今週はもう新番組が始まるんですねぇ。

一週くらい、終わった作品を振り返って余韻を味わう時間が欲しい。



3月23日分。


ソウルイーター「イチかバチか〜神を超える男たち?〜」
キッドにもブラックスターにも、本気の本気を見せていただきました。キッドの頭のラインがつながると、波動砲を使えるようになるんだぁ。一方のマカも、黒血ソウルを正体を見破って、正面からソウルを取り戻し、二人の絆の強さ、マカちゃんの退魔の力の凄さを見せつけてくれました。
いよいよ鬼神との最終決戦。長らく続いたこのファンキーな物語とのお別れは寂しいです。



続 夏目友人帳「廃屋の少年」
友人たちがいらん気を利かせてくれたおかげで、委員長とふたりきりで廃屋探検させられるところだった貴志を助けた透ちゃんがナイスです。そんなしっかり者なのに、相変わらずニャンコ先生ラブラブで、ニャンコ先生をヒかせるくらい常軌を逸した接し方とのギャップは好感度大。
小学生にめちゃくちゃ言われてダメージ大の貴志くんに笑いを誘われたりしつつ、少年を守ろうと真剣になるあまり、思わず怒鳴ったりしちゃう不器用さが彼らしい。自分の周りの人たちを妖怪から守りたいという気持ちもあるのでしょうが、それよりも、妖怪が人にあだなす存在ばかりではなく、人と共存できる存在なのだということをみんなに知ってもらって、二つの種族の架け橋になることが、妖怪たちの優しさにも触れた自分にできることだと気づいたのかもしれない。



宇宙をかける少女「虚ろなる巨像」
レオパルドさんはさっぱり忘れて怒りを買ってますが、相手は確かにお知り合いのブレインコロニーでした。なるほど。おしゃれに目覚め、イメチェンしたブレインコロニーなのか。ちょっとしたファッションリーダー気どりで相手のファッションチェックしてますが、あなたも特におしゃれにも見えませんよ、レオ兄さん。でも、最後の最後に姑息な逃げ道を用意しているところは、さすがレオ様。みなさんの大ブーイングを受けても、生き残ったもん勝ちですよね。まあ、みなさんも地上に落ちて水着回というサービスを提供できてよかったではないですか。まさかレオ様、これを計算してました?(なわけないか)



3月24日分。


ONE OUTS「陰謀」
ウィリアムスのインチキ玉を知ってて、わざと相手を翻弄するパフォーマンスやってる東亜さん。ついには極悪相手チームに、ワル認定されてました。本気になったヤクザ軍団は、東亜さん潰し作戦を発動。まあ、このチームでこの作戦は、ここまで出なかったのが不思議なくらい、基本中の基本みたいなものでしょう。でも東亜さんも手が滑ったりしますので、お互い様。暴投とバット投げ対決が延々続いたら面白そうですねぇ。自分的には、こういう格闘野球展開大好きです。
広報部長、いつも楽しませてくれてありがとう。



3月25日分。


とらドラ!【最終回】「とらドラ!
ずっとひとりで頑張ってきたやっちゃんにも頼ることができる相手を作ってあげること。それが竜児の決意ですか。やっちゃんが無事両親と和解出来て、竜児もほっとしたことでしょう。両親が認めてくれたとおり、竜児をここまで真っ直ぐに育てたやっちゃんは立派ですよ。まあ、もう少し恋愛教育をした方がよかったとは思うけど、打算のない恋愛ばかりしてきたに違いないやっちゃんには無理か。
みんなそれぞれの道を行き、北村くんは会長を追っていくことになるのですね。大河と竜児は別れたままかと思ったら、そんなことはなく、最後はやっぱりふたりで。
元気よく、微笑ましい青春ラブコメでした。若いってことの楽しさも恥ずかしさも見せてくれまして、特に女の子キャラたちがみんな逞しくて体当たりで生きてる。嫉妬の醜さも、自己嫌悪する情けない姿も可愛かった。それに比べると男性キャラは精彩に欠けていたかもしれないけど、まあ最近の作品は、ジャンルを問わず概ねそんな感じだからしょうがないでしょう。楽しませていただきました。ありがとうございました。



