終了番組結果発表。

光希桃 Anime Stationさんによるアニメ感想率調査2006冬の結果が発表されました。光希桃さん、いつものことながらお疲れ様でした。
今回は、感想サイトさん全般の空気を振り返ってみても、予想外の結果というのがありませんでしたね。それがちょっと物足りないかもしれない。
自分は締め切り一日前にこの調査に気づいて慌てて書いたんで、評価番組数が少なくてホント助かりました。内容については、評価コメントですべて言い尽くしてしまったので取り立てて付け加えることはありませんが、評価4作品中3作品が「おもろ」以上で、4作品とも別方向に楽しめたという意味でも、満足度の高いクールでした。



2月18日分。


陰からマモル!「少年忍者マモル」
マモルがここまでゆうなを守り続けてきたのは、決してそれを任務と割り切っていたからではなく、一度は疑問を覚え挫折しながらも、それが本当に自分の望むことであると気づいたから。
淡々と職務をこなす優等生的な主人公だと思っていたいましたが、ごく普通の子供としての葛藤を乗り越えてきた姿を見せられたことで、マモルというキャラクターがより身近に感じられました。また、その過程を描くことによって、マモルとゆうなの関係に単なる義務以上の深いつながりも感じられた。シンプルだけど見事なエピソードでした。



蟲師「虚繭取り」
蟲師の通信方法初公開。自分たちの都合で、一つの繭を不自然なやり方で分割して道具として利用していた側が、まるでその報いでもあるかのように、仲の良かった双子の姉妹の仲を引き裂かれることになる。自然を歪めるには、それなりの覚悟が必要ということなのかなぁ。



2月19日分。


金色のガッシュベル!!「届かない叫び テッドVSチェリッシュ 王より大切なもの」
再開されたばかりの原作でちょうど展開されているテッド対チェリッシュなんで、アニメではもちろんオリジナルになってしまうのは分かりますが、ちょっと激しい痴話喧嘩レベルに収めたのが精一杯で、あっさりチェリッシュ送還ですか。心臓は雑魚悪役ですか。犯人が誰かというのは、ちゃんと明らかにされるんだろうか?
テッドを出してしまった以上、チェリッシュとの決着をつけなくちゃということなのでしょうが、どうせオリジナルで終わるなら、全員残すという方向も可能だと思うんですけどね。その方が、インスタント送還劇を量産されるよりよっぽど後味がいい。



おねがいマイメロディ!「おうちに帰れたらイイナ!」
柊説得のために、タルトを携えてお出かけするマイメロ。自分の作るお菓子にかなりの自負を抱いているようですが、もしかして何か変なもの入れてたりします?しかも、柊が持ってこいと言ったのは、タクトですよタ・ク・ト。タルトじゃねぇよっ!これはやはり、TVの前のちっちゃな子供たちにツッコミの基本を教えようという、マイメロさんの心遣いのボケなんでしょうね。
で、フラットとともにぬいぐるみ2個、意味無く長距離バスに乗り込んでぶらり途中下車の旅。面倒なのでぬいぐるみの振りも途中でやめて、乗客と和気藹々(ハリネズミのリセットに頼りすぎ)。今度こそマイメロに一矢報いようと、珍しく勤勉に黒魔法を仕掛けようとするクロミさんの努力は、乗客洗脳に抜かりないマイメロさんにことごとく粉砕されました。
今回は、長距離バス運転手親子のちょっといい話だけで十分だったよなぁ。プロレス話はゲストのためだけという感じで蛇足。しかし、日本の警察権力の象徴、ピーポくんを顎で使うとは、さすがマイメロさん。
ちなみに、タルトのボケは柊様のユーモア感覚にはヒットしなかったようです。柊に窓から投げられ、素晴らしい軌跡を描いて飛んでいったマイメロさんが天晴れでした。おめかしに夢中でタクトも携帯も忘れてきたらしいが、色仕掛けで柊を落とすつもりだったんだろうか?