気がつくとあらかた終わっていた今期のドラマ。

結局、きちんと見ることができたのは、パズルとキミ犯人じゃないよね?の二本だけでした。
キミ犯は、伏線を過剰なくらい回収してくれたし、ワンパターンの安心感と面白さを再確認させてくれた、気持よく見ることができた1本でした。
一方、パズルの方ですが、トリックにおける仲間由紀恵の舌足らずな啖呵の切り方がいかにハマっていたかに気づかされました。石原さとみも悪くはないんだけどね・・・



6月23日分。


ソウルイーター「恐怖に負けない勇気〜マカ=アルバーンの一大決心?〜」
久しぶりのアンジェラちゃんは相変わらず可愛いらしく、相変わらずミフネと仲が良くて微笑ましい。
魔女の世界もいろいろあるらしく出る杭は打たれるが、メデューサさんに因縁をつけるなんぞという身の程知らずな小者が大変な目に遭うのは自業自得。シュタイン博士は、メデューサの正体を知ってるのでしょうか。知ってて楽しんでいるようなところがありそうですね、この人なら。
そんなシュタイン博士も、ブラックスターの能力や性格をちゃんと把握し、なおかつ的確な方向性を示してあげることができる、いい先生なんだよなあ。でもイマイチうさんくさく思えてしまうのは、やっぱり変態成分が入ってるからなんでしょう。素直にシュタイン博士のアドバイス聞いて、度を超えた修行しているブラックスターが好きです。
で、マカちゃんですが、ついに恐怖に向き合って、決意を新たにしたようです。でも、傍から見ると、単に男の子の体を触りまくっているようにしか見えなくて、どうしようかと思いました。ソウルの方は、シュールでスタイリッシュな悪夢に苛まれ、ダークサイドに引き込まれそうで引き続きヤバい。
今回一番の驚きは、ソウルの部屋は、キッドが耐えられるレベルだったということでしょう。よっぽどきれいな部屋なんだろうなあ。案外真面目そうな奴ですからね。



ヴァンパイア騎士「純血の誓い〜プライド〜」
千里と莉磨の荒んだ関係が妙に好きになってきた今日この頃。
優姫ちゃん、零を助けるためにまりあに血液提供。その上、零にまりあの血を吸えってのは、零を思ってのことだとはいえ、残酷です。好きな女の子に、別の女の子を紹介されたような気分だろう。まりあは、そんなふたりに嫉妬して、優姫を支配下に置こうとする。要するに、よくある三角関係ですね。
一方、壱縷はやはり人間のままらしい。結局、まりあが血を吸ったのは零だけだったというのは、さぞ屈辱的なことだろう。その上、まりあが死んでしまったら、壱縷の零に対する憎悪もいや増すってもんです。しかし、まりあが死んじゃったら、零をレベルEから救うことはできないんじゃないでしょうか。大体、玖蘭はなんでまりあを殺したんだろう?純血種たちのやりたいことも言ってることも理解不能です。玖蘭の言う「恩返し」は、理事長に対するものだろうし、「手駒」は取り巻きたち。では、まりあが零を手に入れるためにこの学園に来たように、玖蘭はやはり、優姫を手に入れるつもりなのか。



我が家のお稲荷さま。「お稲荷さま。旅行する」
福引で温泉旅行を当てるというお約束をやっちゃうところが、クーちゃんが腐っても神な所以。一方、旅行の嬉しさが、ご飯作らなくていいんだー、に集約される昇くんの境遇に、改めて涙が出てきた。ただし、昇くんに彼女がいないのは、単にニブいからだとおもいます。思っててくれる子ならちゃんといるんですから。人間外に惚れられた透くんの方が気の毒ですわ。
射的の景品ごときに全精力を傾けている天狐様が情けなかったです。



6月24日分。


RD 潜脳調査室「光のない朝」
先天的盲人用の擬体開発は大変なんですね。そんなに感覚に違いがあるとは知りませんでした。
一番わかりやすい形で、障害はひとつの個性という考え方を提示していた話でした。素晴らしい芸術家が消えて、ひとりの少女が生まれた。彼女の作りだす作品を愛していた人たちにとっては大きな損失ですが、果たして彼女自身にとって、この変化は損失になるのか。これから、今の彼女にしかできない新たな道を見つけるのか。あるいは、新しい作品を生み出すことができるようになるのか。どちらにしても、彼女なら、変化をプラスに変えていけそうですね。



秘密〜The Revelation〜「来訪者(前編)」
やはりこの作品は、見せ方が下手糞だということを再確認してしまいました。貝沼の犠牲者の無残な死体は、それなりにきちんと見せたりしてがんばってはいたと思いますが、原作で背筋に寒気を覚えた、画面の中に貝沼が現れた場面が、緊張感も衝撃もないものになっておりまして、まあどうしましょうと。後半の見せ場のひとつ、貝沼の動機が明らかになる場面も期待できないのでしょうか。



