お休み中。

5月3日分。


A15「LOVELOVE?」【3月の濡れた砂】「ヒットをねらえ!」【そんなー!】
大泉が主役のLOVELOVE?はじまりはじまり。
大泉って、ヒットの時は硬派な奴なのかと思ってたけど、かなりミーハーな奴でした。そうだな。硬派があんな企画出さないよな。
大泉の視点から見ると、美月がしっかりした「大人の女性」に見えるのが新鮮。確かに高校生から見れば、プロデューサーってそう見えるのかも。
つまり、大泉が5人に振り回される単なる学園ラブコメなんですね(単なるパンツ見せアニメとも言うが)。洋子、「初めての人が大泉クンで・・・」って、それはどうゆう意味デスカ?
ヒットの方にOPが付いたぞ。しかも、生田美月の歌だ!歌詞が萎えすぎで面白いです。



MADLAX「無在 -none-」
マドちゃんってば、若い娘さんが使用中の男トイレに入っちゃだーめ。
先週殺された議員の手引きでガザソニカ密入国したクリスを助けるマドラックス。若いかわいい男の子を守るのは女性が持つ種の保存の本能ですからな。え?違うの?マドラックスも父親を探してる?
親衛隊のおねーさんは、ドーンとベッドイン。早っ。ドーン氏は単なるマドラックス萌えの人でした。
このラストは、アンファンが反政府組織も掌握してるってことなんですか?それとも、単にクリスがはめられたってこと?
普通だ。今週は特に普通だ。何一つ特筆すべき要素もないし。マドラックスが出てるのになあ。このまま普通アニメになってしまうのだろうか?



GANTZ「っていうことは、あの時」
玄野、日常にカムバック。これがどうもコピーらしくて、本体は死んでるらしいんだけど、んなことどーでもいーし、知らねっつの(by玄野)。
牛乳の「乳」の部分を見て考え込む人も珍しいし、殴られてる最中に裸の女を思い出すのもスゴイ。玄野はとにかくそれ以外考えてないんだね。ヤれたらいいんですね。で、タつと強くなる人なんですね。・・・・・・若いね。
取り合えず、薄情なオタクとは手を切っとけ



5月2日分。


金色のガッシュベル!!「パティ逆襲!!とき放たれた刺客たち」
先週が良かったんで、今回は期待しないぞと思ってましたが。
自分、大正解。


作画はまあまあとしても、演出が間抜けなんですよ。妙に1カットに収めてロングで見せようとしてる。原作を読み直してみたら、原作コマをそのまま使ったりしてたことに気付きました。マンガのカットがアニメで映えるとは限らないんですけどね。てか、キメのドアップ・シーン以外、そのまま使っておかしくない方が稀。戦闘シーンの迫力を出すにはもっとカットを細かく分けなきゃ。例えば、ラスト近くでガッシュが羽交い絞めにされた状態から敵を跳ね返すところをロングで見せてましたが、これなんかは、バストアップのショットを混ぜて、最低3カットくらいに分けるべきだぞ。
コルルの回想も、引き延ばしのためだろうけど、中途半端に長く引用しすぎて、視聴者の感情を動かすポイントを外してしまってる。
パティが言葉につまって清麿が補う部分は、なぜパティが顔を赤らめてるのかが分からない。ここは、単純に言葉につまって困って汗、のように見せないと、赤面させたんじゃ、口に出せない他意があるんだろうか?と深読みしてしまいますよ。
それと、オリジナルの話でゾフィスがガッシュたちの前に姿を見せているせいで、怒りの対象となるイメージの幅が狭まってしまってる。まあ、これは予想の範囲内でしたが。
ちなみに、本の持ち主を探し回ってるときのピョンコの情けなさは、今回の良かったポイント。


さて、いよいよティオと恵の登場です。オイシイとこ全部持っていく活躍を期待してるぞー。



レジェンズ〜甦える竜王伝説〜「鳥が恋してズッキュンバッキュン!」
今回は妖鳥アンナとシュウのかわいらしい恋のお話。
アンナに捕まえられたシュウは、最初は飛べることに感激してたものの、高度を上げると怖がって泣き出す。鳥の自由さに純粋に憧れながらも、一方で、決して鳥にはなれない自分を、ためらいなくさらけ出すシュウ。彼の考えなしのバカさ加減が表現されている一方で、強がって生きてきたアンナにとって、呆れるほど素直に感情をあからさまにするシュウという人間の自由さが、恋心をくすぐる様子がよく分かる。
米国の州名を覚えるのに役に立つのではないかと思われる授業風景も、子供番組の教育的機能をそれなりに果たしてるのが興味深い。
マックや悪役3人組がいい味出してるし、これやっぱり面白いわ。



異形コレクション・黒い遊園地』(井上雅彦編/光文社)
異形コレクションもとうとう29冊目に入ったんですねぇ。
1巻目をコンビニで見つけて以来、井上雅彦の慧眼によって選ばれた作家の数々の作品と、彼の博識によって彩られたこのコレクションには、毎回随分と楽しませてもらってます。このシリーズによって知った作家も数知れず。現在、私の一番のお気に入り作家である牧野修に出会ったのも、このアンソロジーでした。


遊園地という、編者の井上氏がいかにも好みそうな、ホラーとファンタジーが出会うに相応しい場所を舞台にした今回。家族連れの定番スポットだけに、そこにさまざまな家族の関係(特に親子)が映し出されていたのも興味深い。
林巧の「香港の観覧車」は、観覧車が持つ特性に改めて気付かせてくれました。また、芦辺拓の「少年と怪魔の駆ける遊園」、倉坂鬼一郎の「死の仮面」、牧野修の「コドモポリス」、薄井ゆうじ「桜子さんがコロンダ」などなど、それぞれの作家に期待していた「色」も見事に堪能できました。
私が特に気に入ったのは、小中千昭の「未来の廃墟」。廃墟のテーマパークに一瞬だけ出現した、過去が描いた「未来図」は、陳腐で微笑ましくて哀しい。特撮作品や井上氏の解説にあるような経歴も含めて、小中氏だからこそ現出させることができる世界でした。