新番組リストを見た相方が言った。

「先生!哀しいくらい女性向けがないです!」
いや、露出の多さが売りの季節に、男を出してどうしろと?


しかし、前期から継続している作品が多いので、新番組シーズンという気分も盛り上がりませんね。
ここまで見たところ、なかなか面白そうな作品が多かったものの、今期は今まで以上に時間がなくて感想が追いつかないことになりそうなので、感想の本数を絞るか、感想書いたり書かなかったりする作品が増えると思います。
そこらへんは、いつも通りのマイペースで。



6月29日分。


ティアーズ・トゥ・ティアラ「ブリガンテス」
魔王様は噂になってるらしい。どんな噂か知るのが怖い。魔王様と妖精王には、なにか過去の因縁がありそうです。
優男の吟遊詩人は意外に強かったが、対するアルサルの正々堂々とした態度に、敵も味方も感銘を受ける。でも、アルサルが負けたら魔王様の命も危なかったんですけど、すごく傍迷惑な筋の通し方だとは誰も思わなかったんだろうか?



シャングリ・ラ「飛行少女」
飛んでる飛行機の上を走れる國子ちゃんの身体能力の凄さに圧倒される展開でした。乳母として美邦様を正しい方向へと導くミーコさんにも感心した。



宇宙をかける少女【最終回】「あしもとに宇宙」
自分のしたことは棚に上げて、ナミを諭す神楽さんがびっくりキャラでしたねぇ。自業自得とはいえ、そらナミさん怒るわ。なぜかネルヴァルといい感じにコンビを組んでたイモちゃんでしたが、ついに愛しの秋葉と再会できました。これがこの作品のクライマックスだったような気がします。ふたりきりでどこかに飛ばされちゃっても、案外楽しそうにやってますからね。あ、あと、喜んで父親を撃つレオ様。感動の父子話になんかなりませんよね、レオ様じゃ。
なんて勝手なの、というナミさんの感想に全面的に同意。勝手なキャラクターたちが、自分勝手に動いた末の、大山鳴動作品だったような気がします。しかし、印象を残したキャラクターと言えば、ブレインコロニーたちと、秋葉、イモちゃん、いつき、つつじくらいじゃないでしょうか?生徒会とか、高嶺とかなんのためにいたのかわからん。あっけなく終わった軽い話で、それならそうと、下手にシリアス展開なんかしなきゃよかったのに。まあ、レオ様が楽しかったのでよしとしよう。
福山潤は尊大なバカ、というキャラのスペシャリストになってきてますね。



7月1日分。


青い花花物語
原作未読。また微妙な題材を、よりによってキー局でやるとは。
地味だけど、画面は丁寧だったし、メインふたりの行く末がちょっと気になるので、一応見続けるかもしれません。でも、感想は書かない、というか書きづらそう。



7月2日分。


PandoraHearts「紅き隻眼の悪魔」
ギルとヴィンセントは100年前の人間で、ヴィンセントはサブリエの悲劇を起こした張本人で、アリスはその中心にいて、というあたりがやっと明らかになりました。それでは、ジャックの役割はなんだったのでしょう。ジャックのせいで、オズが巻き込まれることになったような気がする。
おしおきしてるブレイクさんは、生き生きしてましたねぇ。新EDも絵が可愛くてよいですが、曲的には前の方が切なくて、作品のカラーに合ってると思う。



NEEDLESS「アダム・ブレイド
原作未読。
新番組シーズンを前に、唯一期待する作品として相方と意見が合った一本。だって、
「頭悪そうな話だし」
実際見て、予想以上の頭の悪さに心が震えた。
戦争後の荒廃した東京という世紀末な感じがわかりやすい背景。いきなり現れるガラの悪いヒーローは神父様。誰も細かいことを気にせずに、話がさくさく進む。敵味方かかわらず、事情をべらべらしゃべってくれる。偏差値低そうな必殺技名(キャノンとかいって単なるアッパー)。必殺技を書き文字にしてくれるゆとり設計。ば、ばかな!!とうろたえる敵に、なんだってぇ!というギャラリーの合いの手。
ブラボー。世界はこれを待っていた。
EDのカラーが違いすぎて、別アニメに入ってしまったかと慌てたのはおいといて、山田少年の未来に合掌を送りつつ、次回を心待ちにしております。



大正野球娘。「男子がすなるという、あれ」
原作未読。基本的にあまりスポーツものには手を出さない方針ですが、大正お嬢様たちの純真さが意外に好感触で癒された。大正期の風俗を楽しみつつ、ゆるく見ることができそうなので継続。



Phantom〜Requiem for the Phantom〜「監視」

クロウディアさんはアイザックを疑ってますが、すべてはサイスが仕組んだことなんでしょうね。しかし、悟桐組が(それと知らずに)サイスと手を組んでいたとは思いませんでした。
キャルのおかげで、メランコリーなこの作品がちょびっと明るくなったと思いきや、ついにアインが現れました。ツヴァイはキャルを巻き込みたくないようですが、こうなったら否応なしに巻き込まれるんだろうなぁ。



