土日分の感想をまとめるとすごい量になります。

そういやこの日記って、一日どのくらいの量書けるもんなんだろう。って前も書いたかもしれない。
そろそろ新アニメも始まるし、コツコツ更新するという原点に立ち戻ることができるような人に私はなりたい。



6月28日分。


テレパシー少女蘭「蘭、走る!〜ねらわれた街〜」
成績で負けたくらいで友達を敵視するのはどうだろう。蘭の能力を簡単に受け入れ、詳細を尋ねようとしない出来た彼氏もどうだろう(この子も能力者?)。一方で、蘭の家族の頭の中が、平和すぎてかえって薄ら寒さを覚えてしまう私は、多分純真な心を忘れてしまったのでしょう。やはり、この空気についてけなさそうなので、パスすることにしました。



PERSONA - trinity soul - 【最終回】「浮上する未来」
ばたばたとまとめられてしまったので、私の頭では完全理解にはいたらなかったのですが、諒お兄ちゃんは、結祈と洵を使って、自分たちの運命を狂わせた稀也の遺産、複合体を一掃し、くじらを海に返そうとしたということなんでしょうか?けれども、最後の最後で、洵を犠牲にすることはできず、慎が助けた、ということでしょうか?結局、お兄ちゃんは既に死んでいて、ペルソナだけが残っていたということ?無気力症の人々とか、行方不明の人たちは、あのままなんでしょうか?ペルソナという存在自体は消えたわけではないんですよね?真田とか戌井とか、謎なままだったなあ。
あまりにも謎が多すぎる作品で、明確な回答も用意してくれないので最後まで消化不良気味です。もっとも、私にとってのペルソナは、神郷兄弟や、めぐみと母親、拓朗と父親、あるいは叶鳴と友達といった関係がメインで、ペルソナの謎にはさして興味はなかったので、まいっかな、といった感じのラストでした。
慎が見た子どもの頃の諒は、誰にも見られないところで、ひとりで泣いていた。ずっとそのまま弱みを見せないお兄ちゃんとして生きてきた諒は、いつの間にか強くなった慎の姿に、自分の役目が終わったことを知り、安堵しながら、慎と洵に未来を与えて消えていった。お兄ちゃんはお兄ちゃんなりの幸せを見つけたのだろうと思いたい。
当初はつかみどころがないように思えた作品でしたが、こういった兄弟の関係や、親子や友達関係の独立したエピソードで、すっかり気持ちをつかまれてしまいました。実際、この作品は、大きな異変のない日常を描いている時が、一番生き生きしていたように思います。もちろん、ベストエピソードは「署長が消えた日」。これは外せないでしょう。そして、1クール目のEDのシュールさも忘れがたい。
面白かった、というよりは、奇妙に和んだ、と言った方が正しい作品でした。



狂乱家族日記「月曜日に猫を拾う」
あれ・・・・・・凶華様、どこ?
知らないキャラばかりが出てきて、どうしようかと悩み始めた頃に登場した銀夏さんお仕事仕様。つまり、過去のサイドストーリーなわけですね。拾った猫が朝起きると可愛い女の子に、というのは日本人男子大学生の5人に1人が経験するよくあるシチュエーションですが、実は彼は大学生ではなく偽学生であったというのは、斬新かつどうでもいい捻りです。真面目すぎて、それを評価している先生にすら痛い学生とか言われてる、気の毒なお兄さんは、猫ちゃんとふたりの生活に幸せを見出したのでした。
といった、ほのぼのエピソードを腹抱えて笑いながら見るのが土曜の夜の楽しみだとか言いそうな凶華様の出番はほんの少し。あなたあんなとこで何やってたんですか?鳳火さんとこの会社に捕まるまで、あんなレゲエな生活してたんですか?と、凶華様の当時の暮らしぶりが気になったのですが、メインはそこじゃないので、きれいにスルーされてしまいました。残念。次回の凶華様に期待。



