感想率調査のデータを送ってみました。

6月16日分。


フタコイ オルタナティブ「燃える二子魂川」
私は誤解しておりました。イカファイヤーなんですね、イカファイターじゃなくて。とにかくそのイカファイヤーは、なんと、戦後の財閥解体の折、密かに発足した機関が生み出した戦闘兵器だったのです。しかも、三ツ木と沙羅の婚約にも件の機関が深くかかわっていたのでした。スタッフ、本筋とは(おそらく)まったく関係ないところで風呂敷を広げてみてる感じです。先週せっかく説明してもらった話の経緯にまたオシャレなひねりを加えやがってますます全体像が見えなくなりましたが、さらっと流すことにしました。
恋太郎対イカファイヤー世紀の対決。目まぐるしいアクションの連続が楽しいですねぇ。君の父君がいけなかったのだよ、という馴染み深いセリフで圧倒的な力の差を見せつけるイカファイヤー。けれど、絶望的な状況でも恋太郎は立ち上がり続ける。何一つ誇れるものがなくても、イカファイヤーを倒す強さなんてなくても、大事なものを取り戻すために自分ができることをやるだけ。ふたりでやっていこう、という双樹に、
「ふたりじゃねーだろ?三人だ。三人じゃないとダメなんだ。そうだろ?」
やれやれ、やっとそこに行き着いたか。沙羅と双樹に出会ったことでとりあえず歩き出して、ふたりと一緒に過ごす毎日に自分なりの生き方を見つけることができて、キライだった自分を好きになることができた。商店街の人たちが祝福してくれるような幸せな関係。それを恋愛関係と呼ぶのかどうかは分からないけど、彼にとってもはやふたりは、なくてはならない人生の一部となっていたのでしょう。
イカへのとどめは、三ツ木の使者が教えてくれたイカの弱点。双子との出会いがなければ、それを知ることもなかったわけです。結局恋太郎は、力技でイカを倒したわけじゃない。彼ががんばってる姿に共感して、助けてくれる人たちがいたからこそ、彼はここまでたどり着けた。単なる二代目ではない、彼にしかできないやり方で、この結末を導いたわけです。
そしてついに、恋太郎と双樹が沙羅を迎えに行く。恋太郎は、沙羅と双樹、三人の生活の中に自分の幸せを見つけることができた。それは、母と別れて生きた父が手に入れることができなかったであろう幸福であり、ここで彼は、完全に父の影を吹っ切ることができたんじゃないかな。



バジリスク「神祖御定」
経過報告という名の総集編。すべての悲劇を招いた側にも彼らなりの苦労や苦悩があるのだろうけど、やっぱムカつきますね。その中で、甲賀伊賀の無意味な殺し合いを冷静に受け止めることができない服部響八郎に好感がもてました。