前期アニメベスト3。
こんなんでした。
1. Fate/Zero
通常、こういう「出来のいい」作品は琴線に引っ掛からない傾向にあったりする
天の邪鬼な私ですが、にも関わらず、この作品には、圧倒的な力でねじ伏せられました。
原作を読んだ後でも、画面の中の密度の濃さに、毎回引きつけられました。
2. これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド
ニャル子さんと迷ったのですが、原作の深刻な部分をほぼスルーして、
ひたすら楽しませてくれた労をねぎらいたい。ラストの相川君の恥ずかしさに一票。
3. 這いよれ!ニャル子さん
原作を読んだ後だと、アニメの内容に不満が残る部分もある一方で、
原作にはないオリジナル部分に楽しませてもらったという印象です。
とりあえず、ニャル子さんという素敵なすっとこどっこいに出会わせてくれた
作品ということで。
2、3のどちらかにLUPINを入れようか迷ったんですが、LUPINの質の高さより、
ちょっとゆるい作品の方が私向きだったという結論に落ち着きました。
7月23日分。
◆はぐれ勇者の鬼畜美学「大人になるには」
勇者様の女の子の扱いは独創的すぎる。ここまで新鮮な行動とられると、
セクハラなのかなんなのかわからなくなってしまうから不思議。
セクハラを超越しちゃって、一周まわってカッコいいとか
そういう感じなんでしょうかね。
◆人類は衰退しました「妖精さんたちの、さぶかる episode.04」
チェスの駒でカップリングしちゃうようなYさんと一緒にマンガ世界に閉じ込められたヒロイン。
一般人にこれはキツい。
しかも、人気を保ったまま終了とか、妖精編集さんのハードルも高すぎ。
流れ無視のインパクトメインで風呂敷を広げすぎた作品の末路は哀れなものであった。
せっかく人類衰退したんだから、スローライフでマンガ作りすればいいのになあ。
どうも妖精さんは働き者過ぎて、通常の進化プロセスを加速して追体験するきらいがあるのかもしれない。
◆超訳百人一首 うた恋い。「康秀と業平 文屋康秀」
業平ここでも大活躍。
上を見上げるだけの貧乏人も辛ければ、何もかも持っている完璧宮廷人も
決して幸せなわけでもない。
康秀の歌の突っ走りぶりに笑わされ、対極の立場でありながら、
歌を通してつながっているふたりの関係にじーんときました。
何より、あの情感に欠ける歌を、こんな奇妙で微笑ましい友情物語へと
昇華させることができたことに感動した。
人間の想像力って素晴らしい。
7月25日分。
◆だから僕は、Hができない。「危険なアイドル」
良介くんのスピーチでちょっと感動しそうになりましたが、
結局女の子なら誰でもいいとかいう話じゃあなかろうか。
エロでエネルギー問題解決しそうな人の言うことだから
素人の私にはにはわからん。
◆貧乏神が!「縮んど〜るやな〜いか!」
市子さんの片付けられない女っぷりが凄まじくてヒいた。
これはないわ。執事さんもダメだよ、こんな子野放しにしちゃ。
新しい執事さん雇えばいいのに。
7月26日分。
◆もやしもんリターンズ
「変化の秋」
ついに明かされる直保くんの真実。
の場面にずらり並んだオリゼーの軍団が素敵。
困ったお客さんへの対応が、亜矢さんもバーテンさんもプロだ。
バイトなのになあ。
長谷川さん印の酵母はかわいいなあ。
◆恋と選挙とチョコレート「資金!」
特待生なんて、普通、すげーとか思うんじゃないか?
嫌がらせする人間もいるんだなあ。どこにでもしょうもないバカはいるらしい。
しかし、予備選挙をやるだけでもすごいのに、そこで物販とか間違ってない?
腐敗、犯罪の温床になりそうなものだけどなあ。
◆この中に1人、妹がいる!「妹のヒーローはお兄さま」
こんなに簡単に妹がわかっちゃっていいのかしら?
と思ったら、本当の妹じゃないんですね。
女の子たちは主人公のみならずライバルに対しても真意をあからさまにするし、
過去話もべらべらしゃべっちゃうし、なんてさくさくと話が進むんだろう。
ここまでお互いにオープンでよいのだろうか、と逆に心配になってくる。
目の前で美少女ふたりが堂々と告白してきました。という状況は、
なかなか好意を伝えられない場合と困った指数においては同等らしい。
本当に人の話を聞かない女どもだわ。
7月28日分。
◆DOG DAYS´「ビスコッティ夏合宿!」
シンクくんは半裸の女の子たちに囲まれてモテモテ。
だが特にドキドキを感じないのは、犬とか猫とかだからだろうか?
凛々しいレオ様も、今やすっかりナナミさんの掌の上。
猫なんだよなあ、やっぱり。
◆ソードアート・オンライン「黒の剣士」
キリトさんも、妹に似てるから、なんてナンパ言葉を吐くようになったんですね。
感慨深い。
しかし、すっかり正義の味方になってしまってます。
痛ましい事件があったにしろ、この年でこんな風に禁欲的に、他人のために行動
できるキリトさんのリアル人生がどんなものだったのか気になります。
シリカちゃんは、釣りあげられた瞬間のパンツ隠しのタイミングが絶妙でした。
また悲劇で終わるのかと身構えてたら、珍しくハッピーエンドでちょっと驚いた。
7月29日分。
◆輪廻のラグランジェ season2「再会の街、鴨川」
えなに。よろぴくって。レガリテ語なんですかお兄様。
会談の場所を狭い密室にセッティングするアステリアさんは、女子心をよくわかってます。
計画通り、暴露大会のようなボーイズトークが始まってドキドキワクワクだったんですが、
災害規模のドジっ子ぶりを発揮して噂のユリカノさんが上陸したもんだから、中途半端に終わってしまった。
完膚なきまでにユリユリにスルーされているヴィラジュリオさんは、ちょっと気の毒でした。
バレバレの変装に中途半端なキャラ作りで、宇宙規模の潜入捜査が可能であると思っている
まどかさんとムギナミさんは、人生を見つめ直した方がいい。
そして、いつも蚊帳の外だけど、地元経済に貢献し続ける三バカに、ゆるい拍手を送りたい。
ED変わっちゃったんでしょうか。ジャージ部魂、カムバック。
◆境界線上のホライゾン「劇場の支配者」
九官鳥のキューちゃんがかわいい。総じて小動物が多くて、癒されますねぇ。
点蔵さんの漢っぷりがストップ高になってます。これは惚れる。女なら誰でも惚れる。
◆織田信奈の野望「信奈とサル」「風雲!桶狭間!」
相良くんの口約束に説得される半蔵さんがチョロすぎる。ダメだこの忍者。
それとも、途中でめんどくさくなったんだろうか。あるいは別の意図があるんだろうか。
ああ、義元もあっさり説得されてる。
それほど練った内容でもなかったのになあ。それとも、戦国時代の人は案外人がよいのだろうか?