3月26日分。


明日のよいち!【最終回】「あすの与一!」
よいちさんが本気になれば最強。あやめさんたちもさすが斑鳩家のメンバーだけあって、普通の女の子ではないですね(というか、漫画家強すぎ)。わっさんとつばさちゃんも加勢してくれたら、鬼に金棒。わっさんはいぶきちゃんのため、つばさちゃんはわっさんのためと、想いはすれ違っているのが彼ららしい。鳥谷、なにかもうSF的にちぢんじます。わっさんは結局、いぶきさんより鳥谷を選んだということでOK?
最初の印象通り、気楽に見られて安心感のある、基本に忠実な作品でした。



黒神 The Animation「激闘」
クロ兄さんとエクセルさんたちのバトルはやはりクロたちとは格が違う。そのシュタイナーでも勝てないクロ兄が化け物。そして、その兄ですら、感心するくらい卑怯卑劣な大地さんの不意打ちには勝てませんでした。困った意味で、ワイルドカードになっちゃいました。クロ兄を餌にして、とりあえず世界を救ったことになるのでしょうが、エクセルを逃がすために最後の力を使ったシュタイナーやそれを許したクロ兄ちゃんと比べると、大地さんの行動はやっぱ怖い。



3月27日分。


金曜特別ロードショー 「ルパン三世VS名探偵コナン
オールスター顔合わせの豪華さを楽しむスペシャルトリートかと思いきや、それぞれのチームの面白さと混合チームによる絡み合いの面白さが見事な展開と会話。小ネタもいっぱいで、オマージュをちりばめて、ちょっとなめてかかってたのを反省。まあ確かに、ルパン一味が出てくるほどの敵じゃなかったし、五右衛門がかなり可哀そうなポジだったけど、どちらかというと今回のルパンたちは、コナンチームに対する保護者的ポジションで、彼らも一応は大人なんだな、と久しぶりに思わせてくれた(普段あまりにも大人げない人たちだけに)。
ラストは豪華に、眠りの銭形からコナンが操るルパン小五郎、そしてルパンこ五郎の推理と大混乱模様。現場が見てみたかった。この組み合わせで思いつくアイデアをすべて詰め込み凝縮して、しかも物語として面白いというのは立派。オチはルパン寄りという、普段のコナンでは決して聞けないセリフで締めてくれちゃって、最高でした!



テイルズオブジアビス【最終回】「新たな世界」
みんなでヴァンをタコ殴り、いや協力して倒すという展開は気持ちがいい。ガイ、心の使用人って、どんなポジションなんでしょうか?
自己中なルークが、己の行動を省みるようになり、やがて他人も自分も含め、オリジナルやレプリカという枠を超えて、個々の存在の大切さに気づき世界を救うという、正統派の成長物語でした。ルークのみならず、メインキャラクターもそれぞれ、過去を踏まえ未来を見据えて、自分の生き方を選ぶことになる。最後はルークが帰ってきて、大団円。EDも全員登場させて、きれいにまとめた優等生的作品。そんなところが物足りなくもありましたが、じーんとさせるセリフも多い良作でした。



黒執事【最終回】「その執事、滔滔」
やっぱ悪魔は強いですわ。天使なんか余裕で吹き飛ばす。そりゃもう、死神も天使も悪魔に夢中になるわけです。ヤードの長官も天使の片棒担いでたんでしょうか?カレー組は変わらず平和。そして、セバスチャンが見事シエルの魂をゲットして、ハッピーエンドでした。セバスチャン的に。
なんともの潔いエンドにびっくりです。確かに行きつくところはそこしかないんですが、まだ原作が途中の状態なので、いくらでも続けられるようなまとめ方もあったと思いますけどねぇ。明確にはされてませんでしたが、メインキャラクターほぼ死亡ともとれる状況で、耽美かつ退廃的な雰囲気を貫いたところはあっぱれ。途中でEDが変わったのも納得。前期のED曲でこの終わり方じゃあ、しっくりきませんよね。
原作に多少のアレンジを加えていたものの、全体的にオリジナルも含めて違和感のない構成で、かなり出来のよい作品だったと思います。楽しませていただきました。



