インターバル。

オリンピックのせいで(おかげで?)中止番組が多いので、いつもよりゆったりとしたペースでTVを見てます。この位の本数の方が、余裕があっていいかも。秋からの新番組ラッシュをどうしよう・・・。



8月25日分。


ギャラクシーエンジェル「トラのうま煮」「今日風(株)ラ蒸し」
本日は2本とも大和屋脚本。働くなあ。


エンジェル隊が中佐を護衛して、寂れた惑星へ。そこから始まるトラウマ合戦。攻撃してきた反政府ゲリラの姿に、誕生日のトラウマが蘇り放心する蘭花。幼き日の思い出にもツッコミ役がいるのは素晴らしい。暴れる蘭花を連れてなんとか隠れるみなさんですが、飛来してきた蝶にヴァニラの蝶を食う男のトラウマが。ヴァニラのせいで見つかってしまい逃げ込んだ先の森に火を点けられたら、今度はミントの火災トラウマが。火の中に飛び込むミントに続いて、なんとか街へと逃げるエンジェル隊。ひとりフォルテが劇場の中へ入っていくと、そこには反政府ゲリラ隊長の姿が。昔の仲間に銃口を向けられたフォルテは、自分の大事な銃を奪ったのが彼だったと気付き、彼をぶん殴って一件落着(姐さん、せっかくのラブロマンスのチャンスを・・・)。心は回転寿司に飛んでいるフォルテがるんるん指を回すと、ミルフィーは放心してその指先を凝視する。ミルフィーユの場合、トラウマじゃなくてトンボの習性なのかよっ!?というオチ。
不条理要素は随所に見られたものの、部分部分はそれほど笑えるものではなく、繰り返されるトラウマ・エピソードもミルフィーの寿司へのこだわりも、すべては大オチにつなげるための壮大な前フリ。ラストで笑えなかったらすべてが台無しという思い切った構成。インスタントな笑いを狙うGAらしからぬ展開でした。個人的には、年なんか取りたくないわよぉぉぉ!!という蘭花さんのトラウマに共感できました。


Bパート。中佐が軍隊をクビになり貯金もなかったため、いきなり会社設立。エンジェル隊もなりゆきで引きずられてOLに。と思ったら、ミントとヴァニラはうまいこと逃げてます。とりあえず形から入ってみただけで、設立理念のかけらもない会社ゆえに、ミルフィーユとフォルテは単なる腰掛け感覚です。そこへ蘭花がお菓子の新製品を持ち込む。「憧れの人の縦笛キャンティー」。その味、フォルテさんは、身に覚えがあるようです。中佐も?ミントさんもですかあ?そこから、プロジ●クトX風に新製品を売り込む従業員一同。商品はいきなり大ヒット。あっという間に自社ビル出現の大企業に。ライバル会社がコピー商品を発売して株価は暴落するが、蘭花はまたまた新製品、「憧れの人の上履きの匂いコロン」を開発しメガヒット。何が売れるか分からない世の中です。軌道に乗ったところで、ミントがまんまと会社をテイクオーバー。そこから始まる経営者ミントと従業員たちの戦い。その間に商品人気は廃れ、投資家に見放されたミントはヴァニラのご託宣に頼って大損害。みなさん子会社に飛ばされ、それでも仕事があるだけ有り難い、とそれなりに幸せなOL生活を送っておりましたとさ。ラストの小さな幸せがちょっと身につまされるような話。
このBパートの方が、お馴染みのあれよあれよなジェットコースター感があって面白かったですね。OL制服姿だのスーツ姿だのがナイス。中佐の意外な(そして無謀な)野心家ぶりもよかったです。



サムライチャンプルー「暗夜行路其之壱」
ムゲンのお知り合いに遭遇し、その過去が明らかになる展開。どうやら続きエピソードのようで、このエピソード関連で終了?ここ数回見られた軽快なやりとりや細かいボケが見られず、やはり私は、この方の脚本とはとことん相性が合わないようです。