シルバーウィーク中にサマーウォーズを見てきました。

間口を広げすぎて、大人が見るにはキャラクターや社会のシステムが単純すぎ、子供が見るには大人目線のノスタルジーが強すぎというどっちつかずの作品。デジモンはよかったなあと思わせちゃう部分があったし、総じてがっかり。食べ物の描写が一番魅力的でした。佐久間くんはいい人だ。



9月24日分。


PandoraHearts【最終回】「否定の彼方へ」
オズの心を闇に縛り付けていた父親。やっとそこから抜け出せたと思ったのに、自分をアヴィスに落としたのが父親だと知って、オズくんまたまたショック。しかし、肉大好き肉星人のアリスさんは肉食って幸せそうだ。そんなアリスさんにも叱責されて、父親に会うためにバスカヴィルの本拠地へ向かったオズさんは、父親チェーンを瞬殺しちゃいました。うーん、駆け足の盛り上がりだったなあ。結局オズくんが、一方的に父親に生きていきます宣言を叩きつけて終わり。父親が何をしたかったのかとか、バスカヴイルの意図も不明だし、原作が途中なんじゃしょうがないけど、続きをやりそうな気もしないので強引に決着つけてもよかったんじゃ?
消化不良感が残ったけど、思ったよりは楽しめたので(ギャグパートが)、まあこれはこれでいいか。



NEEDLESS「白毫」
ギドじいさんはアダムプロジェクトの一員ですか。
神父を助けるためのイヴ復活がいつの間にか優先されて、神父の力を使ってイヴを元に戻すという無茶な提案。ギドがなんだかわからない涙ぐましい時間稼ぎをして、ディスクが神父にいろんな意味でショックを与えようという状態は、神父の意識があったら別の意味でショックを受けるたろう態勢でした。
左天さん、わざと胡桃の死体を動かしたよね?やっぱり、強い奴と闘いたい願望とかでしょうか。それとも、神父様の体目当てか(いや変な意味じゃなくて)。とにかくイヴちゃん復活。梔がしゃべった!の衝撃で、フレグランスを浴びちゃうみなさんがあまりにも馬鹿ですが、気持ちはわからんでもないくらいの不意打ちでした。しゃべれたんだなお前。一瞬復活した内田の扱いはまあこんなもんだよね、と思わせちゃうところが内田の不幸でしょう。



大正野球娘。【最終回】「土と埃にまみれます」
ここまでがんばってきたお嬢さんたちの努力に報いるべく、朝香の選手たちも決して手抜きしない。結果負けたけど、それこそ彼らが真剣に戦ったという証拠でしょう。あの失礼な婚約者も晶子さんに謝ったし、朝香中の印象もぐっとよくなった。最後は爽やかカップルで、ってそういえば小梅ちゃんのストーカーはどうなったんだろう。最終回EDくらいはみんなの姿を見せてほしかったけど、とりあえず最後まで概ね気持ちよく楽しませてくれた作品でした。



Phantom〜Requiem for the Phantom〜【最終回】「江漣」
サイスマスターのお人形さん、ファントム軍団相手にアインとツヴァイは圧倒。アインはあっさりサイスマスターの居場所を見つけちゃうし、どんだけ底の浅い存在なんだ。サイスマスターは衣装も夢も生き方も、徹底してキモい存在でした。
江漣としてツヴァイではない玲二とともに生きることを決めたアイン。そこで見つけた彼女のルーツは,ほんのひとかけらでしかなかったけれど、きっとふたりで未来に思い出を残していけるのだろう。
と思ったんだけどなあ。インフェルノ、空気読もうよ。結局、多くの罪を重ねた彼らが普通の幸せを掴むことなんかできないってことか。これからアインはどうなんのよ?ハッピーエンドにしてくれてもいいじゃないのよさ。という終わり方でした。もやもやした。
まあ、海外旅行に行くときは変な裏路地に迷いこまないようにしましょう、というお話でした。



