今期アニメベスト5。

ひととおり最終回を迎えた作品を振り返ってみると、自分的ベスト5は、ソウルイータードルアーガ夏目友人帳とらドラ、そしてサンレッドでした。
ベスト3については、言うまでもなく、最初から最後まで安定して楽しませてもらった作品たち。
とらドラは、久しぶりに女の子たちに魅力を感じられたラブコメということで。
サンレッドは、やってることはしょうもないけど、みんな結局いい人たちばかりで、レッドさんとかよ子さんのお似合いカップルや、ヴァンプ様たちの楽しそうな共同生活に毎回和まされました。どこが壮絶な戦いなのかわからん、癒し系地域ヒーローものだったなあ。ヴァンプ様の手料理が食べたいなぁ。



3月30日分。


ソウルイーター【最終回】「愛言葉は勇気!」
鬼神にキッドたちとソウルを倒されたマカちゃんが武器として覚醒。さすがパパの子ですね。しかし、鬼神に一番効いたのは、マカちゃん得意の開き直り。普段真面目な優等生は、ネジが飛んだときがコワい。論理で理解できないバカの姿に鬼神さんは大混乱。みなさん、マカちゃんの勇気とか言ってましたが、どっちかというと、ぶちキレたという方が正しい。つまり、わけのわからん理不尽行動をとれば、鬼神に勝てたということですか?狂気と勇気は紙一重という結論なんですか?マカちゃんは、ママの退魔の波長とパパの武器の力を持ってるんだから、それだけで普通じゃないと思うんですけど、とりあえずは、誰もが持ってる勇気で勝利という、美しいまとめで終わらせたようです。
珍しくキッズアニメな時間帯放送なのに毎回見てしまった作品。子供向けとしてはちょっとハードだったとは思うけど、大人には文句なしに面白い作品でした。魅力的なキャラクターたちと、クオリティの高い画面作り。1年もの長きにわたって、お洒落で楽しい独自の世界を提供し続けてくれた、最近では珍しく一本筋の通った個性を見せてくれた作品でした。これも続きを作ろうと思えばいくらでも作れそうだし、いつかぜひ再会したい作品ですね。
ともあれ、スタッフキャストのみなさん、ありがとうございました。お疲れ様でした!



続 夏目友人帳【最終回】「人と妖」
そういや、名取さんって俳優さんなんだったっけ。いつも単にふらふらしてるだけの人というイメージだった。
人と妖怪、どちらかの選択を名取に突き付けられた貴志くん。もう妖怪に構ってもらわなくても、人間の友達がいるじゃないかと言われてましたが、確かに妖怪は、人間とのかかわりが苦手だった貴志にとって、心の拠り所だったこともありましたよね。
カイくんも結局は寂しかっただけ(ホント、妖怪たちは寂しがり屋さんが多いですね)。今の貴志には、彼を理解して、手伝ってくれようとする田沼や透がいるけれども、ひとりぼっちの時を長く過ごしたからカイの気持ちはよくわかる。そしてカイもまた、友達として接してくれた貴志を裏切ることはできなかった。「夏目が困るのは、やだなぁ・・・」というカイの嬉しさと切なさが入り混じったつぶやきは、貴志の想いにカイが応えた瞬間であり、人と妖怪はちゃんとつながることができるのだという貴志の信念が報われた瞬間。これまで貴志が出会ってきた数々の妖怪たち同様、カイもまた、ちゃんと貴志と絆を結べたようです。よかったよかった。
食いしん坊の妖怪たちが最後に登場してくれたのは嬉しかったけれど、第一期最終回に比べると、賑やかさが控え目なのがちょっと物足りなかったかもしれない。全体的に、妖怪たちの物語よりも貴志の葛藤に焦点を当てられてたせいか、第一期に比べると印象の薄い話が多かったような気がします。
それでも、見終わった後、ほのぼのとした暖かな気持ちにさせてくれる作風は衰えることなく、毎回EDが流れるたびに、しみじみと心の中で振り返ることができる数少ない作品でした。原作が続いている限り、また続きをやってくれますよね?期待してます!



RIDEBACK【最終回】「光の舞台へ」
中途半端な終わり方だなあ。競技としてのライドバックの魅力の話かと思ったら、重い政治的背景が絡む話がメインになっちゃって、ちょっと期待したものとは違ったのが残念でした。



宇宙をかける少女「棄てられた大地」
そんなこんなで地球に墜落。転がるレオ様はさながらおにぎりころりん。そして、秋葉さんたちを巻き込んで落水。役に立たないことこの上ない。そんなだから角だるまなんていう、ナイスなネーミングをいただいちゃうんですよ。
初めての地上は、カルチャーギャップをビシバシ感じる未開の地。その上、妙なオーバーテクノロジーを操る怪しい老人が現れる。加えて、同じく地上に降り立ったつつじさんは、己の存在を主張することだけにすべてを賭ける、暗いくせに間違った方向に前向きなお嬢さんのようで、いつの間にやら神様気どり。痛い。この子痛すぎる・・・



3月31日分。


ONE OUTS【最終回】「勝利の先に・・・」
敵の究極の罠は、ショボいが効果的なエメリーペーパー。しかし、いかがわしい勝負では海千山千の東亜に敵う野球選手がいるはずもなかった。最下位脱出で優勝なみに盛り上がるリカオンズに泣けてきます。うんうん。東亜くん、必ず優勝させてやれよ。いやその前に、もっとがんばれリカオンズの選手たち。彩川はまったく懲りてないようだし、戦いはまだまだこれから、というところで終わりですか。
東亜という主人公の背景はまったく明かされることなく、ほぼ試合と彼の野球選手としての顔しか描かない、ひたすらゲームのみに費やされた特異な作品でした。もうちょっと東亜さんの意外な一面とか見たかったけど、最初の印象よりずっと楽しめる作品で満足いたしました。こうなったら、ぜひリカオンズが優勝するまで見てみたいですねぇ。