無題。

11月30日分。


灼眼のシャナ「恋と欲望のプールサイド」
悠二は知らなかった。ひとつの戦いの後には、また新たな戦いが待っているのだということを・・・
というわけで、これは何のアニメだったのかしばらく悩みたくなるくらい、存在のチカラとかトモガラとかが一切出てこない今回。シャナとマージョリーの顔合わせで一瞬緊張が走ったものの、姐さんはすっかりやさぐれた飲んだれのクズになってるので、勝負にまで至らず。
悠二をめぐるシャナと吉田さんの三角関係、ひたすら律儀にマージョリーの金魚のフンしてる佐藤と田中、田中を好きな緒方さん、そしてなぜかマージョリーにつかまったしまった池と、恋愛模様もバラエティに富んできました。というか、吉田さんの気持ちは分かるけど、あれほどべったりな悠二とシャナを見てて、よくアタックしようという気になるなぁ。あんなにいつも一緒だったら、絶対クラスで噂になりそう。池も気づいてないのか、それとも気づいててわざと吉田さんを応援してるのか謎。
手作りパンにつられてるシャナが可愛らしかったです。ホントに好きなんだな、メロンパン。
というわけで、これはこれで面白かったけど、この作品の方向性を一瞬見失ってしまったエピソードでした。



IGPX「休日」
今回は、タケシとフォンティーヌのデートにIGPXオタクの少年とリズを絡めて、手際良くまとめておりました。今回の主役である少年の生活や心情もしっかり描かれていたし。今回のリズはカッコよかったなぁ。タケシ、弱いなぁ。
タケシたちを襲ったのは、スレッジママ関連の連中?



12月1日分。


BLACK CAT「魅惑する猫」
今回もスヴェンが大活躍。仇敵の登場に渋く決めても決まりきらない。だって紳士は淑女になってるんだもん。ここでトレインではなくあえて紳士に女装させるところが、マニアックでいいですねえ。おヒゲがチャームポイントの淑女は、オカマを釣ってしまうほど魅力的でした。イヴのツインテールも可愛くていいなぁ。
トレインたちの前に現れた帽子男&火吹き女子高生。変態クリードの手先らしいのですが、どうも阿呆な女子高生はトレインに夢中のようですので、危機感がありません。やっぱ、予告ジャックしてる張本人の方よっぽどコワい。



舞-乙HiME「海ー水着+遭難=?」
やっぱりオトメは体力勝負。遠足と称した過酷なサバイバル・テストに合わせ、ほぼオールキャストの展開でした。前作同様、キャラがしっかりしてる分、こういった大人数を詰め込んだエピソードの方が、この作品らしい楽しさがありますね。
お姉さまたちは昔話に花を咲かせ、アカネはカズくんと内緒のデート。年長さんたちは、アリカたち下級生の試験官として、突撃野外の晩御飯。どのコンビを選ぶかでメニューの天国と地獄具合が分かれる中、ニナたちフルコース組を選んだシズルの嗅覚はさすがというしかありません。イリーナ組とチエは楽しそうでいいなぁ(あんな分かりやすい毒キノコにあえて挑戦するその心意気になんだか感動しました)。シホの場合は、まさに人を呪わば穴二つ。懲りずにアリカの足を引っ張ろうとして、あっさり自滅いたしました。まあ、シホのやることなんて、分かりやすくて可愛いもんですよ。マーカーに細工したのは、やっぱトモエなんでしょうかね?予告のチエが男らしくてカッコいいなぁ。巨乳の使い方間違ってるけど。



ローゼンメイデン・トロイメント「茶会」
今回は、ギャグとシリアスとのバランスが素晴らしうございました。その上、これでもかというくらいサービスショットがみっしり。
まずはみんなでクッキー作りという、見てるだけで幸せになれる光景。しかも、タカビー真紅も参加したもんだから場内騒然。予想外にデカいリアクションもらって頬を染めてる真紅さんが、めちゃくちゃチャーミングです。目を覆いたくなるくらいの不器用さも、おひいさまな真紅らしい。そこでタイミングよく飛んで火に入る金糸雀。クッキー作りでテンション上がってるみなさんのペースに翻弄され、しまいには悪い妄想が広がっていきます。妄想の中の黒雛苺がまた可愛い。ひひひ笑いでも可愛い。結局、真紅謹製クッキーの人身御供というアウェイの洗礼を受けた金糸雀さんですが、そんなことでめげたりはしない。大好きなみっちゃんのために、ほかのドールズを手に入れるにはアリス・ゲームしかない、と思い込んじゃって桜田家襲撃。金糸雀の攻撃よりも、翠星石の往復ビンタで雛苺がピンチに陥るという緊迫した場面もありつつ、最後はみんなでみっちゃんち訪問。人形オタクのみっちゃんが用意した衣装がまた、どれもこれもツボを押さえてるんですわ。真紅さんのおっしゃるとおり常軌を逸した人物ですが、今回は実に良い仕事をしてくれました。激プリだなぁ、蒼星石の女装(いやその)。
と、お宝シーン続出の裏で、ひとり深刻になってる蒼星石さんがおりました。翠星石と雛は刹那的な生き方してる(なんも考えてない)し、金糸雀は目的を果たしたし、真紅さんなんかはもう、迷いを振り切って悟りを開いちゃってる感じなので、蒼星石ひとりが浮いちゃってます。つくづく融通の利かないクソ真面目さで損してますね。蒼星石はどうなっちゃうのでしょう?最初の犠牲者なんてことにならなきゃいいんだけど。
真紅の決意、金糸雀のみっちゃんへの一途な想い、蒼星石の悩みを描いているその横で、翠星石と雛がバカでバカでバカで可愛いすぎました。馬鹿と言えば、大騒動からは外れてましたが、「歌えば私が来ると思ったわけ?馬鹿じゃない」と言いながらしっかりメグのとこに来ちゃってる水銀燈の間抜けぶりにも和みました。水銀燈もいいキャラになってきたなぁ。