今さらの前期アニメ私的ベスト3。

1. 人類は衰退しました
2. 超訳百人一首 うた恋い
3. 黒子のバスケ

人退に関しては言わずもがな。
ゆるゆると衰退していく人類と、可愛いが少々ブラックでシビアで天然な妖精さんが繰り広げる
ブラックでシニカルで、ちょっと切ないファンタジーにハートをつかまれまくりました。
特に、中原麻衣の演技には脱帽。これほど技巧を必要とされる役柄をやっているのを
あまり見たことがなかったせいなのでしょうが、こんなに上手いとは、御見それしました。
うた恋は完全にダークホース。ちょっとチェックしてみよう、のつもりが完全に歌の世界に持ってかれました。
遠い昔の遠い人たちの物語を身近に感じさせてくれ、毎回泣き笑いしながら見ておりました。
黒子は、あざといキャラの描写と試合演出の上手さで、久しぶりにスポーツものを見ようという気持ちにさせてくれた。
作画にムラはあったけど、全体的に試合シーンは素敵にカッコよく、
この分野でお手本となるくらいの出来だったのではないでしょうか。


10月29日分。

神様はじめました「神様、家を失う」
鞍馬さん、案外いい奴じゃないですか。これで堕天使キャラ主張をやめれば
もっと奈々生さんにアピールできるのに。
厄介そうな鳴神姫様は、随分あっさり諦めたようで、神様の考えることはわからん。
よくも悪くも、奈々生さんの巴衛に対する反応は総じて伝統的少女マンガそのものですね。


10月30日分。

ヨルムンガンド PERFECT ORDER「キャスパーとヨナ」
一筋縄ではいかなそうなココ兄ちゃんの作戦に参加ということで、
おかげでヨナさんの思い出がいっぱい総集編になっておりました。
そっか。ココさん、ランドとシーを満喫したのか。
CCATといいキャスパーさんたちといい、武器商人たちのグループはみんな、
同じように享楽的な気楽さと冷酷さを併せ持った、独特の和やかさがあるという
点で共通しているような気がします。


10月31日分。

えびてん 公立海老栖川高校天悶部「ここが奇跡の天悶部!メイドが舞い降りた!」
妹さんが探してたのは一樹くんだったらしい。気付けよ。
しかもこの妹さん、御主人様踏んでる。いいのか?財閥の息子さんがこんな扱いでいいのか?
というか、このお坊ちゃんダメだ。疑うことを知らなさすぎる。
姉妹の一樹さん争奪戦は、一樹くんの人権が完全に無視されているところがなんとも。


めだかボックス アブノーマル「俺はお前という化物と」
神経のショートカットができるとか、気の利いた反射神経だなあ。
するめだかちゃんは反射神経がないと。
そんなアブノーマルさんなのに、一応、善吉くんの提案するプランに従うところに愛を感じます。
結局、お互いを認め合った爽やかなガイキチたちのタイマン勝負へとなだれ込んで、
いい話だったような気がしないでもない。高千穂さんよかったね、殴ってもらえて。
アブノーマルは関係性に飢えているらしいが、めだかちゃんには善吉くんがいるもんね。


11月1日分。

PSYCHO-PASS「誰も知らないあなたの仮面」
征陸さんは、武骨な叩き上げの刑事さんに見えて、話すことは案外哲学的なんですね。
現場到着から殺しの証拠を見つけるまでの過程が、意外にきちんと刑事ものしてて見応えがありました。
狡噛さんと敵対するであろう男とその組織がようやく姿を現した、というところでしょうか。
もっと絶対的な管理社会なのかと思いきや、案外こういったアンダーグラウンドも健在で、
サイコパスが基準値超えの人たちを捕まえるのも、結構大変そうですね。


ロボティクス・ノーツ「一緒に、正義の巨大ロボを造ろう」
ノイタミナショップあんどカフェシアターのCMに釘付け。正確にはミスタープレアデスに。
JAXAに殴り込みとは思い切ったことをやると思ったら、あきちゃんのお父さんなのか。
そして、マイペースなロボ部員たちに、またひとり残念キャラが加わりそう。
このシリーズ名物、実際に傍にいたら笑いも固まるよね系おたく。金髪女子がそっち系だったとは、大変残念なお知らせでした。
しかし、さり気にあきちゃんを助けまくる海翔さんの男っぷりが今回も発揮され、大変満足。愛されてるなあ。
なるほど、あきちゃんと海翔くんの特異体質は原因不明の現象によるものなのか。なんでふたりだけだったんだろう?
昴くんのご家庭には、何か事情がありそうですね。