6月25日分。


クリスタル ブレイズ【最終回】「EPISPDE・12」
街を揺るがす大規模な危機だったはずなんですか、最後まで緊張感のない展開だったような気がします。結局、サラはどこの誰だったのでしょう?サラとキリエの関係って何だったんですか?何で、何もなかったようにみんな日常生活に戻ってるんでしょう?気の毒なのは、犠牲になったソフィアばかりなり。たぶん、ハードボイルド探偵ものをやりたかったんでしょうけど、脚本が薄すぎて、演出もやる気なしなので、何をやりたいのかわからない作品になってました。
とりあえず、キャストのみなさまに、心の底から、お疲れ様でしたねえ、と言いたい。



6月26日分。


今日からマ王!「小シマロン王サラレギー」
陛下、どんだけ饅頭持ってきたんですか?やっぱ日持ちのする温泉饅頭だろうか?
偽大賢者の罠にあっさりはまる、浅はかなマ王御一行様。そして、小シマロンにあっさり反撃される、浅はかな偽大賢者御一行様。頼もしいのは勇者様とTぞうくらい。あるいは、サラレギーさんのみ。アニメ版のサラレギーさんは、原作のわがまま坊主と大違いの落ち着いた方ですね。とは言え、おバカさんな陛下はあっさり騙されてますが、サラさんが誠実なキャラのはずもなく、黒い思惑が見え隠れしてます。コンラートさんは、あからさまに不審そうな視線を送ってますが、陛下がサラの本心に気づくのはいつのことやら。
そして、次回は地球。しかも、今さら感のある人格入れ替わりというお約束。やることなくなってきたのか。基本に立ち戻ろうとしているのか。これまで目立たなかった勝利兄ちゃん登場に期待しましょう。



アリソンとリリア「そして二人は」
初めて出会ったアリソンは妖精さんだった。それがヴィルの運の尽き、いや運命の始まり。
優秀な人材を誘うのは当然のことですが、アリソンの父親がそれをやっちゃいかんだろう。これだけ娘を悲しい目に遭わせておいて、まだ足りないのか。ここまで来るのに、アリソンがどれだけ苦労したと思ってるんだクソ親父。女の子はなあ、大好きな人に傍にいて欲しいもんなんだぞ。アリソンも、物分かり良さすぎだ。ああ駄目だ。ヴィルの身勝手さに吐き気がしてきた。大体、世界の命運握ってるわけじゃなし、ヴィルがいなくてもどうにかなることはなるんですよ。
そして時は流れ、アリソンさんの娘さん、リリアちゃんの出番です。ヴィルは姿も声も変わって、アリソンのところに出入りしてます・・・って何だかなあ・・・。きっと原作をすっ飛ばしてるんだろうけど、とてつもないもやもや感が残りました。
ベネディクトさんは、双子の父親か。ここんちは、変わらず平和にラブラブで癒されるわ。



図書館戦争【最終回】「図書館ハ誰ガタメニ」
世論は勝手です。メディアに簡単に踊らされます。腹を立ててもしょうがない現実ですが、フジの自己批判ならちょっと感心。
稲峰指令の言葉が重く、笠原のメディアに対する言葉に彼女の成長が見られた最後でした。確かに、ハッピーエンドの最終回らしい最終回ですが、これは原作と比べてどうなんでしょう?また手塚のお兄さんが権力にものを言わせてたりして、完全にすっきりはしませんでしたが、原作を無理やり1クールに収めたからこんなことになったんだろうと思っておきます。
取りあえず、特異な状況で繰り広げられた、前向きな女の子の熱血恋愛ストーリーとして、1クール楽しませていただきましたことには感謝いたします。



6月27日分。


マクロスFRONTIER「ファステスト・デリバリー」
難癖つけようと待ち構えていたゼントラーディさんは、シェリルの体調不良で攻撃開始(キノコがお膳立てしたことなんでしょうね)。反撃しようとしたアルト姫大ピンチ。ここは一発踊ってみるっきゃないというところで、ランカちゃんがデリバリーされたので姫の出番なし。よくVFに乗ったままで歌えるもんだ。ゼントラーディのみなさんは、今でも変わらずミーハーなんですね。一見シブいゼントラーディのおじいさんですら、芸能情報詳しいし(超時空シンデレラというキャッチフレーズが付いていたとは知りませんでした)。しかも、ランカちゃんです!って、じいさん。キャラに合わないにもほどがある。まあ、ランカちゃんはゼントラーディの血が入ってるんだから、ゼントラのみなさんにとっては、おらが種族の大スター様になるんでしょうね。一方、ゼントラ軍を先導していたお兄さんは、アルトくんの個人的な八つ当たりで撃墜されてしまいました。このお兄さんの反抗期な行動は好きですが、キノコの意のままに動いていたことを考えると情けない。
ミシェルんちは便利なもの作ってるなあ、と感心してたら欠陥品だったのでやっぱり情けない。でもおかげで旧マクロスが見つかって懐かしい限り。EDの「愛・おぼえてますか」と相まって、嬉しいサービスでした。