何か書こうとしてたんだけど、忘れた。

7月27日分。


ウルトラQ「小町」
中華屋でアルバイトをする小町。彼女は文字通りの小町娘で、ちょっと受け答えは妙だけど、明るく気立てもよく非の打ち所がない。冴えないし不器用だけど誠実な青年、若林は、いつしか、彼女に真剣に恋をするようになる。不良に絡まれたふたりだが、小町があっという間に撃退し、倒れた若林を看病。それをきっかけに、彼は会社を辞めて24時間休む間もなく働き、指輪を買って彼女にプロポーズ。しかし、彼女は混乱して車の前に飛び出し、部品を撒き散らしてバラバラに。実はアンドロイドであった彼女の製造元、いずこからか現れたウルツに回収されていく。故郷に帰ることにした若林が、中華屋のじっちゃんと彼女を振り返ってしみじみとしてたら、修理された彼女が帰ってきて、愛してます、と告白。めでたしめでたし。
彼女が中華屋で働いた経緯とか、彼女は果たして若林と結婚できるのか、とか細かい疑問は山積みですが、これはおとぎ話仕立てなんで気にしちゃいけません。その証拠にレギュラー陣出てないし。もっとも、かなりシニカルなフェアリーテールではありますが。
ナレーションに言わせると、こんな風に、冷徹で機械的な人間よりも人間らしいアンドロイドがそのうち現れてくれるので、人間が機械に近くなってるような世の中でも心配いりませんよー、ということですが、もっすごく心配です。それマジ人間ヤバいから。しかも、若林とじっちゃんの、「いねえもんな、今どき、あんないいコ」という会話は、明らかに世の女性たちにケンカ売りまくりでとっても失礼。脚本、言いたい放題。
演出も自由に遊んでいて、小町を想う若林の周りに躍る小町の文字、小町を存分に見せた不良たちとのスローのアクションや、駆け出した小町が一瞬にして車に飛ばされるまでを1カットで撮ってたりするのが漫画的で面白い。



RAGNAROK THE ANIMATION「すでにお前も汚れている」
パーティから離れたマーヤは、思い切り羽を伸ばして楽しそう。その頃ロアンは、倒しても倒しても次々蘇ってくるモンスター相手に苦戦中。タキウスはいつものように先生と問答中。地面からその先生が突然登場したりだの大混乱の中、ロアンは通りすがりの女性に助けられて、力だけがすべてじゃない、と説教されます。いつも女性に助けられてますねえ、この男。
一方、救いを求める魂に安らぎを与えるために、試練を受けるユーファ。試練といったら、こりゃもう間違いなく、洗濯とか掃除とか料理とかだと思ってたんですが、予想に反してキーオ兄ちゃん登場。ぶつぶつ愚痴った挙句、お前は汚れている、自己満足、自己愛しかないと糾弾します。兄さん正解。今までちやほやしたロアンが自分の上をいくのが許せないのか?と嘲笑います。兄さん大正解。よく分かってますね。さすが腐っても兄。
いつしか全裸で鎖まみれ、プラス仮面を被せられてイイ感じ(え?)のアレンジを受けて責められるユーファ。そうですあたしゃ人を救えません、とかギブした途端、試練終了。自らの弱さを知ることが試練だったそうです。安っ。
というわけで、転職完了。次回はユーファの活躍が見られるのか?