昔から抽選には縁のない人生なの。だから

熟成やずやの香醋欲しい!


と書けと相方に強要されたけど、当たるわけないじゃん・・・


存在すら知らずノーチェックでしたが、この間出かける準備をしながらたまたま流し見してしまったワンワンセレプー それゆけ!徹之進
凄いですねこれ。感想を書いている方の大半は案の定、胸クソ悪い、という表現をなさっておりまして、ワタクシもこれこそ子供に見せたくないアニメNo.1だと思います。
とはいえ、これが青年誌なんかに載ってたら、ごく普通の内容だったりしません?子供向けファンタジーの表現を使って、利己的な幸福の追求によって泥沼の自転車操業状態に陥っていく拝金主義の憐れさを笑い飛ばそう、なんて結構ありそうな気がする。このままのキャラで、深夜の時間帯で、エロ要素をほんのちょびっと忍ばせるだけで、結構楽しいシュールギャグになりそう。
問題は、ターゲットが額面どおり受け取っちゃう子供だってことなんですよね。この企画を通した人間は、一体何を考えていたのやら。
というわけで、チェックするほどではないけど、自分は結構これ好きかもしれない。



1月15日分。


Fate/stay night「運命の夜」
うーん、困った。
話が動き始めたのはいいけど、どうにも乗り切れない。面白くないとは言わないし、別に不満もないけど、これといって惹かれる要素もない。いっそのこと箸にも棒にもかからないようなものならすっぱり切れるのに。かといって、ここで切っちゃうと後でとんでもなく面白くなる可能性もありそうだからうかつに切れない。
とりあえず見続けてみますが、感想は書かないような気がする。



1月16日分。


Canvas2「ひめごとはダークネイビー」
いやもう、男らしくて感動したよ。エリス。大人たちが足踏みしてるところを、あっさりダイレクトに突いてくるエリスさんがカッコよかった。
柳はまだ未練たらたらで期待しつつ霧を追いかけてるし、浩樹は深くかかわることなく状況をやり過ごそうとしてるし、彼らにきっかけを与えたエリスは、今回最大の功労者。もちろん、それに応えて自分の罪を霧に告白した柳と、自分の挫折を柳のせいにしなかった浩樹も、大人として立派だったと思います。
社会人になると、友達としじゅう一緒につるんでたような学生時代に比べて、友人との付き合い方も明らかに変わってくるんですよね。生活に占めるそのウエイトが程よいものになってくる。浩樹たち三人も、社会人になって初めて、その微妙な距離感がしっくりくるようになったのかもしれない。彼らにとっての心地よい関係に、やっと彼らの年齢が追いついたのかもしれない。お互いがすべてを理解しているわけじゃないし、その必要もない。無理に踏み込むことがベストだとも限らない。ただ、必要とされたときにそこにいればいい。だからこそ三人とも、すべてのわだかまりがとけたわけじゃなくても、こうして穏やかに微笑み合うことができるようになったのでしょう。
結局、霧は決して柳を好きになることはないだろうし、といっても、浩樹とも良いお友達関係、というのが一番似合ってるような気がする。
なんにしろ、変に引きずって修羅場になったりしなくてよかった。



練馬大根ブラザーズ「俺のお玉でサランヘヨ」
ミュージカル仕立てって間延びしすぎて、はよ話進めろ、という気持ちになっちゃいます。
1話はインパクトがあったけど、1、2話通して落ち着いて見直してみると、悪を分かりやすく悪として描き成敗する、割とストレートに健全な正義の味方物語。ジャニや韓流にあたりさわりのない程度に触れてるけど、別にそこを追及するのが主眼じゃなくて、勧善懲悪モノやるためのネタ程度に収まっているのがもったいないかもしれない。まあ、マジにヤバいネタやったら、打ち切りか大川に土左衛門でシャレにならんか。
というわけで、手のかけ方は見上げたもんなんですが、それゆけ!徹之進のような、本来の悪が正義の味方を気取り、毒のなさそうなファンシーキャラが真顔でエゲつないことやってるシュールさと比べると、総じて物足りない。
案外、この2番組の時間帯を取り替えた方が面白いかもしれない。



1月17日分。


ドラマコンプレックス「らんぼう」
原作の歯切れの良さが台無し。元が短編集だからだろうけど、2時間もやる内容じゃないとつくづく思いました。途中でダレてきた。
そして、やはり坂口憲二はミスキャストのような気がする。イケって、あからさまにチンピラくさいイメージなのに、これじゃ爽やかすぎる。まあ哀川翔もウラにしてはカッコよすぎのような気もしましたが、これはこれでアリかな。