仮面ライダー響鬼

仮面ライダー響鬼が人気だそうですね。細川茂樹大ブレイク。特撮ヲタの友人は、「演技がまともなんだよぉ」と感動しておりました(そりゃ、今までの新人と比べたら・・・)。
茂樹くんといえば私の中では、数々のインタビュー記事での印象から、完全なボケキャラとして定着しております。曰く、初デートできのこ狩りに誘ったら振られたとか(「楽しそうだと思ったんだけどなぁ、きのこ狩り・・・」)、修学旅行で渋谷に行ったときパルコがたくさん並んでいるのに驚いて、そのうちのひとつはパチモンなんじゃないかと懸命に目を凝らしたとか。
というわけで、今回のボケた役回りは実に彼のキャラクターにふさわしいものですので、私もできる限り見ようと思ってますけど。
なかなかあの時間に起きられないんだよねぇ。



金色のガッシュベル!!「ライバルはアイドル 恋の火花 鈴芽の勝利??」
飛ばしてるなぁ。鈴芽がひとり相撲とってるダメっ子になりすぎてたのがちょいかわいそうだったものの、とっても楽しんじゃいました。このところ秀作続きでウレシイ。
冒頭で清麿ママの台所姿をきちんと描写してるところからも、今回も脚本、演出ともに丁寧なことが分かります。清麿の誘いをすっかりデートと勘違いした鈴芽ちゃんは、とめどなく妄想が爆発。その上、今頃になってようやく、憧れの清麿と憧れのアイドル恵が親しい仲であったことを知ってしまい、複雑な乙女心と相まって、さらに空回ってしまいます。そりゃもう、スタッフの情熱がひしひしと感じられるほど、彼女の表情や背景効果がすんごいことになってます(それに巻き込まれた周りも、なかなかのリアクションを見せてくれてます)。
鈴芽のそんな様子に気づいた恵は、ついついいじわるをしてしまう。原作では、恵がわざといじわるしている様子にティオが気づいて、恵の清麿への感情に疑いを抱くのですが、アニメではそれが省略されてたんで、恵が意図的にやってるのかどうかが分かりにくくなってました。何でだろ?そこらへんの恋愛感情描写は曖昧にしたかったんでしょうかね?
サンビームの新居に行ってからはほとんどオリジナルの展開となっております。嘘発見器で思わず本音を悟られてしまうサンビームさんとか、恵さんに嫉妬するあまり清麿とサンビームさんの仲にまで疑いを抱いてしまう鈴芽とか(なかなか通なカップリング?)、吸引力抜群の掃除機を使ってお約束のドタバタギャグに移行してしまったりと、脚本も自由に羽ばたいております。汚名返上しようと一生懸命食事の支度をする鈴芽。りんごの皮が優雅に浮遊しているさまは抜群の包丁さばきを感じさせるものでしたが、結局、みなさんの形相を変えさせるほどの料理が出来上がってしまったわけで。けなげに料理している鈴芽の描写はなんだったんだよヲイ?と問いかけたくなるくらい、ナイアガラ並みの落差のオチが用意されておりました。みなさん、華々しくゲ●吐いてましたねぇ。恵さんだけは持ちこたえてたのが、さすがアイドル様。一番の被害者は、異国の地での新生活のスタートで、散々な目に遭ってしまったサンビームさん。ご愁傷様です。
さて、来週はいよいよコーラルQの登場です。ホント、待たされましたよ。



おねがいマイメロディ「おうちがキレイになったらイイナ!」
今回は、マイメロのボケ具合にインパクトが欠けててイマイチでした。やっぱ学校が舞台の方が楽しいですね。その分、ブラックさでは今回が一番かも。「あの人が一番の粗大ゴミだったような気がする」とヒロインに言わせたり、他人への迷惑行為を完遂して満足するお隣さんなど、スピードグラファーの分かりやすい「悪」よりも、もっと根の深い不気味さがありました。
クロミマイメロに敵意むきだしだったのは、マイメロにかかわったせいで被害を受けてたためだったらしい。マイメロから距離を置けば平穏に暮らせるのに、自ら墓穴を掘っていくさまが、悪い男にかかわってしまう運のない女のような悲しさがありますね。案の定、ワルとしては格が違いそうな柊先輩に騙されてるし。もしかしてこれは、いかにしてクロミが悪しき循環から逃れられるかという話なのかも。
それって、子供向けなんだろうか?



4月23日分。


英國戀物語エマ「ミューディーズ」
屋敷内で車を走らせるハキム。期待を裏切らないエキセントリックぶりで、大変よろしい。
恋敵宣言された相手にもかかわらず、エマに対してハキムの行為を弁護してしまうウィリアムはイイ奴だなぁ。彼がハキムに引かれるのは、自分にない率直さがあるかららしいけど、傍から見てて分かりやすいウィリアムも、ある意味とってもストレートな人だと思います。エマは、そんなウィリアムの良さをちゃんと分かっていて、彼は彼のままでいいんじゃないかと言ってくれました。ウィリアムさん、すっかり浮かれてるようですが、何も言えないまんまじゃ全く進展しないんだということにそろそろ気づこ。な。



『ロスト・メビウスブギーポップバウンディング』(上遠野浩平電撃文庫
「2年ぶり、待望の新刊登場!」という煽り文句で初めて、『ビートのディシプリン』がブギーポップ・シリーズにカウントされていないことに気づきましたよ。
いつものことながら、設定だのキャラクターだのが絡み合ってるので、私のような記憶力のない人間には、読んでて思い出せないことが多すぎです。しかも、ブギーポップ以外の作品も絡んでるからなぁ。もっとさくさく刊行してくれれば、思い出すのも楽なんだけど。
内容については、まあ面白かったかな、という感じ。『ビートのディシプリン』と比べると、メインをはってるのが受身の綺なせいか、殊更地味な展開だったような気がします。蒼衣の方が、分かりやすくて感情移入しやすかったですね。もっとも、私はレイン・オン・フライディがイチオシなんで、彼女が出てこなかったせいで評価が低くなっちゃうのかもしれないけど。