経験者の有益なアドバイス。

実家から送られてきたクール宅急便の中身を知らされていなかったので、中身をがっし、と掴んだ。
毛ガニだった。
気をつけろ。毛ガニをがっし、と掴むと血だらけになるぞ。



4月27日分。


ヴァンパイア騎士「懺悔の牙〜ファング〜」
ヴァンパイアって写真に写るんですか?そもそも、この舞台って日本じゃないの?学校を見る限り、現代日本だと思ってたんですが、街が明らかにユーロピアン。でもラーメン屋があったりするこの場所が、欧州の日本テーマパークなのか、日本の欧州テーマパークなのかはさておき、しけた面してるだけでサービスしてくれる、太っ腹なラーメン屋店主に乾杯。
すかした学園のヴァンパイアとは似ても似つかない、獣のような「堕ちた」吸血鬼たち。零は家族が殺されたときにヴァンパイアになったんですね。しかも理事長は、ヴァンパイアものに欠かせない元ヴァンパイアハンター。今回は、楽園のような学園の外に広がる終末世界がアクセントの、耽美ホラーを楽しませていただきました。



我が家のお稲荷様。「お稲荷様。登校する」
高上兄弟の新学期。昇くんは、家に留守番させてきたクーちゃんとコウちゃんのことが心配で気が気じゃありません。もっとも、それが全然杞憂じゃないんで、昇くんに同情せざるを得ません。コウちゃんは一般家庭家屋を破壊しそうな勢いで家事に勤しんでるし、クーちゃんは学校に来ちゃいました。
異端が学生さんとかかわる設定では、必ず挿入される定番の学校訪問エピソード。問題は、そこにどんな独自色を出すかということなんですが、この場合、昇くんに恋する同級生少女の妄想爆走という形になりました。これはまた、なかなか強烈な独自要素だ。
しかし、クーちゃんは神様だからまだわかるとして、コウちゃんの浮世離れぶりが非常に心配です。



4月22日分。


RD 潜脳調査室「リダイブ」
波留さんが情熱を傾けている姿に、彼が上手く潜れるにはどうしたらいいか、って真剣に悩んじゃうところがミナモちゃんのいいところ。彼女の言う、「安心安全」は、焦って気負って挑むのではなく、自信をもって臨むことができる状態を作るということなのでしょうか?彼女が波留とコンビを組んだことは、一種のバディシステムとも考えられるわけで、彼女の心が傍にいることで、彼は安心してダイブすることができるのでしょう。



秘密〜The Revelation〜「トップシークレット(後編)」
謎のテロリストのあんなはっきりしたカメラ目線写真があるんだったら、全然謎ではないんじゃないか?大統領の娘に接近してる人間だったら、詳しく調査してるはずじゃないか?大体、SPにそんな変な人間が?まあ、大統領府がすべて企んだんだとしたら、それもアリかもしれないか。
しかし、大統領が男好きという秘密を隠そうとしてたとか、青木は実姉が好きだとか、この作品のキャラクターたちはみんな、どんだけ倒錯的な秘密ばかり抱えてるんだか。



4月23日分。


クリスタル ブレイズ「EPISPDE・03」

行方不明の少女とガラス少女の行方。この街ではいろいろ起きているのに、画面から目が離せなくなったのは看護師さんの女王様衣装だったというところが、自分がダメなのか、作品的にダメなのか。で、その衣装で一体何をするんですか?



4月24日分。


今日からマ王!「グレタとユーラム」
億面もなくグレムリンインスパイヤしたお話でした。
陛下は変装してお忍び下町見学。って、髪も目の色も変えてないので変装になってない。とうとう変装を描くのすら省略するようになったか、スタッフ。気い抜いてるなあ。上様がまたまた一言もしゃべらないで退場というところも、手抜きの印象を残します。何ですか、先週から続くこの寸止め感は。子犬を欲しがるグレタ相手に、すっかり親バカぶりを発揮してるお父さんたちと、クマハチに頭部をはずされても抵抗できないコッヒーに和みました。
しかし、この一件に黒幕がいるとなると、やはりあのお方でしょうか?



アリソンとリリア「二人のいる世界」
敵のカー少尉は、軽いだけじゃなく腕も立って、やることも男前。そのカー少尉もアリソンたちに協力して、やっと見つけた洞窟に描かれていたのは、長きにわたる論争、その果ての戦争の答えを出す恐ろしい遺跡だった。戦争が始まった理由は、傍目には馬鹿げたものでしたが、戦争なんてものは、信じるものが違うというだけで、簡単に始まってしまうものなんですよねぇ。あのおじいさん、伝説のマクミラン中佐は、彼一人が背負うには重すぎる真実の前で、それでも未来のために、仲間たちを犠牲にして生き残った。彼が亡くなった時の仲間たちへの言葉にどれほどの想いが込められていたのか、今になってわかりました。だから、未来も託されたヴィルもまた、あえて銃を手にした。
何万もの人々の命とその未来を背負うことからやっと解放された、マクミラン中佐のご冥福を祈らずにはいられません。彼が最後に自分の遺志を託すべき相手として選んだアリソンとヴィルが、その責を立派に果たしたことは、何よりも彼へのはなむけになったことでしょう。しかし、4話にして戦争に終止符が打たれるとは思っていなかった。戦争の禍根がそう簡単になくなるとは思いませんし、戦後の世界でアリソンとヴィルは、一体どんな物語を見せてくれることになるのでしょうか。



図書館戦争「小田原攻防線」
手塚くんってば、堂上に突っかかるくらい笠原に惚れこんでいたとは、極端から極端に走る奴だなあ。しかも、堂上の思惑とは裏腹に、笠原にはしっかり危険が迫っているようなので、意味ありませんでしたな。放棄用の書籍まで持ち込んで、落とし所を用意しているのが、この戦いのバカバカしさを物語っていますね。大体、良化隊って単なるテロリストだよなあ。



紅「才物」
紫ってば、どこまでけなげな子なんだか。真九郎を責めるのではなく、勝手なことをした自分を反省するんだから。子供だったら、置き去りにされたことや危ない目にあったことを怒ってもいいはずなのに、頭が下がります。しかも、名家のお嬢様が掃除までするか。一体どれだけ私のツボをくすぐるつもりだこの小悪魔。
真九郎がこの仕事を始めた経緯や、彼と村上さんの過去も明らかになりましたが、何よりも、初めてちゃんと登場した紫の母親の想いが心に残りました。きっとこの人の育て方が、決して流されず、しっかり真実を見極め正義を貫こうとする紫の人格を作ったんでしょうね。彼女の願いどおりに、紫はちゃんと外の世界で幸せを見つけていますよ。