9月25日分。


化物語【最終回】「つばさキャット 其ノ弐」
あれ?羽川さんOPはなしですか。まだ出来てないんですか?まあ今回はひたぎさん話だったからなくてもいいか。
てなこって、デートに誘われて恐慌状態に陥るなんて、阿良々木さんも色気がない。いえ、色気がないのは、初デートはお父様同伴のひたぎさんも同様。阿良々木さんの色んなドリームが崩れ落ちていったであろう姿に、人に儚いと書いて、阿良々木と読むという嘘由来にも納得。とにかく、デート中にほかの女の子をエロいとか言ってはいけません。ほら、ひたぎさんが言葉攻めに入っちゃった。
案外お茶目だったお父さんによろしくされて、ひたぎさんにもひたぎさんらしい甘い言葉を囁かれて、なんとも普通のカップルみたいに過ごす星空の下の二人が違和感。でも、本当にひたぎさんは、阿良々木くんとの出会いで色々な重荷から救われたんでしょう。見つけてもらえてよかったね。
奇妙な妖怪物語は、意外にしっとりと幕を閉じてしまいましたが、それがまたこの作品らしい奇妙な捻りになっていたのが面白い。とにかく、原作とアレンジの相性が群を抜いた作品であったのは間違いない。会話劇でもちゃんと面白いアニメになるんだなあ、と感心した。特にマークしていた作品でもなかったので得した気分です。そういえば、前期も夏のあらしで同じような感想だったっけ。
ただし、羽川さんの結末(とOP)はやっぱり気になるので、ネットをチェックすることにいたします。とりあえず、スタッフキャストのみなさん、お疲れさまでした。



9月26日分。


CANAAN【最終回】「キボウノチ」
シャムの死とともにその先が見えなくなったアルファルドと、そこからの人生を生きてきたカナンの違いが、勝敗を決したということでしょう。ユンユンは、どこまでもいい奴だったなあ。これからもまたパワー全開で生きていくんだろうと思うと、舞台設定を体現したような娘でした。米国が何も責任とってないというのはイラッとするが、いつものことか。みのさんにとってサンタナとハッコーの関係は、結局、触れることのできなかった切なくて遠い悲恋物語として昇華したようです。M男は坊さんになったのか。アルファルドは生きてるのか。
そして、カナンという眩しい存在を照らさなくてはならないという重圧に耐えられず、彼女の傍に立つことを諦めようとしたマリア。でも、カナンが求めていたのはシャムのような光じゃなくて友達としてのマリアだった。きっとふたりはいつかどこかで、また友達として会うことになるのかもしれない。会えなくても、やっぱり友達なんじゃないだろうか。カナンさんアップも似合いますね。
OPのカッコよさは、今期一番だったこの作品。カナンさんのアクションも見ごたえあったし、派手で重い背景に反して、核であり救いとなったのがカナンとマリアというふたりの少女の友情物語だったせいか、視聴後の余韻は不思議に暖かいものだったなあ。純粋で透明なカナンさん、素敵でした。



真マジンガー 衝撃!Z編【最終回】「決着!ロケットパンチ百連発!」
お母さんとあしゅらが手を組んでたとはねぇ。さすが、ラスボスドクターヘルの非道さ。この盛り上がりでCMの入り方があまりにも残念、とか思ったんですが、実はドクターヘルはミケーネに対抗しようとしていたということで唖然。あしゅらはもう、どっちの側にいるのかわからんわ。かくして、日本はミケーネに支配されるのだ。
座りの悪い終わり方だったなあ。ファントムをぶっちぎって今期一番の後味の悪さ。嘘予告満載の一話が一番面白かった。なんか今期は、なんでこのアニメに付き合ってきたんだろう?という作品が多かったです。予想外にヤなシーズンだったかも。



懺・さよなら絶望先生【最終回】「誤字院原の仇討」「われらライナス」「楽天大賞」「夜間きよ飛行」
じっちゃんでもろちんがあったのは知りませんでした。かくいう自分も、絶対どこかでもろちんとか書いている気がします。毛布着て会社行きたいと思ったこはあります。確かに安心できますよねぇ。というか、お布団ごと会社行きたいなあ。マリアちゃんは先生の何が好きなんですか。ちょっと気になりました。
まあ最後は微妙に豪華なゲストもあったけど、総じて良くも悪くも安定したいつもの絶望先生。連載が続く限り、また次期もあるのでしょうね。来世を楽しみにしてます。



うみねこのなく頃に 「EpisodeIII-II gambit」
ローザさんが昔出会ったベアトは、記憶を奪われて金蔵に囚われた世間知らずで子供っぽいお嬢さんで、なかなか新鮮で可愛らしい。金蔵のやったことは天女の羽衣みたいなもんで、ベアトさん的には許せんだろう。これがゲームを始めた動機だろうか?それにしては、金蔵を最初にあっさりと殺してますよね。
今回のシャノンちゃんは、家具としての運命もジョージの愛も両方受け入れている。やっぱりシナリオを経るごとに成長しているような気がします。源次さんもタダものじゃないと思ったけど、それ以上に熊沢さんがあのベアトさんのお師匠さんだったとは、気がつかないですよ。
で、19人目はいないってことですが、熊沢さんも魔女なんだったら、バトラくんカウントが18人どころか17人しかいないことになって、犯人候補から外れるんじゃないですか?それとも、お師匠さんは完全に人間になっちゃってるのか?