今日は鮎が一尾99円でした。

夏の味覚っていいですねえ。



金色のガッシュベル!!「守りぬけ!約束の赤い魔本」
作画が濃いですね。演出の良さにはバラつきがありましたが、力の入った回であったのは確かです。とにかくぎっしり詰まった展開です。
今回は、前半のウマゴン&サンビームの大ボケでの笑いと、後半での赤い本を必死に守ろうとするティオのけなげさ、そして次々に駆けつける仲間たちという最大級の盛り上がりで構成されていました。前半の演出は楽しかった反面やりすぎのような気がしましたが、後半のスリルと感動には圧倒されました。演出の貝澤幸男は、1ショットで見せたときの画面の使い方がうまく、アングルの付け方や奥行きに特徴があるので私は好きなんですが、その反面、動きを見せるところで止め絵が使われたりするので、それがひっかかるという場合もあるでしょうね。
今回は、サンビームがちょっとハジけすぎのような気がしました。サンビームは天然ボケであってアクティブ・ボケではないので、積極的にボケ行動を続けているのには違和感を感じます。一方、ウマゴンの名前のくだりをアニメで表現するのは難しいところですが、出来るだけ忠実にアレンジしていたと思います。


ウマゴン大勝利ですが、サンビームは死にそう。完全に顔が青い、いや土気色になってます。大丈夫大丈夫とか言ってますけど、ちっとも大丈夫じゃないです。そら清麿も慌てます。さすがにアニメでは血がどぴゅぴゅぴゅと吹き出る演出はありませんでしたが、サンビームが死相バリバリなのは伝わってきました。そのサンビームの傷をべろべろなめるウマゴン。ここにパートナーの絆が、ってガッシュもなめてるし。戦闘の中でも明らかになったように、ウマゴンとサンビームは心で繋がっているのです。ウマゴンの言っていることが理解できる初めての相手。これでやっと自分の本名を分かってもらえると発奮するウマゴン。ガッシュと清麿も大興奮。メルメルメーの書き文字会話が展開。劇的な背景の効果もあいまって、緊張の一瞬です。いえ、伝わってませんけどね、ちっとも。いつの間にかサンビーム&ガッシュジェスチャー大会になってしまい、絶望に打ちひしがれるウマゴン。しかし、その肩に優しく手が置かれる。見上げると、日の光を背に浴びてウマゴンを力づけるサンビーム。そして、もう一方の肩にはガッシュの手が。分かるまでやろう・・・。それはウマゴンにとっての希望の光。ここに自分を理解しようとしてくれる人たちがいる!もう一度立ち上がるウマゴン。
いや・・・多分何度やってもダメだと思うし。ガッシュにいたっては、単にジェスチャーゲームが楽しいのではあるまいか?というふしがあるし。感動に見せかけて全然無責任なふたりがステキでした。そしてそれを呆然として眺めつつ、ついつられて踊ってしまう清麿。ここは、3人のことを放心したように膝を抱えて眺める清麿だからこそ、レイラの「この人たち一体何を・・・?」が生きてくるんですよお。アニメ版の清麿、ノリ良すぎ。
レイラの持ってきた月の石で体力を回復する4人。今日は脚本に不自然な重複分が多かったですね。例えばここでのレイラの、「私たちはその光を失ったら私たちはまた石に・・・」というように、くどい面がありました。
ティオたちを助けるために街へ向かうガッシュたち。その頃、アポロの所へ避難した一行。ティオはガッシュの本をしっかりと抱きしめている。そこへ魔物の一群が襲いかかり、いち早く危険を察知して、ティオと恵を助けるためにとっさに椅子を投げるアポロがカッコイイ。原作よりもアポロが活躍してました。圧倒的な数と力に追い詰められる一同。薄暗い路地で展開されるドラマを演出する光と影の使い方が上手い。泣きそうになりながらも一生懸命にガッシュの本を守ろうとするティオは、路地の細い隙間を通って逃げようとする。それを追いかけようとする魔物たち。魔物たちが向かってきてティオを追って路地へと飛び込むまでの視点の移動も面白い。ここで狭い空間を使ったことで、小さな魔物しかティオを追えない分、1対1の追いかけっこにフォーカスされて、緊迫感も盛り上がってます(単に建物を飛び越えて向こう側でティオを待ちぶせすりゃいいじゃん、というツッコミはなし)。必死に出口の光を求めるティオ。やっと目の前が開けた時に後ろから髪をつかまれて絶体絶命。と、そこに現れた救世主。凄みを利かせたウォンレイと、あるある女リィエンの熱愛カップルです。ティオの目線までしゃがみこんで、そっとその手に触れて、優しく語り掛けるリィエン。ティオの目には、文字通り光のような存在として映っているのが分かる場面です。そして、またもや現れた魔物たちに立ち向かう、もう一組の頼もしい存在。キッドとナゾナゾ博士登場。力を使えない一同に代わって、一気に攻撃をしかける二組。まだ仲間がいる。新たに現れた力強い存在に勇気づけられる一同。ここは、もうちょっと劇的な演出が欲しかったところでした。
しかし油断したティオは魔物に捕まってしまう。ピョンコが偉そうにうそぶきながら落っこちていくところは、頭の三つ葉が風圧に曲げられていたり、落ちた時がつぶれたカエル状態だったり、ちょっとしたギャグ調を挟んでます。なんとか本だけでも守ろうと恵に向かって本を投げようとするティオ。そこに響く、待ち焦がれた声。はっとなって本を抱え直すティオの目に、新たな光が見える。ガッシュたちの到着です。見上げる仲間たち。手を伸ばすガッシュ、それに応えるティオ。光の中で、ついにふたつの手が触れ合おうとしている・・・ってそこにチチもげCMが来ると台無し。
EDのキャストには目がくらみそう。とうとうオールキャストがそろって(除凶悪コンビ)、来週は伝説のMJ12が登場です。ええっ!12人総登場ですか!?



