豊胸装置。

について、にしおかすみこが描写してたけど、それってまんまマンモグラフィじゃん、と思った。
この間初めてマンモグラフィというものを体験しましたが、あれはありあまる肉をつかむための機械であって、上品に盛りつけられた肉を挟むための装置じゃないです。
何しろ胸付近のあらゆる肉が鷲掴まれ、肋骨の間に金属塊が押し付けられる。それ背中の肉だから!と叫びたくなる状況だけどプライドがあるので叫べない。死ぬ、肋骨が今死んでます!と訴えたいけど、その前に意識が飛びそうになる。終わってから一週間くらい、肋骨が痛かった。
という、乳をデカくする装置があるらしい。
そこまでして、デカくしなくていいです。



3月15日分。


まりあ†ほりっく「神への供物」
想像力豊かで、脳内思考がやたらうるさく絶え間なく、深読みを超えて情報歪曲の国語担当神父の巻。いやだ、こんな教師。さり気なく直接的に、神父様に賄賂を要求する寮長先生がさすがですねぇ。いろいろなプレッシャーでガチガチになってる神父と、言わずと知れた筋金入りの男性恐怖症のかなこさんの緊張感ん溢れる会話は、勢いすごすぎて、運動部の先輩後輩のようです。かなこさんも脳内でどんどんぶっちぎっちゃうタイプだし、似た者同士なんですね、神父とかなこさん。



スキップ・ビート!「ひかれた引き金」
監督、ひ弱そうな顔して、ベテラン女優を従わせちゃいました。何より、彼女をあっさり陥落させちゃったキョーコさんの憎悪の演技は、怨念の妖精の面目躍如。キョーコさんを感情的に嫌わないばかりか、敦賀の精細のなさを鋭く突いてくる若手演技派の逸美さんがなかなかタダものじゃなさそうで、要注目。



3月16日分。


ソウルイーター「阿修羅覚醒〜世界の行き着く果てへ?〜」
死神様が倒れ、鬼神に立ち向かうは、マカたち3人。それぞれのコンビネーションが冴えわたる。
お馴染み黒血に飲み込まれたソウルを連れ戻しにインナーワールドへとたどり着いたマカが出会ったのは、色を喪った白黒ソウル。外では、キッドとブラックスターががんばってます。カッコイイです。そして、予告の椿ちゃんのつぶやきが切ないです。
つかジャスティン、なんでギリコ見逃してんの?



キャシャーン Sins【最終回】「巡り咲く花へ」
穏やかで幸せな日々の中で、オージもリューズも、最期に探していた安らぎを見つけた。
ルナは、滅びを与えることに恐怖を覚えていたから、今度は滅びを滅ぼそうとした。つまり、手段が目的になっちゃったということですね。キャシャーンがルナを殺したとき、ふたりの血が混じり合ったから滅びが始まり、逆にふたりは死ぬことがなくなったらしいというのはわかった。それでも謎が多すぎる。リンゴは結局、単なる人間だったんですか?レダやディオにしてもよくわからなかったし、雰囲気に流されたような作品だったなぁ。せっかくのフレンダーも生かしきってなかったし、リューズも最後になってキャシャーンと絡み出した感じ。むしろ、キャシャーンが旅先で出会った一回限りのロボットたちや人間たちの方が印象深かった。いっそ、キャシャーンひとりで旅する形にしても十分だったんじゃない?と思えるくらい、レギュラーキャラの印象が薄かった。キャシャーンとルナとブライキングボスを軸とした物語でよかったんじゃなかろうか?



続 夏目友人帳「呪術師の会」
前回の事件以来、自分ができることを探してる貴志。名取に勧誘されて、自分と同じように視える人たちの会合に興味を持ったものの、妖怪が視える人間でも、自分と同じように妖怪の気持ちを理解しようとするわけではないことを知ったようです。妖怪を道具のように都合よく利用する人たちに比べたら、妖怪も人間も遠ざけようとした玲子さんの方が、妖怪の存在価値を認めているような気がする。何にしろ、初めて積極的に他人のことや、自分のルーツである玲子さんのことを知りたいと思えるようになった貴志くんは、ずいぶん進歩してます。でも、柊に脱がされそうになって思わずパンチを叩き込む姿は、どこの乙女さんかと思いました。
ラストがちょっとジェイソン入ってて、この作品らしからぬ不気味さでしたねぇ。



