ラングとムルナウ

9月10日から9月19日まで、「ドイツ時代のラングとムルナウ」という、すんばらしいイベントが開催されるようです(なんとピアノ演奏付き)。初期ドイツ映画を代表するふたりの監督のドイツ時代の作品が大量公開。フィルム・ノワールのスタイルに多大な影響を与えた映像は、絶対、見て損のない内容のはずです。私はラング好きですが、ドイツ時代の作品は「メトロポリス」と「M」しか観たことないし、ムルナウに至っては、「吸血鬼ノスフェラトウ」でしか知りませんので、楽しみにしております。
でも8月6日からチケット発売って、ガッシュの公開と重なるんですけど・・・。



7月25日分。


奥様は魔法少女「夕立は危険よ、ということ」
嬉子がこの町にこだわっていたのは、そこに母の面影が宿っていたから。でも、嬉子の母がこの町に心を残したのは、娘に力を与えたいと思ったからであって、彼女の人生を縛るためではなかったはず。変わらない良さというのは、停滞することじゃない。楽しむ気持ちをなくした嬉子はもう魔法少女じゃない、というクルージェの言葉どおり、彼女にはもう、ワンダーランドにワンダーをもたらす力はない。それでも、嬉子は現状にしがみつき続けるのでしょう。このままでは、たとえクルージェが管理者たちの受け継いてきた想いを理解できるようになったとしても、嬉子が管理者の座を譲り、浅羽とも上手くいくようになるとは思えない。他人に完全に心を許していないような面がある嬉子の心を誰かが開くことによって、彼女が成長し、ワンダーランドにも新たな生命が吹き込まれることになるのでしょう。その役目は、クルージェか、巽か、それとも浅羽か。
いつの間にか嬉子、巽、クルージェ、浅羽の四角関係が出来上がりつつあるようで、それぞれがどんな風にお互いに影響を及ぼしていくのか目が離せません。そういえば、巽は後輩のゆう子とはどうなってるんだろう?



創聖のアクエリオン「食べたくて合体」
今日はひたすら腹減った。逆に言えば、それ以外あまり印象に残らない回だったんだけど。とにかく、私同様、憑かれたように冷蔵庫の中を物色してしまった視聴者多数に違いない。「天晴れラーメン」が消えていく場面では涙しましたよ。ああ食べたかった、「天晴れラーメン」。
麗花のささいな一言が発端となって、つぐみと麗花がダイエット開始。そして、リーナに「デブ化後お兄さまに捨てられる」シナリオを言い渡されたシルヴィアも参加。まあ、シルヴィアのプレート上の高カロリー食祭りは、体重とかよりもっと深刻な健康被害にいたる可能性があったので、彼女の場合はちょっとくらい控えた方がよかったかもしれません。必死の女の子たちの姿に、「女の子はちょっとふっくらしてる方がかわいいのになぁ」とピエール。あんたイイこと言うねぇ。あんたはイイ奴だ!!
過酷なダイエットに励む三人は、夢の中で飽食三昧。しかし、翅なしをバカにする堕天翅のフタバが三人に悪夢を見せた結果、食べ物なんか消えちゃえ、と叫んでしまう三人。その途端、動植物も含め街中からすべての食べ物が消えた。どうやらミクロン単位の神話獣がすべてを分解してしまったらしい。しかも、食料補給部隊も神話獣の攻撃を受けて全滅。
そして7日後。・・・・・・7日後!!?水だけでそこまで生きられるんですか?というか、三人のダイエットのせいで飢餓状態に陥った町の人々が気の毒すぎですよ。とにかく水をがぶ飲みするしかないから腹は水太り、しかし胸は減っていくという、女の子にとっては涙なしでは語れない悲劇に見舞われるつぐみさん。この事態に、食料よりも女の子のバストの行方を憂うピエールさん。あんたは本当に根性入った良いスケベですね。食料とバストの存続を賭けて神話獣を探すため出動した三人だったが、お腹が減っているので途中でダウン。
しかしそこで、「空腹と腹ペコは違う」と司令が不敵に微笑む(というか、なんで一人だけこんなに血色いいんだろうこのオッサン)。そして、上着の前を開けると、彼の胸にはでっかく刺繍された「空」の字が!「食う」と「空」をかけてみたのだ!!(山田くん、全部持ってっちゃって)
「己の中の空を知るとき、真の力が現れる!!」
その言葉で、断食によって感覚が研ぎ澄まされるとかいう話を思い出すジュン。シリウスもそれに気づき、神話獣の匂いをたどれとシルヴィアに命じる。しかし、匂いとなれば十八番と、アポロがシルヴィアのコクピットにダイブし、見事神話獣を探し当てたのだった(アポロが見つけるんなら、空腹で三人の感覚が研ぎ澄まされた意味がないのでは?)。三人の食べ物の恨みは、「求食爆裂矢」となって神話獣を撃つ。だがそれは、敵の作戦通り神話獣を本来のミクロン単位の姿に戻しただけだった。飛散した神話獣がアクエリオンを喰らう。ところが、リーナが歌い始めると、植物がゆっくりと大地に根を張り始め、アクエリオンの屍を包んでいった。神話獣に食べられたアクエリオンが大地の栄養となって、植物を育んだのだ。みるみる育った巨木は次々と果実を実らせ、それを口に含む一同。こうして、大地とアクエリオンはひとつになった。
終わり?神話獣は結局どうなったんですか?神話獣は有機物を分解していたんですよね?逃げた動物は別として、なんで人間を分解しなかったんだろう?アクエリオン有機物なんですか?リーナの歌は、何かのきっかけになったんでしょうか?なんか、謎と食欲を残した話だったなあ。しかし、女の子たちを太らせたり、段つき腹にしたり、骨皮にしたりと、かなり思い切ったキャラクターのビジュアルいじりは見事でした。
シルハは、アクエリオンと大地の合体を見て、これがトーマが言っていた「太陽の翼を生命の樹のさらなる進化に用いる理由」だと悟ったようですが、よく分かりません。太陽の翼を生贄にすると、こんな風に生命の樹が育つということでしょうか?何で太陽の翼じゃなきゃいけないんだろう?それは彼のもともと持ち合わせた力か、それとも翅なしたちと交わったことで得た力なのか?そこんとこトーマさんでもシルハさんでもいいから、ちゃんと説明してください。
来週は本当にコスプレ?



GUN×SWORD「そして、雨は降りゆく」
ヴァンとウェンディの旅をもう少し描いてからの方が、ウェンディの必死さも納得できたんじゃないだろうか?付き合いもそんなに長くない奴のためにこれだけ必死になれるすごくイイ子、という解釈もできるけど。というか、盛り上がりもないままトラウマ話に直行というのは早すぎです。もう少しくだらないエピソードを積み上げて欲しい。