火曜の夜は濃すぎる。

桜蘭高校ホスト部「女子マネージャー襲来」
キャラ立ちにこだわる二次元ヲタのお嬢様。好みのキャラ付けがまた分かりやすすぎて、腐女子の妄想を忠実に再現してるような内容です。特にハニー先輩のキャラ付けがいいですねぇ。これが実際に鬼畜キャラだったら面白くないんだけど、彼がホントは、らぶりぃはにぃたん(はぁと)であることを前提にしてのギャップ演出だから面白い。その上スタッフが、お嬢様シナリオのドラマを、音楽も演出も手抜きなしにノリノリで作ってるおかげで、一粒で二度美味しいエピソードになっておりました(マイネリーベ二期に欠けてた爆笑お耽美分をこんなとこで補給しちった)。
もちろん、蛇の道はヘビってなもんで、お嬢様製作のドラマは学園女子に大ウケ。最後はお嬢様も三次元(女だが)にも目を向けるようになり、ホスト部も大もうけという大団円。今回も環先輩は、背景化してたりナルってたりの大活躍でした。



ガラスの艦隊「疵痕のごとく・・・」
「風が嗤ってるぜ・・・」
私も笑ってます。どうすんのよこれ!?つづーくぅ!!ってくらい、期待をはるかに超えたバカっぷりでした。
出会い頭に目が合っただけで、いきなり剣を振り回すクレオとヴェッテイ。こいつら実は血縁関係にあるんじゃねーかと思わせるくらい、こんな非常識な行動でもウリ双子。もっとも、酒場のみなさんは粛々と避難してましたので、こんなこと日常茶飯事なのかもしれませんね(でも酒場のおじさんは半泣きだ)。「お前も入れてやろうか、俺のポケットに」「君の名をこの胸に永遠に刻んでおこう」などと、さすがに二巨頭が対峙すると、セリフの寒さもブリザード級。ヴェッティ様のお稚児さんラルフくんも、氷点下の世界でヴェッテイ様と対等にスベりまくることができる男の出現、そして興奮気味のヴェッテイ様のお姿に愕然としておりました。
しかも、ふたりが最大パワーで剣を交えちゃうと対消滅あたりが起きるらしく、光がはじけ、服もはじける(ついでに、笑いもはじける)。素っ裸になるのは上半身だけというところが実に惜しいです。そんなこんなでボロボロになったふたりは、それぞれのお船に拾われる。クレオに嫉妬して見境なくなったラルフが地表を攻撃(惑星住人とばっちり)した後、ヴェッテイ艦はクレオ艦を追い詰めるが、ここでクレオ艦は「あおり返し」というシンプルなネーミングのデタラメ反撃と、久々の王家の紋章アタックで逃げ切ったのであった。
というわけで、これで宿命のライバル、あるいは運命のふたりは、上手い具合にお互いのツラとヤサを記憶にインプットしましたとさ。ついでに、ヴェッテイはミシェルの父の仇で、ミシェルはヴェッテイにとって剣の仇という豆知識も登場しました。それじゃあ、クレオの言ってたエッカルド(?)って誰なんでしょうね?師匠?ライバル?
そして、またまた謎のポエム。
「童は言った。お前を折るよ、野に咲く小薔薇。小薔薇は言った。私は刺します。いつも私を忘れぬように」
さて、これはラルフとヴェッテイ様の関係か?それとも、ヴェッテイとクレオ、あるいはヴェッテイと法王の娘の未来の予言か?