この間の喰いタンSP見て思ったけど、

只野仁SPといい、最近ドラマで食育が語られることが多いですねぇ。
スナック類が並んでるような食卓の特集を最近新聞で見て戦慄いたしましたから、これはいい傾向だと思います。まあ、そんな家庭は少数だと思いたいですけど。


肝心のドラマの内容ですが、これは2時間やると間延びする作品であることがよく分かりました。土9伝統の他作品とのクロスオーバーは嬉しかったけど、一番力が入ってたのがJAL宣伝だったってのがなんとも。



9月30日分。


ひぐらしのなく頃に【最終回】「罪滅し編其の伍 リテイク」
お互いを信じられれば、悲劇は起こらなかったはず。その信念の下に、圭一も梨花も、他の世界では叶えられなかった幸福な未来を目指し、正面きってレナと戦う。
レナと梨花の会話、そしてレナと圭一のやりとりは、今までのどのシナリオにもなかった、妙な気遣い無用の、真正面からのストレートな言葉のぶつけ合い。特に、圭一とレナの会話なんて、ある意味ラブコメですよ。陰惨ラブコメ。いやもう、楽しかった!彼らも楽しそうだったし。そして、レナは最後の最後で踏みとどまり、惨劇は防がれた。
梨花の涙で、今までのすべてのシナリオが浄化されたような気がしました。未来はまた白紙に戻った、と。
と思ったら、また新たなシナリオに続くんですね。ここから惨劇が起こるか、彼らがお互いを信じることができるかは、神のみぞ知る。

最初はこの作品のカラーに戸惑いましたが、慣れてしまうと、半分コメディに近い死体量産劇を楽しめるようになりました。シナリオとしては、最初の鬼隠し編が一番強烈だった。目明し編と罪滅ぼし編も、分かりにくい部分はあったものの、それなりに感情移入できるものでした。すべての謎が解けたわけではないけど、まあそれはそれでよし。当初はなんじゃこりゃ?と思ったキャラクターたちも、ここまで来ると、みんなかわいく思えてくるから不思議。一番印象的だったレナさんが、最初と最後を締めてくれたのも、私的には納得できました。
大満足、とはいかないまでも、プレゼンテーション形式の目新しさという点では、評価できるものだったと思います。こういうのばかりが続くのは困るけど。



10月1日分。


牙-KIBA-「戦士たち」
新シーズンの始まりとともに、あちこちでOP、ED変更ですが、これもその例に漏れません。どんどん普通になってるような気がして残念。
要するに、もっともなことを言いつつ結局本人に任せるという結論に至っている、ジーコじじいの無責任さが健在であることを確認できた回です。そのロイアは、ノアと急接近。ゼッドをめぐる三角関係に新たな展開が?ていうかあんたたち、ゼッド好きよねぇ。単なる逆毛ヤンキーだと思うんですけどねぇ。
バトルに惹かれるものはないが、ロイア対メガネのおねーさんの決着はちょっと気になります。



おねがいマイメロディくるくるシャッフル「ハッキリしてくれたらイイナ!」
裏に強敵ワンピが来たせいか、いきなり軍艦巻きで登場する、闘志むき出しのマイメロさんが頼もしい。どっちも見たい私のような人間にとっては、とんでもない編成なんですけどね(実にフジ様らしいえげつなさ)。
優香と森内という古参キャラの恋物語は、実は全然進展してなかったようです。森内くんは、美紀のポエムをすっぱり斬り捨てたり、小暮に仲間扱いされて突き放したりする容赦のなさを見せたり、素直にフラットの台詞を受け入れる度量の大きさ、目立ちすぎないモブ・フェイスと、なかなかイケてる男なので、優香ちゃんは幸せになれると思いますよ。
「ハルハ、トホヒナ」と相変わらずのキャラでスパイスを効かせるムッシュ・フラットも捨てがたいが、今回の白眉は、久々のマイメロ・ママのお言葉集。
「恋に不器用な男ほど、無口な自分をカッコいいと思うのよ」
「恋人のいない人に限って、人の恋を心配したがるものなのよ」
ママ・・・核心を突きすぎてて、各方面から殺意を喚起しますよそれ。おかげで娘さんは、いろんなとこに敵を作ってるような気がします。



ギャラクシーエンジェる〜ん「出撃!天使のスクランブる〜ん」
思ってたよりテンポが悪いというか、中途半端ですね。もうちょっととんでもないものを想像してたんで、不完全燃焼。一応、これからに期待して見守ってみます。
ちょっとキャストにぎこちなさがあるものの、まあOKレベルかな。



うたわれるもの【最終回】「うたわれるもの
これまで丁寧に背景を重ねてきた割には、ハクオロの背景の説明が駆け足過ぎて、察しの悪い私には謎が仰山残りました。
結局ハクオロは、ミッシング・リンクと融合して力を手に入れたんですか?ハクオロとミコトの子供って、何者ですか?エルルゥを縛ってたのはハクオロの片割れで、あっちが取り込まれたからエルルゥは無事?
クライマックスでの全員攻撃は気持ちよかったけど、神がかった存在で幕を降ろされて、ちょっと不満が残りました。もっとも、当初の印象どおり、終始一貫して民話的な世界を見せ続けたと言えるのかもしれません(曖昧な部分も含めて)。
残念なのは、ユズハちゃんが、まったく出番のないままお亡くなりになったということ。そういやヌワンギは、最後まで出てきませんでしたね。どこで何してるのやら。
ハクオロの正体、超自然的な存在が見え隠れし始めた辺りからちょっと気持ちがついてけませんでしたが、途中までは、文句なしに面白かった。キャラクターたち(カルラとトウカのコンビが好きだなぁ)は魅力的だったものの、それだけで引っ張るのではなく、むしろ、物語としての面白さが先に立って視聴者を惹きつけた、稀有な作品であったと思います。