今期はドラマが豊作でした。
リーガルハイ、ATARU、都市伝説の女、鍵のかかった部屋と、好みの犯罪系が目白押し。
しかも、ガッキー、栗山千明、長澤まさみ、戸田菜穂がみんないい感じにそれぞれの良さを
引き出せるような配役で、大変満足。
6月25日分。
◆黄昏乙女×アムネジア【最終回】「黄昏乙女」
重い過去から解き放たれて、なんだかとっても明るい雰囲気。
切ない別れを経験しても、まあ戻ってくるだろうという絶対の安心感。
遺体が見つかっても成仏しない夕子さん。貞一くんはこの先一体どうするんだろう?
ということで、主役のバカップルにはそれほど興味を引かれなかったんですが、
霧江さんとももえちゃんのために見続けた本作。
どう考えても霧江さんの方が魅力的だと思うんだが、貞一くんには
もったいない女性なのかもしれないのでこれでOK(ももえちゃんも同様)。
◆這いよれ!ニャル子さん【最終回】「夢見るままに待ちいたり」
ダークでヘヴィーな展開からのしょうもないオチという原作スタイルは踏襲しているものの、
ちょっとハジけ方が足りない。最後はもっとバカ騒ぎでもよかったのではなかろうか。
とりあえず、このアニメ版のおかげで、ニャル子さんという素敵な存在に出会えました。
というか、原作を読んでわかる、アニメ版のキャラデザ最高でしょう。主にニャル子さんの太ももが。
OPの下からのショットとかEDの水着とか、素晴らしいでしょう。アートでしょう。
シャンタッ君も可愛さ倍増だし。
アニメ版ではあまり出番がなかったシャンタッ君なので、もしまたアニメ化することがあったら
そのときはぜひもっとシャンタッ君を画面に出していただきたいと切に願うわけです。
◆君と僕。2【最終回】「へそと凛」
前シーズンでスカスカな男子高校生の日常が繰り広げられた後に来た可愛らしい男子高校生の日常。
相変わらず、こんな爽やかな男子高校生なんておらんだろうと、見てて恥ずかしい部分もあったものの、
くすっとできる場面もあり、ゆるゆる楽しめました。
6月26日分。
◆ヨルムンガンド【最終回】「滅びの丘 phase.2」
ウゴさんが無事でよかった。なるほど、こんな経緯でココのチームに加入したんですか。
などと安心して見ていたら、いきなりのウゴさんのドライビングテクニック。さすがココさんの運転手。
元マフィアとはいえ、プロフェッショナルには変わりなしっちゅうことですね。
それに輪をかけてすごかったのがバルメさん。復讐達成おめでとうございます。ヨナくんの応急手当もお見事。
しかし、巨乳の患者さんで知られるバルメさんもどうか。つかこの病院がどうか。
あまりにも根性がない殺し屋は再登場の機会があるのか。そして第二期へと続くわけですか。
とりあえず、ココさんのチームには存分の楽しませてもらいましたので、次も期待しています。
6月27日分。
◆LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜【最終回】「峰不二子という女 (後篇)」
どうしよう。不二子姿なのに五右衛門さんがカッコいい。なのに、結論がガールフレンドですかよ。
結局、不二子さんは洗脳されていただけ。お嬢様は不二子さんでVRしてただけ。
という、ふたを開けてみれば拍子抜けな結論ですが、この作品は最初から物語がどうとか
謎がどうとかではなく、このスタイリッシュに歪んだ幻想世界の中で生き生きと暴れまわる
ルパン一味を楽しむ作品であり、ルパン三世という作品をまったく別のアプローチから再構成
したようなものですから、特に不満はありません。
こういった試みは、視聴者の中のイメージが強固なこの作品だからこそ可能な半面、
それをやること自体に相当な勇気が必要なだけに、称賛に値しますし、実際、
とても丁寧に作られた作品であったと思います。
それだけに、中途半端な扱いされたオスカーの存在だけが引っかかったなあ。
死んだままにしておいた方がすっきり終われただろうに。
銭形を最終話に絡ませるためだけだったような気がするし、それを言ったら、銭形のキャラも扱いも
他の要素に比べて雑だったような気がして残念。
6月28日分。
◆クイーンズブレイド リベリオン【最終回】「叛乱の絆」
なんだこの打ち切りエンド?まあ、前作のように、これも続くんでしょうね。
前作同様、個性的なキャラクターが目白押しでしたが、主役のアンネロッテさんの
朴念仁っぷりというか真面目っぷりが初々しくてようございました。
ユーミルさんのとんでもない外道っぷり、前作よりさらに使えなくなっているレイナ、
出世したらしいナナエルには驚いた。時の流れって恐ろしい。
◆坂道のアポロン【最終回】「オール・ブルース(All Blues)」
見ないつもりだったのに、なんとなく惰性で見てしまった。
時代背景のせいか、ジャズを絡めているせいか、猥雑さを抜いた五木寛之の青春小説のようで、
ちょっと懐かしかった。
何より音楽が良かった。演出のせいもあるのでしょうが、演奏シーンだけで見入ってしまいました。
◆つり球【最終回】「さよならのフィッシング」
ハルがルアーとかちょっとなに言ってんのかわかんないんですけど。
という、バカバカしい背景に似合わず、真剣に地球の危機を救った少年たちの友情に乾杯。
釣り好きなわけでもない人間には、細かいところは同感できませんでしたし、江の島推しは
ちょっとやりすぎだったけど、ユキが釣りにハマりはじめて、前向きになり始めてから
どんどん面白くなっていきました。
そして、タピオカは可愛かった。彼女が出来てよかったねぇ。
6月29日分。
◆ZETMAN【最終回】「葬列」
父親が父親なら、子供たちを守ることをしなかった母親も母親だと思います。
天城さんちの兄妹が可哀そうです。
高雅くんすっかりバットマンになっちゃって。優雅な毎日。
小葉ちゃんはブレない生き方してるなあ。
高雅の正義を人が監視し続ける。だからこそ、高雅は正義のヒーローとして、道を踏み外さずに
いられるし、いざとなったら対立することになるのだろう、という緊張感が漂うラストでした。
なんとも救いようのない、ダークヒーローの壮絶な物語でしたが、最近珍しい硬派な空気は
新鮮でした。
エンケンのナレーションは相変わらず素晴らしい。
6月30日分。
◆モーレツ宇宙海賊【最終回】「そして、海賊は行く」」
「信じてるから」とか、チアキちゃん、どんだけデレデレなんですか。
見た目だけでも個性豊かな、百戦錬磨の海賊たちが連携して戦う姿は見ていて楽しい。
クォーツさんがバカした、形骸化したように見える海賊たちでもさすがプロです。
そんな感じで盛り上がったのに、決着はつかないままなんですか?劇場で逢いましょうはないよなぁ。
とりあえず、茉莉香ちゃんとともに行くことを決めたチアキちゃんの前途に期待。
全体的に懐かしさが漂う正統派の作りで、今時のテンポの作品ではありませんでしたが、
安心感のある作品でした。面白かった。
でもやっぱり、劇場版で決着はないよなぁ。