無題。

5月28日分。


牙-KIBA-「戦いのあと」
ゼッドと皇女様が妙に仲良くて気に入らないロイアが密告。この作品の女キャラはみんなチクリ魔らしい。ついでに、この作品における牢屋警備はマリーランド並みらしい。
アミルガウルは若い男の子が好きなので、おっさんのデュマスには従いませんでした。敗走した割に大将の寛大な処置でお咎めなしのデュマスは、ゼッドたちの行く手に立ちふさがりそうですが、今回ですっかり小物化してしまったのでもうどうでもいいや。
デュマスの使った毒花について知識があったにもかかわらず、市井から遠い生活を送ってる賢人さんたちは、花が町に溢れてることに気づかなかったという大失態。ジーコも、最初はゼッドを庇護してたくせに、いざとなったらゼッドの擁護なし。あんたがデュマスを信用してたのが一番マズかったということはすっかり忘れましたか、監督?
ロベス様は、デュマスの正体に気づいてたとエラそうにふんぞり返ってますが、自分が正真正銘の犯罪者だということをお忘れですか?デュマス捕獲の任に就いた彼は、ロイアと行動することになるんでしょうかね。
そんなダメ人間たちの中に新たに飛び込んできたキャラクターが、ジーモット皇女のレベッカ。遠隔操作可能なスピリットを扱うレベッカは、ゼッドとともにジーモット帰還を果たすのか?この人もダメな人だろうか?彼女なりに何か色々と思惑がありそうな気もするけど、それを言ったら、この作品のキャラクターは、どいつもこいつもそろって腹の中が見えない奴らばかりです。今のところ、登場人物間の結び付きが緩すぎて、どこにも信頼関係が見えないところが寒々しくてグーですよね。



おねがいマイメロディくるくるシャッフル「スキって言えたらよろしおすナ!」
特異な作画の回。特にマイメロさんの顔のパーツと輪郭の比率が妙だ。
柊兄への不満で盛り上がる小暮と柊弟。どっちもぐちぐち言ってるだけで、これといって努力もしてないところが似たもの同士。さすが周囲も呆れる負け犬コンビ。柊弟の余計な善意は歌の小暮に対する印象を悪くしただけだし、一方、はっきり認めない小暮のせいで、柊弟が歌ちゃんを好きになるという展開もありそう。お互いが足を引っ張り合ってるような気がします。もっとも、女というのは「ダメな男ほど放っておけないもんなのよ」とマイメロ・ママがおっしゃってるので、彼らにもまだまだチャンスがあるかもしれない。結論。この番組の男キャラが束になってかかっても、真菜の男らしさには到底敵わない。
その真菜さんは、旅先ながらも気を抜くことなく、マイメロぶっ飛ばしマシーンを開発しているようで(ここがもうカッコいい)、緑茶でティータイムしてるマイメロさんをかっ飛ばして奉仕させる。マイメロさんはその後、小暮エンジンの人力車に追突して川へ一直線。フィーチャリングお魚さんの水中くるくるシャッフルまでやってくれる芸達者ぶり。視聴者待望のウサミミ仮面を召還した後も、羊仮面さんに助けられるまで溺れ続けてます。さすがに、体の張り方が半端じゃないですねぇ。そそくさと立ち去ろうとするウサミミ仮面様の前に、キャンディを渡そうと立ちはだかったマイメロさんの笑顔はコワかった。
まだダークサイドへの誘惑を振り払いきれないウサミミ仮面こと柊兄ですが、歌ちゃんに対してだけは俺様じゃないし、絶句するようなダサいお土産スノーボールも拒否しないところが、ちゃんと「妹」として大切にしているようで微笑ましい。妹・・・だよね?
珍しくバクの言うことを素直に聞いてるラストのクロミも可愛いかったです。ちなみに今回のトラウマは、クロミさんの優しさと相まって、久しぶりに泣かせる内容でした。クロミさんにまったく非はありません。クロミさんを置いてさっさと出発した周囲の奴らの冷たさが心に沁みたわ。



BLACK LAGOON「Rasta Blasta」
戦闘メイド登場の巻。ロベルタの行動のひとつひとつの描写に時間がかけられていて、彼女が本性を現すまで徐々に高まっていくテンションにドキドキしました。と同時に、ガキにいちいち腹立てるレヴィのガキっぽさも今回は全開。金持ちってだけで気に食わないんだろうな。レヴィが気づかない振りしてるもやもやに一度はっきり向き合わせてやるためにも、彼女がロベルタに完敗する展開を期待してます。



蟲師「錆の鳴く聲」
棚ボタ解決。村人たちの行動が人非人じみてる一方で、そういった行動を取る気持ちも分からないではないし、誰が悪いってわけでもない話だから、こうやって、御伽噺のお姫様的ハッピーエンドに落ち着くと救われます。



うたわれるもの「調停者」「禁忌」
調停者さんたちが胡散臭く思えてしまったのですが、どうやら純粋にいい人たちのようです。前皇の時は近寄らないようにしてたらしいので助けはまったく期待できないけど、敵に回ることもなさそう。アルルゥたちの無邪気な様子が見られたり、オボロとクロウが妙にいいコンビネーションを見せていたりと、つかの間の平和の中でいきいきとした姿の住民たちの様子が和ませてくれました。どんな体制下でも、ベナウィは苦労性らしい。


そんな平和が長く続くはずもなく、武将ニウェを天子に戴く国がトゥスクルに侵攻。えげつないけど効果的な兵糧攻めで対抗したハクオロは、そのことをエルルゥとアルルゥから隠そうとする。彼はふたりの純粋さを守りたかったのだろうし、自身の冷酷な姿を見せて彼女たちが遠ざかることを恐れていたのかもしれないけど、国を存続させるために、何よりも彼女たちを守るためにハクオロが辛い思いをし続けるのなら、彼女たちがそれを一緒に背負っていきたいと思うのは当たり前。エルルゥもアルルゥも、伊達にトゥスクルばあさんに育てられたわけじゃない。何を選ぶのか自分で考える力も、現実に向き合っていく覚悟もあるんですから。だけど、ハクオロはなぜ「禁忌」のことを知っていたんだろう?記憶のない彼の過去において、彼は同じ戦術をとったことがあるんだろうか?どちらにしても、ニウェじいさんは、前の皇と違ってバカじゃなさそうなので、ハクオロも苦戦しそうです。
トゥスクルの危機、合戦シーン、ハクオロの戦術と、今回は特に展開が早く感じられただけに、ここまで来て2週お預けはかなりツラい。