タチコマのいない攻殻はさびしい

4月13日分。


攻殻機動隊SAC「未完成ラブロマンスの真相」
今回は、銀行とマフィアと警察の裏取引に、昔馴染みとともに巻き込まれた課長が主役。
隠しワインセラーって、それくらいすぐ見つかんないのか?ということはおいといて、切れ者ジジイぶりを発揮する課長大活躍で、少佐もあらためて課長のありがたみを実感。
少佐と課長の信頼関係ってカッコいいっスね、ってことで。



RAGNAROK THE ANIMATION「よろしくね、お兄ちゃん」
冒頭からいきなりレアなシーンが展開。
なんだなんだ少年。あれくらいの露出でなぜそんなに赤面する!?しかもショボイ露出にはふさわしくない、悩ましげなBGM。
世にはびこる露出過剰(というか隠す部分の方を急募)アニメの存在が信じられないような世界ですね。全般的に、女のコ・キャラの露出の少なさが近頃では珍しい。
今回、ユーファが案外計算高い女であることが判明しました。つまりロアンはキープくんというわけだ。正直で実によろしい。ロアンを踏み台にして、大きく羽ばたいていって下さい。
なんだかんだいって彼女、服を脱ぎ散らかすだらしなさだわ、髪結うこともできない不器用さだわ、寝相悪いわと、第一印象を裏切る「等身大ヒロイン」要素が目白押しですよね。この特性は、ぜひ今後も伸ばしていって欲しいです。
あきんど根性丸出しのマーヤとペットのポイポイという、新キャラの組み合わせもカワイかったです。
次回あたりは、途中思わせぶりなドラマを展開してたロロノア・ゾロと関西弁色黒女の本格登場を期待してもよいのでしょうか?



忘却の旋律「長い放課後のはじまり」
主人公ボッカは、スクラップ屋のジジイからしゃべるバイクをゲット。
そのころモンスター・ホル(これはホルスタインのホル?)と戦士・黒船の戦いはしつこく続いてたりして、ホルは腹が減ったんで、市長の娘であるメガネっ娘が食べたぁ〜い、と市長にお・ね・だ・り。市長は拒絶するが、「心の矢」教師が出世のためにホルにメガネっ娘を献上。どうやら、「心の矢」教師は、モンスター・ユニオンとかに入りたいらしいです。
あらやだ。ホルってば、組合員だったの?軽薄そうなルックスのわりに、割と堅実な人生設計なんですね。男が守りの姿勢に入るのは、家庭を持ってからで十分だぞ。
ボッカはボッカで、黒船をストーカーしてるスリ少女にたかられてもぉ大変。とりあえず、この世界は3歩歩けば他人にたかるヤツにぶちあたるような気がしてきました。
ホルと黒船の戦闘再開。とそこへ、例のバイクに乗ったボッカがホルの牛型バスへアターーーーック。手持ち無沙汰になった黒船氏はボッカに向かい、
「キミは選ばれたわけじゃない。これからキミが選ばなきゃいけない。そして選ぶなら覚悟がいる」
とか、ラムズフェルド国防長官のような訳の分かんない言い回しを残し、呆然としてる一同を置いてとんずら。
そうこうしてるうちに、メガネっ娘を人質にとった人間失格教師がアピールしてきたので、ボッカは正真正銘本家本元の「心の矢」を放つ。
「鳴り響け、ボクのメロス!」
キメ台詞とともに、全開にした二の腕に矢をなすりつけ、その矢で壁をぶちぬいたりするんですよこれが。
二の腕サービスとは非常に気の利いた演出ですが、少々筋肉不足の腕なんで、ちっともそそられませんでした。


方向性が定まってきてるのでしょうが、その方向がどちらを向いてるのかまだよく分かりませんでした。とにかく、牛モンスターがすごくわがままキャラなんだな、と。
あと、バイク・マンガになだれ込むかもしれない気配が漂ってきました。
私はねぇ、ペリカン・ロードが大好きだったんですよぉ(え?そゆうのと違う?)。


次回予告に、ツッコんでくれ、と言わんばかりのシーンを見つけてしまいました。ちょっと楽しみです。