無題。

2月18日分。


吟遊黙示録マイネリーベ -wieder-「冷雨」
とある親切な方のおかげで、無事、見逃していた1話を見ることができました。なんだかんだ言って、結構重要な情報が入ってたんですね。カミユのブラコンお兄さまとか、話題のルーイ様のほんわか御母堂とか。特に、眼鏡教師が前校長とグルってるらしいというのは、貴重な情報でした。ありがたや。


さて今回。オルフェを訪ねてきたブラウンシュヴァイク子爵。どうやら、エドに危険が迫っていることをチクる手紙を受け取ったらしいのですが、これはやっぱりアイザックの仕業でしょうね。子爵とともに子爵家へと向かうオルフェの背中を見送った新シュトラール三人組が、彼があんなに慌ててるなんて、と驚いておりましたが、慌ててるも何も、悠然と歩き去ってましたよオルフェ。クーヘン王国は時間の流れ方が違うのかもしれない。結局オルフェは、列車の中で子爵の思い出話を延々と聞かされることになりましたとさ。
その頃、カミユはルーイ、ナオジとお茶会しながらエドの心配をする。しかしルーイ様は、エドが問題を先延ばしにしていたことを見抜いており、それに向き合う時が来ただけだとつれない返事。ついにカミユに、「みんながルーイみたいに強いわけじゃない」と反発されてしまいます。ルーイはもっともなことを言ってるし、突き放した言い方なのはいつものことだし、本来ならカミユもこんな態度を取るはずがないんですが、何しろ学園の空気の悪さに当たってしまってるので、すっかり余裕を失っているようです。ルーイを追ってこの学園に来たカミユだけに、こんな時ルーイ様に寄りかかることができないと分かって、完全に追い詰められている模様。ルーイ様はちゃんとその空気に気づいてるんだろうけど、それで何かする人じゃないし。カミユは自分で思っているほど弱くない、というのがルーイの持論ですからね。どこまでも厳しい保護者なんですよ、ルーイお父さんは。
さて一方、崖下に転がり落ちていったエドはというと、自力で元気に這い上がってきたようです。さすが究極超人シュトラール候補生。銃で撃たれても元気なオルフェに続き、親友エドさんもオリンピック級の離れ業を見せてくれました。無事でいてくれ、とエドの下へと馬を急がせるオルフェですが、無事どころか、その頃ご本人はご実家にたどり着いて寛いでピアノ弾いてますが何か?
そしてついに訪れる、エドと子爵夫人の対決。エドの妹情報と引き換えに爵位を譲り渡すことを迫る夫人。しかし、銃を突きつけられながらも、エドは夫人の要求を跳ね除ける。彼は今まで逃げ続けてきた。母の望むようにしてあげれば、そして波風を立てないように静かに過ごしていれば、すべてが丸く収まると思っていた。しかしそれでは、憎しみに満ちた母の心を真に救うことにはならない。自分に愛情を注いでくれる子爵や姉たちも幸せにはならない。エド自身も救われない。何一つ解決しないのだ。夫人が引き金を引こうとしたタイミングでオルフェが飛び込んでくる(珍しくオルフェが役に立ちました!)。エドは夫人から銃を取り上げ、父や姉を悲しませるようなことはやめてくれと懇願する。夫人を抱きしめる子爵。エドが静かに語りかける。自分は夫人を憎んだことは一度もなかった。ただ、自分の存在が彼女を悲しませるだけのものであったことが、辛かったのだと。憎しみの対象としてしか見ていなかったエドの悲しげな、けれども家族としての愛情に満ちた言葉に、母上という呼びかけに、夫人は言葉をなくし涙を零す。
エド殺害計画が失敗したことを知ったベルーゼは、彼はよほど運がいいらしい、で片付けましたが、ちょっと待ってくれ。おまいは一度自分を振り返った方がいいぞ。そろそろ自分の無能さに気づこう。とりあえず奴は、夫人をゆするネタを手に入れただけで満足らしい。


何だよ、ちっ。泣かせる話じゃないかよ。エドもいい子なんだけど、彼を引き取った子爵と、彼に優しかったお姉ちゃんたちもいい人たちだよなぁ。結局エドは、前作でベルーゼが羨んだように、庶子としては恵まれた方だったんでしょうね。そういった環境と、オルフェという信じられる親友の存在があったからこそ、彼は継母を恨むことなく、真っ直ぐなまま育つことが出来たのでしょう。でもいいのか、妹情報受け取らなくて?
さてその頃カミユさんは、お友達になれるかもっ、と思ったイケメン新シュトラールにも挑戦状を叩きつけられて、ついに出奔。来週はヒロイン、カミユさんの独り舞台と見た。



2月20日分。


Canvas2「ミルキーホワイトの一夜」
浩樹と霧のウキウキのお泊りエピソード。泊まった旅館の女将が、日本昔話に出てきそうな妖怪じみたおばあちゃんなのがご愛嬌。お菊人形だの意味深な写真だのが飾られたりしているハイセンスなインテリアに彩られたお部屋も気分を盛り上げる。と思ったが、結局何もなかったんだろうなあこれは。せっかくばーちゃんが仕組んでくれたのに、もったいない。まあ、浩樹と霧って合いそうで合わなそうな気もするし、こんなもんでしょ。