やっぱマーガレットはコワイ。

9月20日分。


MADLAX「聖血-saint-」
ヴァネッサに続いてエリノアも失ったマーガレット。マドラックスはフライデーに銃を向ける。しかし、エリノアが取り戻したはずのマーガレットの心はまだフライデーのものだった。「父」を殺されそうになって、マドラックスを撃つマーガレット。倒れるマドラックス。マドの手から離れたセカンダリの1ページはフライデーのものとなり、真実の扉が開かれる。12年前に時が遡る。
飛行機が落ちた後、フライデーとバートン大佐が対峙している場面に遭遇したマーガレットは、父の元へと駆け寄っていく。しかし、フライデーが3つの言葉を放ったことで、バートン大佐はマーガレットを殺そうとした。マーガレットは父に銃を向ける。その引き金を引いた時、彼女はふたつに分かれた。自分自身の心を守るために、父親を殺したくないという理性と、生き延びたいという衝動が、場の力を受けてふたつに分かれた。それが、マドラックスだった。父を撃った自分を、マドラックスという存在に委ねたまま、マーガレットは「普通」を生きてきた。一方、マーガレットの本質は、「マドラックス」という姿でこの地に残された。
フライデーは「扉を開けるための瞳」を失った。だからこそ、あの瞬間、扉の向こうに鍵(レティシア)を残してきたマーガレットを、扉を開けるために必要としたのだろうか?
フライデーが言葉を放つ。殺戮が街にあふれる。誰もが、自分を解放し始める。勝利に酔うフライデー。しかし、彼に向かって銃を向けたのはマドラックスマドラックスという名を冠した存在。それは、単にフライデーの行く手を阻む者というだけでなく、もしかしたらマーガレットを守護する存在として、あの時のマドラックス=父が果たせなかった役割をも担っているのかもしれない。


さて、いよいよ来週最終回なわけですが、まだ謎がいっぱいです。
エリエス文字とはいったい何なのか?いつ、誰が、何の目的であの本を作ったのか?結局、ここまで来るのになぜ12年の時を必要としたのか?(マーガレットが自分の罪を自覚する年齢になるのを待っていたのか?)バートン大佐は大富豪じゃなかったのか?(軍人で富豪?)フライデーは扉を開けるのになぜ瞳が必要だったのか?なぜクアンジッタ達は、全てを見つめつづけているのか?ドレスとかパスタとかSSSとかの小道具の意味は?(小道具?)
なんとなく、最終回後も謎がわんさか残りそうな予感。