宇宙をかける少女「鏡信者たち」
生徒会のメガネちゃんは本当に裏切り者なのか。それともスパイなのか。
ブレインコロニーは、まだ若いから傷つきやすいのか。若者ってメンドくせ。そんなレオ兄さんは、チョーシくれて何でも相談室なんぞやってるから、まんまと釣られてしまいました。今どき小学生でも引っ掛からないような単純な釣りに。しかも、釣り師はレオパルドの顔なじみらしい。ブレインコロニーって、ほっとくとロクなことしない奴らばっかだなあ。
完全に蚊帳の外だった獅子堂さんちのまどかさんは、ネルヴァルに堕ちたようです。秋葉さんの夢の中の女性、ネルヴァルの手先は、やっぱお母さんなのでしょうか?



3月17日分。


ONE OUTS「攻略」
藤田くんのドあほう。まあ、いつまでもこの作戦が続くわけはないと思ってたからいいけど。城丘弟は、優秀な兄への劣等感から裏街道へと逃げ込んだというよくある話。そんな方法で兄に勝って満足できるもんなのかなあ。ナックルボールの攻略方法は、種を明かされるととっても簡単なことでした。バガブーズ戦同様、不自然な策を弄する相手は、結局それで足をすくわれるということですね。



3月18日分。


ケータイ捜査官7【最終回】「明日未来〜来るべき時代の大人達へ」
先週のケロロ軍曹にも進出しちゃってたセブンたち。1年間大活躍してくれた携帯たちとも、とうとうお別れです。
名だたる監督たちが、好き勝手やらせてもらえた稀有な作品でしたが、それだけではなく、携帯キャラの可愛らしさや、主人公の成長物語も楽しめる作品でした。特に、素人らしく情けなく、現代っ子らしくドライで、でもヒーローらしく一生懸命なケイタというキャラクターと、それを演じた窪田正孝が絶妙でした。携帯側で言えば、セブンもサードも負けず劣らず魅力的だったけど、やっぱり、一番惹かれたのはゼロワンでした。彼が満足して機能停止した先週は涙なしでは見られなかった。
作品中で、特に印象に残ったのは、セカンドが壊されたことに怯えて動けないサードに桐原が、「俺が守ってやるから」という場面。いくら「バディ」とはいえ、特定の機能を果たすために作られた機械がその機能を果たせない時に、役立たずと切り捨てることなくむしろ守ろうとする。エージェントにとってフォンブレイバーは、道具ではなく、本当に大事な相棒なんだなと感じさせてくれました。だからこそ、最終回でウイルスに感染したフォースと躊躇うことなくリンクしたサードの姿に、バディたちの想いに応える携帯たちの「成長」(「学習」ではなく)が見えたのが嬉しかった。ゼロワンだけじゃなく、サードにもセブンにもそれぞれ、彼ららしい見せ場を作ってくれて、その存在をバディたちの記憶の中に刻みつけてくれたことに感謝。
ケイタと優璃の恋模様くらいあるかなと思ったし、セカンドたちの話ももうちょっと見たかったしと、いくらでもエピソードはできそうですが、惜しまれながら終わるくらいがちょうどいいのかもしれない。ずっと忘れられない作品になりそうです。
スタッフ、キャストのみなさん、大変お疲れ様でした。笑えて泣ける楽しい時間を、本当にありがとうございました。



とらドラ!「告白」
おったまげた。だって、前回やっと三角関係が表面化したというところで終わったのに、今回はかけおちで終わるとは思わないでしょうが。詰まっていたパイプが一気に流れ出したような、すごいパイプフィニッシュを見た気分。
普通、お付き合いしましょう、でしょ。いきなり嫁に来いとか言うかあ?とにかく、竜児と大河は、お互いの気持ちを告白して、これ以上ないくらいとんとん拍子に名実ともにバカップルの完成。障害はあるものの、根性では誰にも負けないふたりですから、心配ないような気がする。初めて自分の望みが叶ったから、ひと時たりとも離さないように、竜児にぶら下がってるような精神状態の大河ちゃん。よかったねぇ。みのりんや亜美ちゃんは可哀そうだけど、これはもうしょうがない(みのりんはいつから竜児が好きだったんだろう?)。
しかし、一生懸命な母親の姿に自分の無力を感じさせられて歯がゆい気持ちはわかるけど、竜児くん、もうちょっと言葉を選べればよかったのね。それは、やっちゃんに言っちゃいけないことだよ。