最終回シーズンって、

いつの間にか来ているものなのですね。
というわけで、感想は書いていなかったけど、一応見ていた作品の最終回感想。


黒神:原作はまだ続いているようなのでオリジナルエンドなんでしょうが、ありがちながらも、まあ納得できる終わり方でした。ふたりは男女の関係よりも、もっと深くつながった関係だったということですね。プニプニの活躍機会があまりなかったのが残念。


レギオス:最初から最後まで、なんだったんだろうという話。途中の英語芝居もよくわからなかったし、原作は面白いのかもしれないけど、アニメではその面白さはまったく伝わってきませんでした。作り方の問題なのかもしれない。


ポリフォニカ:可もなく不可もなく、という内容でしたが、コーティは可愛かったし、最後の大人コーティは美しうございました。悪の滅び方がなかなか潔くてよかったです。



6月15日分。


ティアーズ・トゥ・ティアラ「鎮魂歌」
オクタヴィアの言うとおり、不安をねじ伏せて最後まで仲間を信じようとするモルガンは、男前だと思います。今回はアルサルも珍しくカッコいい登場場面を見せてくれましたし、兄さんも成長したなあ。
結局、オクタヴィアもリディアも、お互いのことが好きすぎたったってことですね。普通の境遇であれば、一生の親友として平穏に過ごせたでしょうに、剣士とは因果な商売です。



シャングリ・ラ「胡鳥夢幻」
香凛はなんでこんな環境にいるんでしょうか?もしかしたら、彼女の両親も、システムが作った幻想なのかもしれない。幽霊まで出してきて、アトラスのシステムにも綻びが出てきたのか、温暖化でおかしくなったのか。案外、夢でも見始めたのかもしれない。



宇宙をかける少女「終末の呼び声」
太陽を征した男→常夏の男→レオナルド・トロピカーナという発想が独創性に溢れててバカ丸出しなのが可愛らしいですよ、レオ様。しかも、ブレインコロニーのくせに、ダーなクインナーセルフを持つ二重人格。凝った精神構造してますね。
その頃イモちゃんは、ネルヴァルと和やかにやってますが、ネルヴァルには、秋葉とイモちゃんの、喜びを分かち合いたいと思う相思相愛ぶりが理解できないらしい。やっぱブレインコロニーだしなあ。でも、レオ様なら、なんとなく分かってくれそうな気もする。ナミにもそういう相手さえいれば、こんなことにはならなかったんですが、もはや彼女は、人間側にもブレインコロニーの側にも居場所を失ってしまったようです。
そして、ダークサイドに堕ちたレオ様。立ちはだかるは、実は父親だったネルヴァル。なんてスターウォーズでしょう。レオ様が人間側についた意味がわかった。単なる反抗期だったんですね。レオ様らしいわ。



6月18日分。


東のエデン【最終回】「さらにつづく東」
ニートたちの間を駆け抜ける咲ちゃんたちは、モーゼのようでした。
タッキーはミサイル攻撃から住民を救うためにニートを動員したと。ニートを生み出した世界をリセットして国を変えようとする者たちと、逆にニートたちに価値を与えたタッキー。もちろん、ご大層な改革案があってのことではなく、ただ危機を回避しようと場当たり的に行動しただけなんでしょうけど、使えないと思われていた人間たちに意味を与えたタッキーの方が、よっぽど建設的な救世主です。
パンツも生きていて、とりあえずのハッピーエンド。
私の方針としては、放送した内容だけでひとつの作品として判断しておりますので、ここまでの内容を見た感想としては、やりたいことはわかったけど中途半端。盛り上がったけど、途中で梯子を外されたという印象。ただし、最後に見せてくれたミサイル阻止のお祭り騒ぎは気持ちの良い光景でしたので、その点だけは評価いたします。
いえ、一番の収穫はジュイスですね。最後まで小粋なこと言いやがって、ジュイス、最高!



PandoraHearts「鏡の国」
シャロンちゃんのラウンドガールが素敵。エコーちゃんもかわいいが、最後のラウンドガールはどうだろう?オズは黒いし、オスカー叔父さんは卑怯だしという状況の中で、ギルの要領の悪さが際立ちます。あんた本当に、弱点だらけですね。たかが帽子のために力を使ってはいけませんって。
そんなこんなでみなさん、鏡の国の冒険にゴーです。ブレイクさんの背景も、そろそろ明らかにされそうですね。



Phantom〜Requiem for the Phantom〜「亡霊」

そして6カ月後。ツヴァイはもう完全にクロウディアの掌の上。あの頃のアインのように、思考停止に陥って、ただ暗殺者として生きている。キャルとの出会いは、彼が人間に戻るきっかけになるのでそうね。
インフェルノの邪魔をしているのがサイスとアインなんでしょうか?