あまつき【最終回】「高嶺颪の虎落猫」
鴇時の力技で、今様は浄化されて普通の狐になったということですか。中村屋のご主人を助けてくれたのは、主殿だったんでしょうね。それは、古木に敬意を払い、大切に扱ったご主人の気持ちと、人間とあやかし双方を慈しんだ主殿の気持ちが引き寄せた幸運。すれ違うだけの人とあやかしの気持ちがつながった、奇跡の瞬間だったんでしょう。今様は、やっと主殿の傍に行くことができたんですね。主殿に抱かれて幸せそうな今様の姿に、ジーンと来ました。
そうやって、ひと段落ついたのもつかの間。梵天だの銀朱だの、みんなして帝天に牙を剥こうとしてました、という急転直下の展開でいきなり終わりですか。原作がそれほど進んでないせいなんでしょうかね。この引張り方から判断して、二期をやる気はありそうなので、待つことにいたします。ただし、人とあやかしの共存というテーマだったのか、運命を操る巨大な力とそれに抗う者たちというテーマだったのか、核となるのがどこなのかがわかりにくい作品で、特に後者の話になってくると理解するのが大変そうな複雑な事情が絡んでいたので、続きをやるとしたら、今度はもう少しすっきりした、わかりやすい形で見せて欲しいです。



ブラスレイター「審判の日」
ヘルマンとアマンダは、幽閉されてたせいで融合体ウイルスから逃れられたのか。禍転じて福となす。でも、次々に感染していく仲間を見捨てなきゃいけないのは辛い。そして、融合体になることがわかっていても、人間で居続けようとする連中が泣かせます。特に、最後まで強気なアルが異常にカッコよくて、この期に及んで惚れました。ブラッドもヘルマンも、最後にいいとこ見せてくれたなあ。一方隊長は、心底人間やめてるなあ。前からその素質があったんだろうか。こいつを隊長にしたのが、そもそもの間違いでしょう。そして、ジョセフ。ホントにあんた弱すぎるわ。



二十面相の娘「避暑地にて」
せっかく、春華ちゃんの罪悪感を払しょくするいい話で終わりそうだったのに、白髪鬼がチコの外堀を埋め始めたので、またぞろ怪奇な展開になってしまいました。もっとも、トメさんの正気の取り戻し方から判断すると、ビンタの二、三発入れてやれば、春華ちゃんも探偵もすぐに元に戻りそう。てっきり洗脳手術くらいやってるんだろうと思ってましたが、割と片手間ですね、白髪鬼さんのやること。



純情ロマンチカ【最終回】「袖すり合うも他生の縁」
美咲くんはすっかりウサギさんの恋人でおっけーなんですか。完全に、けなげで可愛い恋人さんになってますよ。悪態吐きながら、結局ウサギさんに流されていくであろうことは確実。いいですよもう、このバカップル。どこまでも行っチャイナ。
当初、これをアニメ化すると聞いて、日本アニメは何かを捨てる気なんだと思ったけど、始まってみたら意外に面白いどころか、結構楽しみになってびっくりです。実際、大抵の人間が二の足踏むジャンルだから、嫌悪感につなげるのは簡単のはずですが、むしろ、そのハンデに奮起したせいなのか、非常に丁寧に作ってもらえた作品で、それを受け取る側にも好印象を与えてくれました。多分、今期放送の作品の中でも一、二を争うくらい、愛情を注がれていたんじゃないだろうか。もちろん、この分野で破格の人気を誇る原作のせいもあるのでしょうが、その魅力をきちんと伝えようと、投げることも茶化すこともなく、真剣に取り組んだスタッフに拍手を送りたい。そして、キャストの皆さん。いろんな意味でお疲れ様でした。二期があってもおかしくないような展開でしたが、このクオリティで作ってくれるのだったら、二期も大歓迎です。



