キラ様かっこいいっ!

武勇伝武勇伝。武勇伝でんででんでん、れっつごー。
という週末でした。一年間種を見続けたと言ったら、相方に「武勇伝だね」と言われたので。
別に期待して見てなかったから全然いいんだけど、相変わらず見ている人に決して報いることがない種スタンダードでした。そして、「生まれ変わったらキラ様につきたいなぁ」と最終回だけ見た相方にすら言わせたキラ様。誰だって、できるものならそんな圧倒的勝ち組人生を歩みたいよなぁ。



9月28日分。


タイドライン・ブルーメタセコイア海戦」【最終回】「ブルー」
これが1クールだとは思っていなかった。世界を背負った人々だの潜水艦戦だのは、1クールで描ききれる規模のものではないでしょう。話としては最後にそれなりに落ち着いたものだったけど、もっと深く掘り下げることができたはず。特に、キャラクターの魅力を描く余裕がなかったのが惜しい。キールの姿は丁寧に追われていたものの、時折見られたティーンやアオイの天然具合とか、グールドとジョゼの関係とか、面白いエピソードが色々作れるだけの材料はそろっていたのに。作画や動きもよかっただけに、時間をかけることができなかったのがもったいなかった。



9月29日分。


スピードグラファー「札束の墓標」【最終回】「六本木クライシス」
結局雑賀は、水天宮という主役を撮影するためのカメラマンにすぎなかった、と。残念だったのは、誰もが真面目にコントを演じている中で、唯一コントをコントとして楽しんでいるようなキャラだった水天宮が、途中から「かわいそう」な安いキャラになってしまったことですね。最後まで道化に徹してくれた潔さが光ったバジリスクの天膳に比べると、悪役としてもトリックスターとしても中途半端で後味が悪かった。そんな風にスタイリッシュになりきれない泥臭さこそが、この作品のカラーだったんでしょうね。



10月2日分。


金色のガッシュベル!!「戻れない旅 ゆれる決意 ファウードの正体!」
原作同様、モモンからファウードの場所を聞き出してキャンチョメが爆弾発言するまでの話で、最後の全員の慌てぶりで素敵なオチとなっているところも原作に忠実なんですが、引き伸ばしのためとはいえ、そこにイカれた航空パニックを挿入するところに、最近のガッシュ脚本の好調さ(というかハジケ具合)が表れています。
整備士も阿呆ならパイロットも阿呆。フォルゴレを信頼しちゃう客室乗務員や乗客なんかは、筆舌に尽くしがたいド阿呆です。フォルゴレがそこまでの国際的英雄だとは知らなかった。そりゃまあ、無駄にカッコよかったですよ、キャンチョメもフォルゴレも。でもやっぱ馬鹿でしょこれ?滑走路を「開けさせとく」アポロさんの富豪ぶりもイカしてました。ローカルな飛行場ならまだしも、成田で滑走路開けさせとくって、どんなエラい人なんですか?
新EDは完全に子供たち4人に焦点を当てたほのぼのタッチで、これは果たしてこれからの展開にマッチするものなのか?本編の激戦にマッチしない癒し系だからこそいいのか?



おねがいマイメロディ「柊サマになれたらイイナ!」
柊の前のクロミはやっぱ可愛いなぁ。声音が違うもん。あの着ボイスのチョイスからして、柊先輩も分かってクロミさんを弄んでいるらしい。想い人に携帯をプレゼントされた嬉しさのあまり、ついマイメロのとこまで自慢しに行くクロミさん。結果は推して知るべし。おかげでこの世界に、また新たなクロミさんのトラウマが生まれました。マイメロさんの極悪天然具合から十分に予想できたことなのに、わざわざネタを与えてるクロミさんも、分かってて心の傷を作りにいってるような気がしてならない。
マイメロさんが今回ことごとくツいてなかったのは、ダークメロディが生まれたことと関係があるんでしょうかね?マイメロさんのラッキーが吸い取られちゃうとか?でも、「お願いがきかなかったの初めて〜」というプリンセス人生を送ってきたマイメロさんは、そろそろ人生には思い通りに行かないことがわんさかだということを知る必要がありますね。まあ、すぐにマリーランドの誰かが助けてくれることになるんでしょうけど。
白山といいクロミ様のマスコットを大事にしている有働といい、歌の同級生はヤバイのばっか。



ぱにぽにだっしゅ!「石を抱いて淵に入る」
割と普通だと思ったのに、スタッフの思惑通り、まんまとハートマン軍曹でひっかかってしまった。これはズルい。反則ですよ。もうハートマン軍曹しか浮かばない。