この週末のホットな話題。

どこいつのトロが「トロ・ステーション」でトロックオン・ストラトスと名乗ったらしい。
そんなどうでもいいことが心に残る今日この頃。



5月10日分。


PERSONA - trinity soul - 「帰還者」
先週のラストは何だったんだと思うくらい、洵が普通です。でも、時々結祈にスリップしているようなところであるので、結祈が洵のふりをしているんじゃないかという気もします。
行方不明になった人が別人格で戻ってくる一方で、無気力症の人間も別人が乗り移ったような現象が広がっている。つまり、魂と肉体が分離してしまっているらしいです。山咲さん(謎の少女バージョン)が伝えるくじらの異変が関係しているのだとしたら、くじらというのは、どこかで人々を永遠の眠りにつかせている世界なのかもしれない。くじらの異変によって、眠っていた人々が目覚めてしまったけど、その過程で魂と肉体が分離して、ランダムに組み合わされちゃったとか?くじらの異変は、稀也じいさんの実験のせいでしょうか?山咲さんの言う、諒が「くじらと一緒」というのは、くじらの世界にいるということか、それともくじらそのものになっているということか。
その現象の当事者となってしまったのが、拓朗くん。ついに彼のアフロ髪のヒミツが明らかに、というか、家族を置いて行方不明となった父親が帰還した。他人の借金を背負って姿をくらました拓朗のお父さんは、絵に描いたようなロクデナシの父なんかじゃなく、きっと優しい、弱い人だったのでしょう。だから拓朗も、置き去りにした父のことを恨みながら、それでも、父が熱く語ったサイクロイドVのDVDまで揃えちゃってたのでしょう。父との思い出というだけじゃなく、いつの日か、父と一緒に見ることができることを、心のどこかで望んでいたのかもしれない。こんな風に、自分や母がどれだけ父のことを愛していたのかを伝えたかったのかもしれない。
つかの間の再会を果たし、最後の言葉が、「サイクロイドVは深いぞ、拓朗」とは、どんなにヲタクなお父さんだったのか。あらゆる意味で泣かせる話です。拓朗のお友達までサイクロイドV上映会になだれ込ませるそのパワー。これが究極のヲタ布教というやつか、としんみりしてしまいました。
で、お父さんは、昇天したんだろうか。それとも、またくじらの眠りについたんだろうか。



狂乱家族日記「サバイバルハネムーン」
凶華様、自転車乗れるまで二カ月かかったのか。意外な運痴努力家の一面を知って、惚れ直しました。
今回はハネムーンだけあって、凶華様の魅力お徳用パックのような展開。旦那様のストレートな告白に、思わず戸惑って照れちゃってる凶華様も凶悪な可愛らしさでしたが、何よりも、旦那様をラブコメの魅惑の罠で虜にしようとしている凶華さんが、バカ可愛くてメロメロです(お間抜けで笑える深夜アニメを鑑賞しビールをかっ食らう時間の豊かさをご存じとは、さすがです)。そして、「娘を助けるためなら、いくらでも奇跡を起こしてやる!それが親だ!」と言い切る凶華様は、凛々しい母親でございました。その後の優歌ちゃんの反応に、リモートで律儀にコケて、それをわざわざ自己申告されるところもタダものではない。
と、凶華様総まくりですが、銀夏さんを絡め捕る気満々の千花ちゃんとか、非常事態でも慌てずクールな上、寿司まで食し字まで書けるインテリくらげ、月香さんとか、いじりがいのありそうな新キャラピエールとか、見どころ満載でした。謎のサルの軍団に拉致された優歌ちゃんですが、きっと乱崎家のみなさんが助けてくれるに違いない。
毎回、EDが凝ってますね。



あまつき「澪標」
空腹で己を戒めるという発想自体が可愛いですよ、朽葉さん。つまり、上手く生きる塩梅を心得てる鴇時の強かさが朽葉ちゃんの気に障ったんですね。朽葉にかかると、ルソーさんも坊主のひとりになっちゃうんですねえ。平八と露草のコンビが面白いことになってて和ませてくれました。
しかし、紺も白紙の者だったとなると、白紙の者の存在がよくわからなくなってきた。未来の歴史に書かれていないから特異の存在なのかと思ってたけど、紺の代わりにすぐ鴇時が来たとなると、割と取り換え自由な存在なのかもしれない。でも、それを取り換えてるのは誰なのか?帝天の意思なのか?帝天と白紙の者、天網上書きしたもの勝ちということでしょうか?そうなると、きりがなさそう。



ブラスレイター「悪魔を憐れむ歌」
なるほど。融合体になると周りの人間が融合体に見えて、それを倒そうとするので、凶暴化したような状態になるんだ。しかし、この状況って、ヘルマンがジョセフを思いっきし逆恨みしそうなパターンではないですか?ゲルトも、ジョセフに後始末を頼んだんなら、それを宣伝しておけばいいのに。しかも、マレクの希望まで潰しやがって、ひとりだけ満足して逝ってんじゃないですよ。と、ゲルトに怒りが湧いてくる状況でした。弟の友達も自分の非を反省してるんだから、誰かきっかけを作ってやれば、すべてが上手く転がりそうな状況なのに、なぜか悪い方向への連鎖が始まりそうです。



仮面のメイドガイドジッ娘メイドは振り向かない」
女性に向かって「贅肉」という前置詞をつけるコガラシさんは吊るしてもいいと思います。
実の母を死の恐怖へと突き落とすなえかさんの料理の美技に酔いな、というお話。近年まれに見る恐怖譚でした。なえかちゃんの行動が怖い。怖すぎる。でもそれでお母さんが健康になったんだったら、ある意味、母の日合わせの親孝行エピソードなのでしょうか?人間の生命力って凄いよね、という話かもしれない。そして、無理なダイエットは冗談じゃなく死にます、という教訓話でもありました。死して屍拾うものなしのメイドさんは大変だとは思いますが、今回はフブキさんが一貫して間抜けなことやって墓穴を掘ったようんが気がしなくもない。とりあえず、水分出しただけで、背の高さ、目の大きさまで変化する、幸助のデタラメな体質をなんとかしてくれ。身長の分、目の分が全部贅肉にメタモルフォーゼしてるということか。



二十面相の娘「花形リリイ」
チコにとって初めてと言っていい同年代の友達。しかし、彼女の仕事は、その友達を裏切り、彼女の父親を窮地に陥れるもの。二十面相に対する異常なくらいの傾倒ぶりで、チコが友達と仲間のどちらを選ぶのかは明白でしたが、チコにとっては、初めて自分が選んだ道の重さを感じた瞬間だったのかもしれません。
しかし、あのラストは何でしょう?アンジーは最初から虎の仲間だったんでしょうか?それとも、裏切られて復讐でも誓ったということ?



純情ロマンチカ「会うは別れの始め」
私と仕事とどっちが大切なの、というまんまの状態。どんなに乙女ちゃんなんですが、この助教授。挙句、職場で痴話げんかですか。どうせ野分はちゃんと上條に留学のこと言ったのに、上條が聞いてなかったとかなんだろうなあ。