7月3日分。


化物語ひたぎクラブ 其ノ壹」
西尾維新の話って、クビキリしか読んだことないです。やたら会話が多く、必要のない豆知識が満載で、とても理屈っぽい、まさにヲタク好みの作品という印象でしたが、これもまんまそんな感じ。
ちょっと黙れ、キャラクターたち。少し落ちつけ、演出。まあ、この演出は予想通りで、実際、これだけ会話が続くと、なんとかしないともたないのかもしれない。
空から落ちてきた女の子との出会い、斜め上バージョン。しかし、なぜ体重が軽いというだけで、知った相手の口を封じねばならんのだろう?体重が重いよりもいいことじゃないか。いやそれより、5キロのものがあれだけの高さから落ちてきたら、とんでもないダメージを受けるんじゃないでしょうか。
などと疑問に思いつつ、案外面白かったので、もうちょっと見てみようとは思った。



ハヤテのごとく!!「鷺の宮家の一族」
なぜここで人気投票企画?伊澄ちゃんはもっと上行くと思ってたんだがなぁ。何も主役回で、こんな発表せんでもいいでしょうに。まあ、上位のメンツはこんなもんなんでしょうね。
一子相伝で、脈々と天然を受け継いできた鷺野宮家。よく今まで生き延びてきたもんですね。うん。確かにこの家族なら、伊澄ちゃんでもしっかり者にカテゴライズされるかもしれない。伊澄ちゃんも苦労してきたんだなぁ、としみじみとしました。



7月4日分。


エレメントハンター異世界へ!」
とてもNHKらしい、お勉強になる話でした。平和は未来は元素から、ですか。それはレアメタルを囲い込もうとしている某国に対するメッセージでしょうか?感想は書かないだろうけど、お勉強のために見ておくか。
しかし、この子供たち、物怖じしなさすぎです。順応性高いなあ。



CANAAN「洪色魔都」
久しぶりに何が何だか感を味わいました。でもまあ、カナンさんのアクションはカッコよかったので、もうちょっと見てみよう。カナンさんは、いわゆる共感覚の人なんでしょうが、カナンさんビジョンが少々気持ち悪かった。



真マジンガー 衝撃!Z編「慙愧!暴かれる兜家の大罪!」
大人たちが勝手に痴話喧嘩してロボット対決して、その歴史の蓄積の尻拭いがいたいけな少年に降りかかるってのはひどい話だ。



懺・さよなら絶望先生「落園への道」「春の郵便配達は二度ベルを鳴らす」「晒しが丘」
確かに絶望先生って、教育現場で縁起悪い名前だよなぁ、とか、生徒さんたちはいつもながら元気よく凶悪犯罪を行ってるなぁ、とか、あまりにも相変わらずなので、第三期にもなると、特に感想もありません。



うみねこのなく頃に「opening」
ひぐらしもそれなりに楽しんだので、こちらも見てみようとおもったのですが、だいぶ雰囲気が違いますね。登場人物の平均年齢が高い。おっさん率も高い。この登場人物の名前が捻りすぎ。カタカナ表記でいいよね。そうします。
序章なのでなんとも言えませんが、ひぐらしに比べると地味な印象。継続はするつもりですが、よくあるゴシックミステリー的な印象で、これからどうやって独自色が出すつもりなのかが気になります。



07-GHOST「光ある道の先に見るものは…」
話が進まないなぁ。ミカエルの瞳って、結局なんなんですか。しゃべりを聞いた感じでは、そんなご大層なものではなく、単にご主人命のアブない奴、という感じだったんですけどね。



戦場のヴァルキュリア「ファウゼンの選択」
OP変わっちゃいましたね。曲は前の方が好きだけど、演出はこっちの方が好きかも(キャラの顔が全然違うのはご愛敬)。しかし、ヴァルキュリアってこういう話だったのか。アリシアちゃんとセルベリアさんのタイマンで決まる戦争だったんですね。一瞬、バサラかと思った。
イサラとラマールはすっかりコンビになってるし(というか、ラマールがイサラの言いなり?)、ロージーとザカも接近してるし、アリシアとファルディオの動向に初めてウェルキンが微妙な顔を見せたりと、戦場は花盛り(ファルディオのあっぱれなぐらいの当て馬行動が逆に清々しい)。一方で、ようやく戦争やってます的過酷な状況に直面。今まで半ば運が味方してくれた第7小隊ですが、今回ばかりは、ウェルキンも非情な選択をせざるを得なくなりました。グレゴールさんの消え方が予想以上にあっさりしていたけど、この人も実力者扱いされてた割には、結構うかつな指揮官だったよなあ。しかも、「さすが第7小隊」とか言い残すとは思わなかった。いや、彼らそれほどのものでもないだろう。



7月5日分。

プリンセスラバー!「馬車と姫君」
どうやら、逆玉というかシンデレラボーイ物語プラスハーレムの復讐ものらしい。とりあえず、女の子は可愛いし、老執事さんはかっこいいし、主人公には今のところ嫌悪感を覚えないし(評価基準低いなおい)、継続。