魔王様をも絶句させる天然さん。案の定、責任とって一生養っていくという究極の窮地に追い詰められた魔王様。常識的判断力を持ち生活力もある魔王様ですが、常識人ゆえに苦労が絶えません。無能な上官を持つと兵隊は災難、ということで、同じくまともなオクタヴィアさんも苦労している。敵も味方も、常識人には生きにくい世の中のようです。



シャングリ・ラ「虚構戦線」
クェート、えらい扱いされてますね。そして米国はいつだってフリーダム。
子供相手に面と向かって可愛くないと言い切るところが、草薙さんの普通じゃないところ。オカマ、変態少年に続いて、草薙くんも、晴れて美邦様のお気に入りになりました。草薙くん、このメンツを知ったら悩むだろうなあ。



宇宙をかける少女「閉じた迷宮」
ゴビ砂漠扱いされてるベンケイは、それでもつつじについていく。少々足りないところもあって、犬っころのようです。
空気の読めないいつきさんにうんざりの元公安コンビ。その境遇に同情し、手を取り合うものの、いつきと関わって祟られたという結論にいたったのでした。いつきさん、いい人なんだけど、彼女を理解してくれる人ってのはなかなかいないもんですね。
箱に入れられた人間たちは確かに整然としているが、棺桶が並んでるみたいで、決して気持ちのよい光景ではありません。実際、秋葉を戦慄させますが、ナミは選ばれし者という言葉にご満悦のようです。とことん困ったお嬢さんだ。



5月14日分。


東のエデン東のエデン
東のエデンってサークル名だっんですね。妙な人間ばかり揃え、すご腕ニート平澤が運営するニートの楽園。結局、タッキーには、常にニートという言葉がつきまとう。この作品のテーマは、ニート社会をどうするか、ってことになりそうです。
一方で、ソーセージ切断趣味の変態セレソンもいたりして、アウトサイドの選抜基準は個性重視のようです。個性があればいいってもんじゃないし、本気で国を救う気があるのか、単に退屈しのぎなのかは判断の難しいところ。



PandoraHearts「深淵からの呼び声」
10年経ってもオズ坊ちゃんの方が立場が上。まあ、人間そう変わらないものなので、ギルはいつまで経っても受けのようです。主従の熱いやり取りのせいで放置されてるアリスちゃんかわいそう。



Phantom〜Requiem for the Phantom〜「過去」
クロウディアさんがサイスマスターを嫌ってるのは知ってたが、あからさまにハメにかかるとは思わなかった。ツヴァイにいろいろいろ吹き込んで、最終的にサイスマスターを裏切る方向にも持っていくつもりでしょうか?アインはサイスマスターに忠実に見えますが、彼女も案外クロウディアとつながってたりして。
記憶を取り戻しかけているツヴァイ。でも記憶を取り戻しても今さら堅気には戻れないですしねぇ。



5月15日分。


ハヤテのごとく!!「やきもちとか焼かれたてジャぱん
確かに、ハヤテくんとヒナギクさんのようなラブラブカップルぶりを目の前で見せつけられたら、青筋立てそう。ヒナギクさんとハムスターがよきライバル関係になってて、ふたりしてナギちゃんオールスルーですか。
お嬢様ひとりで留守番とは、ナギちゃんち、金持ちのくせに案外使用人少ないですよね。とりあえず、小さいお子様をひとりで留守番させるときは、ガスの元栓くらい締めときましょうね、マリアさん



クイーンズブレイド「約束〜森の番人」
自分探しの旅の中で、お嬢様レイナさんはノアの生き方から何か学んだようです。なのに締めがノーパンとはなんたることですか。というかレイナさん、それはマズいってことを結局指摘しなかったんですか?



戦国BASARA「略奪の梟雄 双竜月下の真剣勝負」
謙信さんとかすがさんってば、妖しい関係がどんどんエスカレートしてます。
もっとも、エスカレートしてるのは、ここだけじゃない。非常識な伊達家主従の前では、さすがの真田さんも常識人に見えるのですが、一部始終を屋根の上で見守ってるお館様はやっぱりおかしいです。そして、真田くんのふがいなさに怒りに燃えたお舘様の今宵のパンチはまた一味違う(武田さんちって、どのくらいの頻度で家屋修復してるんだろう)。熱っ苦しいエールの交換してる間にさっさと行動しろよ、という主従にいちいちお付き合いしなくてはならない佐助さんも気の毒ですが、彼は常にマイペース。こういう人間じゃないと、このふたりにはついていけないのでしょうねぇ。



5月16日分。


真マジンガー 衝撃!Z編「伝説!バードス島の機械獣!」
謎の女はドクターヘルの弟子で、ドクターヘルを裏切った人で、あしゅら男爵を生み出した人だったわけです。せっかく彼女があしゅら男爵を追い詰めたのに、甲児くんったら、役に立たないどころか邪魔してるんですもの。今のところ主人公としての活躍ゼロでは?



07-GHOST「光に通ずる正しき道は」
アヤナミさんは、テイトの力を使ってクーデターでも起こしそうだ。この人の直属の部下たちは、戦闘狂ばかりのようで、任務も楽しそうです。ヤバそうな人たちです。



戦場のヴァルキュリア「ダルクスの災厄」
義勇軍は相変わらず正規軍から蔑視されてるらしく、いくら戦功を立てても全く認めてもらえません。しかし、隊長たちは特に気にせず、考古学談義に花を咲かせる始末。どうしましょうか、この考古学おたくたち。しかし、考古学オタは帝国軍にもいました。義勇軍がピクニックに出かけるような場所で、フットワーク軽く現れたのは、こともあろうに総司令官殿。古代の謎がひもとかれる前に、戦端が開かれそうです。
イサラと純情少年ハンスくんの仲は進展するのか、というドキドキも加え、今回かなり面白い内容でした。



5月17日分。

夏のあらし!「他人の関係」
カヤさんって、面白いように乗せられる人だなあ。しかも、古き良き大和撫子なんで、男性にはまったく免疫なし。女性的な存在に生臭さと嫌悪感を覚える思春期少女の潤ちゃんも、命がけの恋をしている一途で不器用なカヤさんの姿を見て、未来への恐れがほんの少し和らいだようです。