11月2日分。

「K」「Knife」
クロさんはなんでちゃっかり学園に馴染んでるんだろう。
美咲くんの女性苦手っぷリは、ちびっこ番長らしい外見にぴったりで微笑ましい。
今回は、美咲くんと伏見さんのタイマン描写が見事でした。
青グループの伏見さんは元赤で、赤の力も使えるんですか。チートすぎる。
しかも、イっちゃってます。ちょっと素敵なくらいに外道っぽいです。
伏見さんが淡島さんに嘘をついているのかと思ったが、データが消えているし、
もしかしてシロちゃんは幻とか幽霊とか高次元生命体とか、そっち系でしょうか。


絶園のテンペスト「全てのことには、わけがある」
愛花さん厳しい。この人実は生きてるんじゃね?というくらいラスボスっぽさが半端ない。
姫様も死んでるらしいし、愛花さんが死んでるけど生きてる状態でも不思議ではないような気がする。


11月3日分。

リトルバスターズ!「なくしものを探しに」
鈴ちゃんが小毬ちゃんの名前呼ぶだけで、こんだけ盛り上がれるんだから、
なんとも暇で微笑ましいグループだこと。
結局小毬ちゃんのお兄ちゃんは死んでるんですか。それは辛い。
でも、リトルバスターズがこの状況で何をするのか、楽しみでもあります。


ソードアート・オンライン世界樹へ」
妹さんがオンラインゲームにはまったのは、遺伝子のせいだと思います。
「仲間はアイテムじゃないぜ」。相変わらず無駄にカッコいいわあ、キリトさん。
オンラインゲームって、実際にこんなせせこましい縄張り争いだの、覇権争いとかやってるのもんなのか。
現実から逃げるためのゲームだろうに、なんで現実をなぞろうとしてるのやら。
というか、妹は兄ちゃんだと気付かずにやってたのか!てっきり狙ってやったもんだとばかり。
なんともややこしいことになりそう。


11月4日分。

マギ「迷宮攻略者」
白瑛さんとババ様のおかげで平和裏に進めることが出来た種族の併合。
そして外道な部下は姫様が華麗に成敗。ダンジョン攻略者はみんなジンと契約することになるのか。
にしても、随分色っぽいお姉さんです。そのお姉さんにつんつんされて真っ赤になっている
ウーゴくんがまた可愛らしい。首がないのに可愛いぞ。
アリババくんたちを助けてくれたゴルタスさんは、黄牙一族だったのか。
なんだか、こうやって彼を弔うためにアラジンが飛ばされたような、作為的なものを感じます。
ババ様は残念ながら助からなかったけど、白瑛さんとババ様の誠意がちゃんと実を結んだことにとりあえずホッとしました。
アラジンとアリババはいつ合流するんだろうなあ。


コード:ブレイカー「願いのうたげ」
意外に強かった雑魚ども。実は子どもを背負って戦っていました。
べるぜか。いやそんな微笑ましいもんじゃんなかったけど。
罪のない子どもたちの命を無残に奪い、それ以上の苦痛を与え続ける人間を許せるのか。
究極の選択を前に感情と倫理の間で揺れる桜さん。
真っ直ぐな彼女がどれだけ傷ついているかわかるだけに、燃え散れ対象間違いなしという相手を前にして、
まだ感情に歯止めをかけようとする桜さんの姿が痛々しい。
それに加え、自分の娘のためにその卑劣な行為に手を染めた親。そして無邪気に正義を信じる娘。
という畳みかけるようなデッドエンド状況。
しかし、大神さんは、ためらうことなく処刑執行し、偽悪的な態度で少女を救う。
自分が背負っている罪を理解した上で、ブレることのない行動をする大神さんに対し、
桜さんの信念はまだ脆弱すぎるようです。
彼女が彼女の信念を貫くのか、大神さん側に転ぶのか、それともそれ以外を選ぶのかが
今後の見どころでしょうか。


イクシオン サーガ DT「 BL(Beautiful Life)」
確かに体育会系の距離感は絶対的に理解不能
というわけで、ニューハーフの水着サービス回。誰に向けてのサービスなのかはまったくもって謎。
愛があれば玉のあるなしは関係ないのか。寛大な浜辺のようですので、EDさんもここに来ればよかったのに。
完璧超人がニューハーフになった影には、壮大なドラマと辛い記憶があった。
跡目争い、淡い恋。うん。全部嘘話だと思ってましたよ視聴者は。この話でそんなドラマがあるわきゃない。