3月28日分。


鉄腕バーディー02 DECODE【最終回】「BEFORE LONG」
そうか。バーディーを助けたのはダスクさんじゃなく、時を超えてきたナタルだったんですね。ナタルの能力を考えると、十分予想できる種明かしだったはずですよね。真っ直ぐ前を見て生き続けるバーディーの姿に、自分が何をすべきか悟ったナタルナタルはどこに行ったのか。時の中に消えてしまったのか。それとも、いつか再びバーディーと出会うことがあるのか。
復讐に生きるナタルと彼を止めようとするバーディーという、切なく未来のない恋物語に、バーディーの過去、アルタ人やイクシオラの立場、リュンカのもたらした悲劇とそこからの再生も絡めて、第一期よりもずっと面白い展開でした。特に、物語を補って余りある、切々としたBGMが最高。見続けてよかったです。



ドルアーガの塔 〜the Sword of URUK〜【最終回】「つないだ手は・・・」
ニーバ兄さん、塔の力を手に入れて神に喧嘩を売ってしまうやんちゃぶり。でも、弟くんはそんなお兄ちゃんの真面目で小心者なところ、意外に世渡り上手な弟に対する苛立ちをしっかり見抜いてました。ジルくんは、心身ともに大人になったのねぇ。結局、ギルガメスもニーバも、わがままで周りを振り回していっただけ。ジルたちの過激な兄弟げんかを見ながら、Boys will be boysというフレーズが頭をよぎりました。男の子ってホント、しょーがないなぁ。
ギルガメスは重荷を下ろしたすっきりした顔でカイと再び塔頂者としてやり直し、ファティナはウトゥとまたあこぎな商売してるらしい(がんばれウトゥ)。ケルブさんは予想通りエタナさんと、ク―パは意外性なくメルトと幸せに。ニーバが生きていたのは、サキュバスが救ったんでしょうか?単に道具扱いしているのかと思ってたら、実はニーバに情が移ってたらしいサキュバスが意外でした(サキュバスさん相手に、久しぶりに毒舌を存分に振るっていたカーヤさんも素敵でした)。ジルはもちろんカーヤと並んで歩いていきます。
しかし、グレミカは本当に御親戚だったんですか?最後でしっかり存在を無視されてたウラーゴンさんが寂しかった。カイの浣腸グセは一体どの時点で会得したものなのやら。サキュバスにまでブームが伝わってるのは一体どうしたものやら。
後半ハードな展開が続いた割には、能天気なOP曲にふさわしいかなり完璧なハッピーエンドになっていて、後味の良い物語でした。どちらかというと、いろいろ遊べた前期の方が好きでしたが、後期も安定して面白かった(前期の第一話は別格)。
スタッフキャストのみなさん、お疲れ様でした。楽しかったです。



3月29日分。


スキップ・ビート!【最終回】「そして扉は開かれる」
意中の相手が自分だとも知らず、敦賀に恋愛をゴリ押しするキョーコさん。しかし、敦賀の嘘笑顔を見分けられるようになってしまってる敦賀エキスパートのキョーコさんでも、めちゃくちゃ面倒くさい敦賀の喜び表現には気づいていなかったようだ。ふたりはどうなるのか。そして、Dark Moonは?
というところで終わりです。無理すればいくらでも詰め込めたものを、(多分)端折らずに描いたからには、続きがあると期待してよいのでしょうか?キョーコさんの体当たりな生き方がどんどん楽しくなってきた作品だけに、エンジン全開状態でいきなり放り出されるのは悲しい(原作を買わせるという意味では、実に効果的)。きっとネクストシーズンがあると信じて待ってます。