無題。

6月14日分。


錬金3級 まじかる?ぽか〜ん「無口な呪文は楽しい英会話」「ピンチの呪文はさよならの向こう側
ケイミィ司会で英語会話ゲームに興じる5人。洋物妖怪たちのくせに英語がしゃべれないのはかなり不思議ですが、どうでもいいことに真剣になるのは相変わらず。というか、みんな何かに取りつかれてるようで怖いよ。瞳が荒んでるよ。鉄子さん、ご利用は計画的に。
後半は、みなさんが突然国民的アイドルに。ここで、パキラの献血体験とかゆうまの演芸ショーとかのエピソードが役立つとは意外です。なにげに、一話以来のドクターとの対立にも、ちゃんと決着をつけてますね。無責任に盛り上げて、無責任に排斥して、すぐに忘れちゃう。世の中なんて、特に日本人なんてそんなもんだろ、と納得できるところが悲しい、妙にリアリティ溢れるお話でした。



プリンセス・プリンセス「秘められた過去」
会長の私服がヤンキーのようだ。考えてみれば、会長のやってることもヤクザじみてる。
亨の過去って、まだ全部やってなかったんですね。ここんちの問題は、ちょっとシャレにならない怖さがあります。叔父叔母はいい人なんだろうけど、娘の育て方を間違ってるよなぁ。原作はこれから先を読んでないので、亨がどうやってこの問題を解決するのか気になります。



6月15日分。


ゼーガペイン「残るまぼろし
消え去る前のアークの、静かで切ない思い出作りの一日。死んだキリストを抱く聖母、ピエタ、という名前の付け方が、クリスの気持ちそのもののようです。アークはクリスの中で、永遠になったのでしょう。心を許しあえる友達とおしゃべりして、クリスに愛されて、やりたいことをやって、最後にもう一人、彼女の死に涙するリョーコにも出会えた。アークは実に幸せな生と死を得たような気がします。
シズノと前のキョウとの間には何があったんだろう?



今日からマ王!「大地立つコンラート」
これは泣かせるオリジナル話。陛下とジュリアの出会いという反則技を使って、眞王の策略と、原作でも深く掘り下げられていない悲劇のルッテンベルグ師団を描いたエピソードでした。人間と魔族の間に生まれたというだけで、どちらの世界からも疑惑の目で見られ、孤独のまま戦場へと向かったルッテンベルク師団。彼らのほとんどが、二度と帰ってくることはなかった。でも、誰かが見送ってくれた、花を送ってくれたというだけで、彼らの心がどれだけ救われたか。陛下に礼を言ったジュリアの気持ちがよく分かります。



吉宗「本との恋」
漫画乃盛まであるのかこの世界は。
ミステリー仕立ての話が上手い作品ですが、この手のハートウォーミングな話も、細部が凝ってるので面白い。「本を集める根気があるなら、許してもらえるまで謝ることだってできるだろうよ」という上様の言葉をはじめ、セリフも上手い。越後屋も、ちゃんと商売してたんですね。小判のしょうちゃんの飛び出す絵本には感心しました。というか、欲しい。
しかし、姫だけはどうしようもないですね。姫が何もしなければ、それほどおおごとにならなかったんじゃなかろうか?上様の気持ちも、六兵衛の気持ちも、しのちゃんの気持ちも分かるが、姫の気持ちだけは分からん。このジコチュー娘は、一度世間の荒波に揉まれた方がいいと思う。御金蔵から奪った金子は返したんだろうか?



魔界戦記ディスガイア「赤い月が照らす夜」
思い込みが激しいとか都合のいい解釈をするとか言われ続けてもめげないところがフロンらしい。自分が浮世離れしてるって分かってないのか、フロンちゃん。
赤プリニーは、ラハールのママだったのか。どうりでラハールが、ウザいこと言いまくるフロンを無下にできないわけですね。殿下は、単なるさびしんぼだったんだな。しかし、愛と優しさと思いやりって、魔王には必要じゃないような気がする。
やっぱこの重苦しい雰囲気はディスガイアの芸風じゃないですよ。フロンの逆襲が見たい。とりあえず、引き続き中ボスの活躍に期待。