レジェンズ〜甦る竜王伝説〜「なんたることか父主役・・・?!」
前説はディーノのパパりんです。最近、息子の様子がおかしいことが気になるディーノパパ。パパの一人語りで、立身出世物語が展開されています。というか、ここは米国ですよね?その割に、高校時代の思い出がとってもジャパニーズだし、出前とかやってるし、彼の苦心の作、「腹筋くん」も和物風味爆発。せっかく作った玩具は全く大企業に買ってもらえず(当たり前)苦労する一方、ベーカリーの彼女とイイ感じになって、彼女の応援を受けて、「懸垂くん」が作り出されたりします。彼女との間にできた子供のために、売れるおもちゃを作りはじめたパパは、コピー玩具で成功する。
さて、現代に戻って、不安になったパパは、ディーノの友達調査を始める。ここらへんで既に方向が間違ってるところに気づかないのがパパの敗因。シュウにインタビューするパパ。シュウが何気なく放った一言、「変わってるね、自分の息子がどんな子か人に聞くなんてさ」が、的を射た言葉だけに、パパの胸に突き刺さる。一方、父親とキャッチボールを始めるシュウ。彼にとっては、そっちの方が、ディーノパパが見せたゲームよりもよっぽど魅力的なんです。ディーノパパと違って、創造的な玩具のアイデアをシュウに語るシュウパパ。父のアイデアに楽しそうに応えるシュウ。ディーノ親子とは対照的な、理想的な親子関係が見せつけられます。自分のことを調査していた父に、今までの不安をぶつけるディーノ。初めて自分のディーノへの接し方を反省し、昔作ったオリジナルの玩具をディーノに渡すパパ。一生懸命懸垂を続けるくたびれた中年親父「懸垂くん」の姿に、父の知らなかった一面を感じられたのでしょうか、翌朝、ディーノはぶっきらぼうながらも、父に話し掛ける。あなた、ではなく、父さん、と。感激したパパは今までの自分を反省し、オリジナルな玩具づくりを始める。いや、オリジナルじゃないし。全然分かってないですこの父。てか、何よりもまず、絶望的にセンスに欠けていると思うんですけど。


善意ながらもズレまくっているディーノ父が楽しかったですね。今までのディーノの言動から、とりつくしまのない尊大な父親を想像してたけど、単に不器用なだけなんですよね。完全に和解したわけではないけど、父への態度を少し改めたディーノとそれに感激する父(でもよく分かってない)という歩みよりも見られました。今回も微妙なシュールさとほのぼのドラマで十分楽しめましたが、これは子供たちに理解できる話なんでしょうかね?ウチの相方いわく、「プロジェクトXより子供たちに見せたい成功物語」だったそうです。なるほど。確かに。



7月17日分。


DearS「小さかったかしら?」
やっと話が動き始めたので、今日はなかなか面白く見れました。演出もよかったです。時々挿入される商店街風景が謎ですが、丁寧に描かれていて好感が持てます。レンがひとり木の上で空を見上げている図が美しかったですね。
レンを住まわせていることが寧々子にバレてしまう武哉。しかし、オタク少女は反応はひとあじ違う。空中元素固定装置まで持ち出して興味津々。順応も早い。ケロロ軍曹の冬樹みたいなもんですね。彼女のおかげでレンも言葉を覚えましたので、話も早い。しかし、言葉遣いが微妙なので、寧々子とあわせると時代背景が分からなくなります。寧々子と一緒に、レンの服選び。オタク少女のセレクションは、マニアックなツボを心得たものですね。そこへ脳みそピンク先生が現れて、ひと騒動。結局元サヤに収まりました。
DearSの謎はこれから徐々に解明されるのでしょう。



ニニンがシノブ伝「忍者、花見で浮かれるの巻」「忍、楓とデートするの巻」
あらやだ。今回面白いじゃない?
忍者衆、花見で浮かれすぎ。絶好の花見日和、と思ったら雨じゃねーかっ!?ということで、文字通り盛り上がりに水を刺されて死にそーな音速丸。朦朧とした意識の中でミュージカルのセリフがついつい口をついてしまう。ちょっといじらしい。てか、花見でミュージカルやるつもりだったんですか・・・?それは中止になって(特に楓的には)よかったかも。雷に打たれて灰になったお弁当様を振りまくとチューリップが、というハートウォーッミングな展開で、音速丸がバカキャラ全開なのが微笑ましい。そして、なぜか探検。ワニに食われた音速丸といういきなりの危機(逃げようと思えば逃げられる状況だったりしません?)ですがそれはおいといて、アリゲータとクロコダイルの見分け方が大変役に立ちました。一方、忍さんは全く役に立ってませんでした。
Bパートは、忍と楓のデート。自分がでっちあげた存在しないクラブに惑わされる音速丸。デートで不審な行動をとる忍に化けていたのは雅。幼女かつ忍のしっかり者の妹という、狙いすぎのキャラです。お札に造反されてピンチのところを助けるサスケ部隊。ビギナーズ・ラックだったりするんですけどね。サスケ部隊の登場場面が見事でした。
Bパートは微妙でしたが、Aパートは面白かったです。Aパートのバカさ加減と勢いで展開してくれれば楽しめそう。そしてやっぱり、この作品を支えている若本規夫の活躍が際立ってました。