金は人の心を豊かにします。

今月の給与明細を見て、ほっこりとした気分になりました。今なら誰にでも優しくなれます。



牙-KIBA-「迷える救世主」
ゼッドはとことんノアには弱い。ドルガーがノアだと分かって、ショックでアミルガウルも奪われちゃいました。まあ、親友の優等生メガネくんが、突然似合わないパーマにグラサンで不良デビューとかしたら、誰だって心配になりますよね。ところが、ノアさんは力を手に入れるという野望に目覚めてしまってるので、ゼッドくんの友情の言葉にも耳を貸さず、上手いことたらしこんだミレットからキースピを手に入れようとします。とはいえ、所詮は優等生くんなんで、女心が分からずに焦ってゴリ押ししてドン引きされる。対して、お前が背負いきれない運命は俺が背負ってやる!と啖呵きるゼッドの男前度が光ります。ミレットもさすがにゼッドに傾きかけたのに、ジームが無理やりキースピ集めてタスカー様降臨。
その頃、ロイアは看護師として堅実に生きてました。その調子でジーコからも距離を置くこと推奨。



おねがいマイメロディくるくるシャッフル「正体がわかったらイイナ!」
悪夢に苛まれる少年の夢が現実になり、朝っぱらからゲロに飲まれる人々というシュールな映像が展開してしまいますが、それはそれとして、その中で柊兄は、やっと思い出しました。母から拒絶された幼いころの彼の夢を認めてくれた弟。そして、自分が弟の枕元で弾いたバイオリン。弟が彼に何を求めていたのかも。柊兄は少年の夢の中に、幼い頃に奪われた、ずっと求めていた夢を見つけた。彼はやっと、王妃様の課した「夢を見つける」というゴールに到達できました。と同時に正体もばれてしまったわけで、迫力のドアップでシメ。
しかしまあ、やっぱ諸悪の根源は、子供たちの心を傷つけまくってた柊母ですね。柊兄が弟のことを理解するだけじゃダメ。柊母に、自分が子供たちに行った数々の心無い仕打ちを自覚させなきゃ収まりません。
冒頭からマイメロのお尻のアップがあったり、最近、スタッフの妙なサービスが多いような気がします。そして、お助けキャラの召還呪文は何でもよくなってるようです。ところで、少年の悪夢の怪獣が恐怖のピンク羊に見えたのは私だけですか?



2月24日分。


京四郎と永遠の空「刻の目覚め」
全裸でお願いした空を突き飛ばし追い出す京四郎。自分なりに考えて京四郎の役に立とうとした空たんは、拒絶されてどうしていいか分からずに、思わずふらふらと飛び降りようとするが、京四郎に助けられます。
京四郎さんも色々考えました。なぜかは知らねど、湖に飛び込んで流されながら考えました(思索の場所はトイレだろうが湖だろうが個人の勝手でしょうけど)。空が自分の役に立つとかそんなことは関係ない。使命のためだけに生きてきた自分が、空のぬくもりに触れているうちに変わっていった。ひたすら兄のように生きなくてはならないという呪縛から解き放たれて、自分の心に素直になった。たとえ絶対天使であっても、空を傷つけるつもりはないし、誰にも傷つけさせない。何度も心の中で兄さんと話して、兄さんも分かってくれるはずだ(それはどうだろう?)。空を守って兄さんの遺志も無駄にしない(計画性のない京四郎さんらしい欲張りぶり)。
そう話して、彼は告げる。「好きだよ。白鳥空」。そして、空をしっかりと抱きしめる。空たんの夢が現実になった瞬間です。ただし、まだ障害がないわけではありません。京四郎も、空への感情を抱えることで、自分がせつなにどれほど残酷なことをしてきたのかに気づいたようです。だから、けじめをつけなきゃならない。しかし、その言葉を聴いていたせつなは、絶望の叫びをあげる。その声に呼応するように、羽が舞い踊り、華やかなファンファーレとともに、ワルキューレを侍らせて、ついに真打、カズヤ兄さん登場。
はうっ!これが噂のカズヤ兄さんですかっ!!場を完全にさらってしまう派手な舞台と効果を整えてからおもむろに現れるとは、確かにただもんじゃないですね。ミカ様が恐れるわけです。しかも、愛しい兄さんに駆け寄る京四郎に対して、すれ違いざまに腹にパーンチ!笑いのツボを心得てる。空気を読んでる。カズヤ、恐ろしい子。京四郎が敵う相手じゃない。つか京四郎、ごめん。あなたがカズヤ兄さんに心酔する理由が今ようやく分かりました。まさしく、世界を掌中に収められる器の持ち主です。空たん、今のうちに兄さんについた方が断然お得ですよ。
ところで、ひみこはかおんにすべてのマナを渡そうとしていますが、それってどうだろう?かおんはひみこを守るために、あえてひみこを無視してたんだと思うんだけど。