6月29日分。


コードギアス 反逆のルルーシュR2「ラブ アタック!」
咲世子さん、ルルーシュのキャラクターを間違えすぎです。あれだけ近くにいて、あなた一体今までルルーシュの何を見てきたんですか?女関係の予定入れすぎですよ。女音痴の問題以前に、普通の学生にだってさばききれない予定なのに、この人、一応でっかい組織のヘッドだったりするんですよ?いっそ咲世子さんが女方面を一手に引き受けたほうが上手くいくんじゃないですか?
「これじゃ人格破綻者だよ」って、ロロよロロ。お前は一体今までルルーシュの何を見てきたんだ?ルルーシュは、非の打ちどころのない人格破綻者ですぞ?
ここまでで、ルルーシュの人生設計が音を立てて崩れ始めてるのに、ここぞとばかりにカオスを加速するようなイベントを考えるのが、会長のお茶目さんなとこ。そして、キューピッドの日、と銘打たれた、タイトルも中身も昭和初期なイベント当日。女たちとの関係を一挙に清算しようと目論むルルーシュ。嫉妬しまくりのロロ。ダメ人間ルルーシュを立ち直らせようとするシャーリー。会長にアタックを決めたリヴァル。ルルーシュ総攻撃の狼煙を上げる会長、と予想通りの混乱の中、咲世子さんの身体能力の高さがまぶしく、ナイトメア出してきてるアーニャの思い切りのよさが可愛らしく、ブリタニア軍は翻弄されっぱなし。ジノさん、庶民の学校がいつもこんなことしてると思ったら大間違いですよ。というか、アッシュフォード学園、よく存続してるなあ・・・
ヤバくなったらすぐギアス、とばかりにルルーシュもロロもふたりしてギアス使いまくりで、ドラえもんポケットより安いツールになりさがってるギアスさん。そんなことやってると痛い目見るのはのび太っちが証明してる通り。ジャイアンこと我らがジェレミーが、便利なキャンセラー能力を引っさげて参戦。おかげでシャーリーは、やっと偽りの記憶から解放されたのでした。長かったなあ。大変だぞルルーシュ。デートコースなんか構築してる場合じゃないぞ。大体、それはそんなに大事なことなのか?世界掌握作戦行動に関係してるのか?それとも、単にデートコース構築したことないので困ってるだけか?だとしたら、世界を手に入れるのは諦めた方がいいぞ。まともにデートを演出できない男に、人口の半分以上を女が占める世界をなんとかできるわきゃない。
とりあえず、ご健在だったコーネリアさんと、会長の華麗な未来に乾杯。



隠の王「眠らない学舎」
甲賀編というか学園編スタート。メイン総入れ替えで別のアニメが始まったのかと思ったくらいがらりと雰囲気違いますが、壬晴くんたちは今日も元気に生きてたようです。小太郎さんの女装かと思った生徒会長に、やる気のない案内人のしじまちゃん。そしてなぜ学生服着てるのかわからん肝っ玉母さんの甲賀三人衆に対するは、へなちょこ先生たち一行と灰狼衆のみなさん。相変わらず社会人として問題ありそうな先生は、騒いで会議室を追い出されてるわ、雪見さんと雷光さんは、忍びの癖に偵察簡単に見つかってるわと、どちらもダメさ加減で甲乙付けがたい。いや、先生に負けず劣らず甘い雪見さんに、小粋なナイトウェアを披露してくれた雷光さんのコンビの方が一歩リードしてるかもしれない。なんとなく思ったんだけど、雷鳴ちゃんは、あの事件がなくても、雷光さんから離れていったような気がする・・・



ネオアンジェリーク Abyss【最終回】「帰還、そして…」
やっぱ最後はアンジェでしょ。不利な状況から一気に逆転。翼で走りまわるアンジェリークさんに微笑みを抑えきれないのは私だけではありますまい。アンジェリークさんの本気を見た。そして、一瞬で片がついた。
所変わって日だまり邸。疲れて居眠りしているアンジェにブランケットかけるだけかよ。ベッドに運んでやれよ。相変わらず気の利かない男どもだなあ、などという微笑ましい光景の中、突然ニクスさんのブラック化が始まり、邸は日に包まれ、ついにエルヴィンがその正体を現した!
って、いくらすぐ二期が始まるとは言え、こんな暗い終わり方しなくてもいいのに。