今回のSUPER JUMP

最近、どの作品も盛り上がってますね。おしとね天膳は面白そうな新キャラ登場だし、バーデンターは、パラフィルムの小道具としての使い方に感心してしまった。きららの仕事は、やっと坂巻の勝利に終わって安心。
そして、今この雑誌で一番油が乗ってる、王様の仕立て屋。アキバ舞台で、マルコたちのニッチなノリも最高潮でした(日本のマンガは世界一ィィィィ)。



金色のガッシュベル!!「北国の決闘 宿命のライバル ウマゴン氷結!!」
今週は提供の背景も変わりました。今回は脚本も演出も新顔でしょうか?演出はここ最近のクオリティと比べるとイマイチだったような気がします。
オリジナルのアレンジでは、北海道に行くというサンビームへの清麿とガッシュの反応がおかしすぎます。グルメランドとかブリが生息するシベリアとか、北海道のイメージが極端すぎませんか?ガッシュはしょうがないとしても、清麿さん。あなたもっと北海道に関して知識ないんですか?しかも、サンビームさんについていこうとして沖縄に向かったウマゴンを、ふたりして無責任に見送ってますし。謎の遺跡に関するエピソードもさりげなく挿入。サンビームさんの役に立たない戦術も、アニメ版ではさらにパワーアップして、役に立たなさにバリエーションが生まれてました。いまだにウマゴンの名前すら正確に把握してない、サンビームさんの天然具合が炸裂しております。もっとも、外国人の彼には、ウマゴンという言葉がもたらす無類の間抜けさがイマイチ分かってないのかもしれませんが。
原作では冬の話でしたが、アニメ版では季節が違う分、雪原を舞台にした理由をカルディオたちの特訓のせいにしたアレンジが上手かったですね。
おまけコーナーは、ガッシュと取替えっこしたブラゴのビジュアルが気の毒すぎて、涙が・・・



おねがいマイメロディ「縄とびたくさん跳べたらイイナ!」
この作品も微妙なところで安定してきたようで、最初の頃の突き抜けたパワーはありませんが、それでも楽しく見られます。妙なところで間が面白い作品なんだよなぁ。今回で言えば、歌がごはん大盛りおかわりするところとか。
歌んちは、朝ごはんの用意をマイメロに任せてるんですね。居候が家事を引き受けるってのが定番なんでしょうか?マイメロは、琴に話しかけてもシカトされてたりして、案外大事にされてないですね、ファンシーキャラクターのわりに。しかも、またもや猫に追い掛け回されて結構大変だったりしますが、そんなときでもかわいらしさを貫いているところが、結構根性ある奴かもしれないと思えてきた。
今回は、琴と密かに琴のことを想っていた男の子、琴がちょっと気になっている男の子の三角関係が展開されてたりします。もっとも、結局男の子同士で分かり合っちゃって、琴は蚊帳の外。あくまでも男同士の「友情」です。小学生相手に変なこと考えちゃいけないですよね。
蛇の間抜け面がステキ。クロミさんは、自堕落生活を改善した方がいいと思います。というか、好きな人に、重くなったな、とか言われたらすごいショックだよなぁ。悪の柊先輩、容赦なさすぎ。



5月28日分。


ウルトラマンネクサス「忘却-A.D.2004-」
さて、突然いろいろ明らかになってきましたが、分からないことがどんどん増えていきます。タイトルが2005年じゃなくて2004年なのはなぜなんだろう?この作品の中では、まだ2004年?
20年前、来訪者と呼ばれる宇宙からの生命体はビーストの出現を予言し、ビーストと戦うためのテクノロジーをもたらした。そして5年前の松永の妻の命を奪った新宿の大災害は、隕石によるものではなくウルトラマンとビーストの戦いの結果であって、来訪者たちが人々の記憶を操作していたものだった。その両方にかかわっていると思われるのが、元・対バイオテロ組織の担当官で北米TLT本部から日本にやってきた査察官(遠山景織子という豪華キャスト)。彼女は、プロメテウス・プロジェクトの中止原因となった憐(?)の細胞死を食い止める特効薬、ラファエルの開発を阻止していた。
来訪者たちは、アンノウンハンドが放ったビーストによって、宇宙を放浪することになったんだろうか?アンノウンハンドの手先は誰か?ウルトラマンの存在すら、アンノウンハンドの計画のうちなんだろうか?5年前のウルトラマンは誰が変身したものだったんだろう?再び人々の前に姿を現したウルトラマンは、どんな風に受け止められるのか?子供が、ウルトラマン、とつぶやいてましたが、ウルトラマンは結構知られた存在だったのか?



ビューティフルジョー「ブラックダイヤを取り戻せ!の巻」
チャーミング・エンジェルの巻。出会ったばかりのダイアナに、ついついジョーとシルヴィアの愚痴をこぼしてしまうジュニア。確かに、ジョーのみならずシルヴィアまでますます考えなしになっていくので、彼の苦労は並大抵のものではないのでしょう。アラストルにまで同情されてるしねぇ。そのアラストルも、クールに決めるはずが、どんどんジョーたちのペースに巻き込まれて、自分の立ち位置が分からなくなりつつあります。というか、ホント、この人は何をやりたいんでしょうね?
一方、ブラックダイヤを手に入れて願いを叶えようとしたスプロケットも何を望んでいるのでしょう?悪のブルー復活でしょうか?
そういえば、新シリーズではビアンキーたちが全く無個性になってしまったなあ。前シリーズのビアンキーはかわいかったののに。



英國戀物語エマ「ひとり」
ストウナー夫人を失ったエマ。淡々と屋敷の片付けをすることで気を紛らせていた間はよかったけど、夜、暖炉の前でひざを抱えたとき、初めてひとりぼっちになった淋しさと向かい合って、涙を流す。一方、まだ何も知らないウィリアムは、華やかな晩餐会の席で大勢の人に囲まれて、豪華な料理に舌鼓を打つ。こんなときだからこそ、なおさら鮮やかに浮かび上がるふたりの世界の隔たりが切ないですね。
晩餐会のメニューやその舞台裏の描写がまた細かい。そして、自分の仕事を卑下することなく誇りをもって客に挑んでいる、晩餐会の料理責任者が妙にカッコよかったです。こういう人にとってふたつの世界の隔たりは、決して絶対的な壁じゃないんだろうなぁ。