プラネテス。

昨日書いたプリーティアと並んで最近楽しみにしている再放送が、プラネテス
本放送時に評価が高かったので期待してたんですが、期待を上回る内容です。脚本が抜群にいいですねえ。構成がしっかりしてるし、セリフにも説得力がある。舞台は宇宙という非日常設定だけど、内容は人間の夢だったり想いだったり人とのつながりだったり、奇抜さではなく直球勝負でドラマを描こうとして、それを成功させている。ちょっとしたキャラクターの動きにまで気を配った演出にも感心させられてます。
見終わった後、よっしゃがんばろう!という気持にさせてくれる(EDの曲がまた、その気持を盛り上げてくれるんだわ)。
昨日は、ギガルト先生の教え子ふたりが期せずして顔を合わせたところで、ぐっときました。先生が残した素晴らしい足跡を目の当たりにしたような気がして。



9月16日分。


ギャラクシーエンジェル「ハーイ!ちりめんジャック」「レイニーブルー
休暇中のエンジェル隊さんですが、実は中佐の策略で、みなさんはハイジャック犯確保に駆り出されていたことが判明。保険としてメアリー少佐まで船に乗せているところは、中佐、なかなかの策士だな、などと思ってはいけない。エンジェル隊の方がハイジャック犯よりはるかに危険な存在だとういことを、もう一度思い出しましょう。ほら、言ってるそばから、スッチーを拘束して制服奪い始めたし。犯人のプロフィールに合致する身長の男を捜すためだけに、銃で脅して乗客全員立たせてます。身長、体重がぴったりというだけで選ばれた悲劇の乗客ふたりは、ミントのヴァーチャル自白装置(別名:単なる電気椅子)の犠牲になってます。ツッコミ対象が多すぎて、少佐の血圧上がりっぱなし。フォルテは、ヴァニラの姿が見当たらないってだけで、ヴァニラが犯人に捕まっただの、地球が危ないだのひとりエキサイトして少佐もぶん殴られる始末。続いて、探偵気分でノリノリのミントにも殴られるし、少佐さんざん。
てか、楽しんでるでしょ?正直言ったんさい。エンジェル隊のみなさんってば、憂さ晴らしにわざとやってるだけでしょ?約一名、のんびり腰を落ち着けてデジキャラット見てる人もいるし。
とにかく犯人は男だということから、当然のようにフォルテが犯人の変装だろうという話になる。「ここ最近、キャラまんま男だしね」て蘭花さんも言うなあ。そこで、女であることを証明しようとフォルテが脱ぐ!ああっ、しかも視聴者には見せてもらえないっ!!ワガママなもん、って、一体どれだけのもの見せたんだ姐さん!!結局収拾がつかないので無理矢理ハッピーエンドで締めようとしましたが、世間はそう甘くない。ハイジャック犯として全員お縄につきました。
少佐がエンジェル隊に振り回されて大活躍。こういう常識キャラが一人加わっただけで、エンジェル隊の非常識さがヴィヴィッドに浮き彫りにされます。少佐には気の毒でしたが、この人員配置は素晴らしい。もっとも、日頃エンジェル隊に振り回され、メアリー少佐にイヤミを言われつづけている中佐ですから、もしかしたら全てが彼の策略なのではないか、と勘繰るとかなりコワイですけど。


タイトルが食い物じゃない。ロステクスペシャリストとして雨が降りやまない惑星トランに呼ばれたエンジェル隊。確かにスペシャリストかもしれない。被害加害両方において。雨の原因と思われるロステクと融合してる少女を紋章機に乗せて、雲の上の太陽を見せてあげるミルフィーユ。少女はいつの間にか消えて、トランの雨もやんでいた。少女は、惑星自身だったのかもしれない。紛争の絶えない状況を嘆く惑星の涙が、ロステクの力によって雨となって降り注いでいたのかもしれない。
少しくらい傷付いても、太陽の光を浴びさせてあげれば、ゆっくり時間をかけてお世話をしてあげればきっと応えてくれる。ミルフィーの言葉に、惑星は希望を託したのかもしれない。
って、ギャグはっ!?いつギャグになるんだろうと待ちつづけた自分が悲しい。ありがちな展開で、ギャグを捨ててまでやる話でもないような気もします。ミルフィーユのあのお気楽さが、たまには人様の役に立ったりします、というお話。
とりあえず、今回はAパートがかなりよかったので満足。



忘却の旋律「世界を貫く矢のように」
ラスト近くなっても混沌は混沌のまま。作り手側はかなり楽しんで作ってるんでしょうが、どうも見ててそれに乗りきれませんでした。
戦闘シーンはそれなりにスピード感があってよかったし、カラオケ・ボックスのシーンは笑わせてくれましたけどね。てか、数々の音楽的記号が結局、カラオケに集約されるのか!?
とりあえず、遠音とココたちの犠牲によってミトラノ−ムは守られた。君は選ばれたわけじゃない、これから君が選ばなきゃならない。黒船の言葉を思い出したボッカは、いよいよ地球での最終決戦へ。いろいろと謎があったはずなんだけど、分からないままに終わりそう。