6月20日分。


ハヤテのごとく!!「残酷な大馬鹿野郎のテーゼ」
なし崩しにヒナギクオンステージになってるのは、サービスとかなんでしょうね。
すべての誘拐犯にダメだしするナギちゃんってのは、いかにも彼女らしいと呆れるべきなのか、それだけ誘拐されてるのが可哀そうと思うべきなのか。しかし、いけない恋愛ですらも肯定してしまうナギさんに、真のオタクの姿を見た。そして、その言葉にいけない感情に目覚め、その道を爆走しようとした相手を蹴り倒す姿に、自己中の清々しさを見た。
ハヤテくんとヒナギクさんはどうなっちゃうの?とかは思いません。ニブいふたりがどうにかなるわきゃない。



クイーンズブレイド「厳霊〜死闘の果て」
姉妹なのに、天と地ほどの境遇の違いの中、クローデッドの前で何も知らない無邪気さを見せるレイナ。憧れても手に入らないものをすべて手に入れているレイナ。それゆえの自由さ、純粋さを憎み、そして憧れていたのだと言うことに、クローデッドは気づいたようです。同時に、レイナにはその純粋さを貫き通すだけの強さがあるのだということにも。まあ、これは全部父親が悪いんですよね。
ふたりが和解して、役者がそろって、やっと本番のクイーンズブレイドが始まりそうです。



戦国BASARA【最終回】「安土城天守 明日を懸けた死闘!」
蘭丸を盾に取られても、容赦しない小十郎さんが凄い。光秀さんのやられっぷりも素敵でうっとりでした。最後まで魑魅魍魎を貫いてくれて大満足ですよ。
一方、剣の一振りで雑兵まとめて吹っ飛ばす伊達さん真田さんも凄まじい。さすが戦国武将は超人ぞろいですね(何かもう、ここまで来たら慣れたわ)。そのふたりの攻撃を防いじゃう魔王の恐ろしさ。そして忠勝ロボが、忠勝ロボが帰ってきました!主の遺言をただ守るために、伊達、真田のふたりにチャンスを与え散っていく忠勝ロボ。立派だったぞ。あちこちから新たなキャラたちも駆けつけての大乱戦。しかし、最後に魔王を葬り去ったのは、やはり大気圏外より舞い戻ってきた伊達さんと真田さんだった。
魔王という共通の敵を倒し、また元の国取り合戦に戻っていくヒーローたち。ひとり残った蘭丸はいい思いできそうです。よかったですねぇ。女傑ぞろいの女たちの中で、稀有なほど無力だった市は、彼女らしい最期を迎えた。戦国の世でなければ、魔王の妹でなければ、幸せになれたでしょうにね。
感想。なんと気持ちのよい連中だろう。
熱いっちゅーか常に脳みそ沸騰してるようなキャラたちと、人間超えてる戦闘能力と、大いなる敵、織田一族の不気味さが織りなすトンデモ戦国絵巻。今期ぶっちぎりの面白さで毎回笑わせ、熱くさせてくれた作品でした。OPも今期最高。真田さんの、おぉぉやかたさまぁぁあ!とお別れなのは残念ですが、二期、というか次のパーリーに期待して、しばしのお別れといたしましょう。
スタッフキャストのみなさま、とりあえず、お疲れ様でした!お帰りをお待ちしております。



6月20日分。


真マジンガー 衝撃!Z編「脱出!海底要塞サルード!」
あしゅら男爵、はしゃぎすぎ。あしゅら男爵、不器用すぎ。ボスは漢だったし、ボスの部下たちも使える奴らだったし、さやかちゃんはサービスシーンを見せてくれるし、それぞれ見せ場があったのですが、甲児くんは相変わらずの、頼む、マジンガー!でした。まあ、仲間の大切さがわかったということで、少しは進歩しているようなので、長い目で見てやろう。



07-GHOST「愛しき者への償いは…」
重いお話をまだ引きずってるテイトくん。そんなテイトにつけこんで、ついに来ました、宗教勧誘。とはいえ、復讐を勧めちゃうところが、並みの宗教とはちょっと違う。実際、司教がシスターに変態認定されてる宗教だからなあ。
そんな状態でも、人様への迷惑を阻止しようとして力を発揮する真面目なテイトくんは、一心不乱に修行に励むのでした。それでも埋まらない心の隙間。その失意ゆえに、ヤバい奴にかかわってしまったようです。ますます苦労しそうなテイトくんの運命やいかに。
テイトに抱きしめられて、ちょっと困り顔のミカゲが可愛かったなあ。



戦場のヴァルキュリア「さらわれた姫君」
なぜ敵同士で額突き合わせて相談してるんだろう?なんだか平和な光景ですね。しかも利害が一致するとはいえ、共同作戦ですか。結局、イェーガーさんのカッコよさにシビれた結果に終わったのでした。新聞記者さんも物分かりのいい人だったし、なんでこんなにいい人ぞろいなんでしょうね、この世界。
想像とは違って、かなり後ろ向きなコーデリア姫も、アリシアさんのお説教でちょっと変わったようです。一方、明らかにアリシアの関心を独り占め状態なのに、そのことに気づかないウェルキンに、ファルディオは少々苛立っている様子。しょうがないですよ。天然は最強ですから。あんたも親友ならわかってるはずでしょうに。



6月21日分。

夏のあらし!【最終回】「時の流れに身をまかせ
キテレツが来るとは想定外でしたね、マスター。
あらしさんは目覚めたし、やよゐちゃんたちも存在し続けられるし、ウエイトレスは増えるし、八方丸く収まりました(村田英雄はおいとくとして)。そして、一くんはひと夏の波乱の経験を経て、ほんの少し、大人になったのでした。
いつもの与太話に、最後はこの作品を添えて、驚くほど綺麗な終わり方をしてくれた最終回。バカ話もあったけど、当初予想していたよりずっと真摯な物語を、ともすれば暗くなりがちな題材を挿入しながら、爽やかに描いていたことが素晴らしい。ラストカットを見た途端、夏を前にして、すでに去り行く夏を惜しむような気分になってしまいました。いい作品を、ありがとうございました。
塩の人は、結局塩をもらえなかったんですね・・・