終了アニメ作品。

一通り最終回を迎えたわけですが、今期終了作品は、二期が控えていたり、二期をやる気満々だったり、原作が途中だったりするものが多かったせいか、全体的にすっきりしない終わり方だったように思います。やっぱり最終回なら最終回らしく、あー終わった、という達成感と寂しさを感じさせる内容にして欲しいものですが。
その中で、一番最終回らしかったのは、紅だったような気がします。
何もかも解決したわけではなかったけれど、紫という少女の成長物語として捉えると、一話から最終話にかけて、目に見えて変化した紫の姿のせいか、十分に満足の行く最終回でした。



6月30日分。


ソウルイーター「魔眼の男〜ソウルとマカ、ズレゆく魂の波長?〜」
シュタイン博士がマカとソウルに課したトレーニングが凄まじい。魂の共鳴をより確かなものにするためにお互いの欠点を言い合うなんて、どう考えても逆効果になりかねない。私としては、殴り合って河原に寝転がる、という古典的な儀式の方がお勧めなのですが、案の定、ふたりの仲が大変なことになりました。足首が太い、は女の子に向かって決して言っちゃいけない言葉ですよ、ソウルくん。ぎくしゃくするふたりに気を遣うツバキちゃんが気の毒です。
そのふたりの前に現れたのが、メデューサが放った刺客、魔眼の男。バカだが強い魔眼の男は、マカとソウルを窮地に追い込むものの、強いがバカな魔眼の男なので、自滅しました。マカとソウルも、コンビネーションを取り戻せました。なんだったんだ、魔眼の男・・・。
とりあえず私としては、ダメダメなふたりを一喝する一方で、ブラックスターに対する辛辣な評価を交えた惚気を吐いちゃってるツバキさんに夢中です。ブラックスターもいいときに復活してちょびっとカッコいかったし、このコンビ見てると安心するなぁ。
ソウルはマカの中に黒い血を侵食させてるってことでしょうか。次が明るい話のようなので期待。



ヴァンパイア騎士【最終回】「真紅の鎖〜リング〜」
まりあと壱縷は、お互いの存在でお互いの心の穴を埋めようとしていたのかもしれませんが、まりあが、彼女なりに壱縷を大切に思っていたことも確かでしょう。まりあにとって壱縷は、零や愛した人間の身代わりであったのかもしれないけど、壱縷自身に対する愛情もあったからこそ、彼をヴァンパイアにしなかった。ヴァンパイアは、人間よりも強い生き物ですが、同時に脆い生き物でもあった、と。
同種の血を吸う事で、純血種はより大きな力を手に入れることができるから、まりあと玖蘭はお互いを殺りたがってたということでしょうか。ハンターとヴァンパイア双方から追われていたまりあがこの学園に来ることができた背後に理事長がいるのは間違いないですが、ではなぜまりあを受け入れたのかというと、玖蘭に与えるためなのかもしれない。とすると、理事長と玖蘭は組んで何をしようとしているのか。玖蘭が絶対的な力を手に入れて、ヴァンパイアを支配する。そして人間と手を結ぶとか?とりあえず、玖蘭がまりあの血を飲んだんなら、零は玖蘭の血を飲めば助かるということか。
と、1クールかけてやっと序章らしきものが終わった感じなんですが、そこで幕を閉じられても困る。二期が決まっていると分ってても、最終回らしく見せる努力をしていただきたいものです。



我が家のお稲荷さま。「お稲荷さま。女子高生になる」
高上家のお父さんは、バスの運転手さんだったのか。優しそうだが、頼りなさそうな運転手さんのような(バス停を飛び石しちゃいそうだ)。
昇くんの学校の学園祭。クーちゃんは、いつものごとく奔放なので、佐倉さんの中では妄想が膨らむが、昇くんはまったく無自覚。一方、透くんは優しげなシスターに宗教勧誘受けてたりします。そしていきなり現れるクーちゃんの悪友、天狐の玉耀さん(わかりやすい漢字説明ありがとう)。彼が語った怪しげな鬼の動向。そして、前から妖しげな行動をしていた昇くんの同級生の女の子も、いよいよ動き出しました。今回ばかりは、佐倉さんの心配も杞憂ではなさそう。さすが2クール目突入だけあって、わかりやすいくらい新キャラと新展開の予兆が続々登場の、妙に込み合った話でした。



7月1日分。


RD 潜脳調査室「もうひとつの海」
波留さんに歴史ありという話。波留さんは、ミナモちゃんのお祖母ちゃんとご友人だったんですね。それが、ミナモちゃんと波留さんの相性がいい理由のひとつなのかもしれない。



秘密〜The Revelation〜「来訪者(後編)」
青木と薪さんのヘリのシーンって、原作ではかなり笑ったんですけど、アニメだと崩れないですね。このヘリの中のふたりの攻防の方がメインで、その後の少年のくだりは付け足しみたいなもんなんだけどなぁ。おもろい青木くんを見たかった・・・。
そしてこのまとめ方ですが、スズキさんが死を選んだ理由が、薪さんに宛てた貝沼のメッセージを見せないためであったという部分がわかりにくくて、単に貝沼の殺しの映像を見せたくなかったみたいになっちゃってませんか?なのに、薪さんは鈴木さんの頭を撃つことができなかった、という部分もボケてるような気がします。多分私、原作見ないでアニメ版だけ見たら、その部分を理解することはできなかったと思います。うーん。困ったもんだ。
だがしかし、チョーさんのおかげで、貝沼の不気味さだけは存分に楽しめました。