不思議な習性。

仕事で、とあるシステムの使用に関するメールを何人かに送ったら、みんな申し合わせたように、そのシステムの画面のリンクをクリックした後、どうしたらいいかわからなくなった、と問い合わせてきた。
いや、リンクをクリックしてくれなんて、一言も書いてないし。
もしかして人間というのは、どうしたらいいかわからなくなった時、とりあえず目の前のリンクを押してしまう生き物なのかもしれない。
そこに、「押すな危険」とか書いておいたら完璧のような気がする。



2月15日&22日分。


まりあ†ほりっく「疑惑の黒下着」
杞憂に終わった稲森さんの嫉妬。結局、かなこさんひとり蚊帳の外という、かなこさんに対する地味ないじめであったことがわかったのでした。
鞠也さんには汚物扱いされ、ドブねずみへのジョブチェンジでも嬉しくなるくらいの境遇にありつつ、自分が面白い生き物だってわかってる客観性。かなこさんって、繊細なのかタフなのか、冷静なのか狂気なのかわからん人だ。
「穢された聖母・前編」
かなこさん、生徒会長と鞠也との関係がわかってるようでまったくわかってない。鋭いんだかニブいんだかわからん人だ。鞠也と生徒会長のあいだに横たわる、埋めようのないクレバスの正体を見せていただきました。まったく別ところで、寮長先生と与那国さんがホラーを展開してるけど気にしてはいけない。



スキップ・ビート!「最期の儀式」
モー子さんに怒られて、キョーコさん大感激。そして、今回のプロモの役のインスピレーションを得る。キョーコさんってば、敦賀さんにドキドキしつつ、結局はモー子さん命になりつつありますね。
一方の男性陣はと言うと、マネージャを驚かせるような敦賀さんの日常生活に驚くわ。キョーコさんの思い出の中には、敦賀さんの顔はミッシング状態なんですね。そりゃ気づかないわ。キョーコさんの演技を見て、キョーコさんの気持ちを察することができたのは、尚ならでは。不器用な尚と不器用な敦賀。キョーコさんのお相手は、モー子さんで決まりのようです。
「月の誘い」
怒ってる怒ってる。笑顔で怒ってる敦賀さん、大人げないです。尚との撮影が楽しかったと言えば、それはそれで嫉妬して怒る。キョーコさん、どうすりゃいいの?モー子さんにも責められちゃうけど、敦賀と違って、キョーコさんが復讐だけのために芸能界にいるわけじゃないって見抜くところが、ツーカーの親友。キョーコさんにはやっぱ、モー子さんがお似合い。
敦賀ジャーマネ、社も実はタダものではなく、超人的な機械破壊属性を誇る能力者だったらしい。キョーコさんと敦賀さんの傍で、イライラしまくる社さんの気持ちが手に取るようにわかりました。
なぜ今になって、OPもEDも変わっちゃったのでしょうか?これって今クールで終わりじゃないんですか?あのEDは特に好きだったので、非常に残念。



2月19日分。


今日からマ王!【最終回】「マた会える日を」
OPなしでございます。キャラデザ作監なので、本来のデザインがわかりやすい、美麗な仕上がりとなっております。さすが最終回。
寝過してる陛下に、早寝早起きが自慢だろ!という起こし方はどうかと思いますよお兄ちゃん。サラさんが神剣をめざましくん代わりにしたのでおっきしましたが、魔力消失。でも陛下は、地球との行き来は眞王に頼めばいいし、とか呑気なもんです。眞王様は運転手扱い。ちなみに、最後なので、これまで大災害を引き起こしてきた神剣が、とても平和なことになってます。ちゃんとした使い手だと、道具は役に立つってことです。
アラゾンがジェネウスへの謝罪の言葉を口にしてくれたのが、救いでしたね。結局、お母さんはお子さんのことが心配で神剣を使わせなかったと。微妙にお母さんと和解したサラさんは神剣を使って、聖砂国の穴にぶっ刺す。どうなったのかよくわからんが、今回の結果を見ると、早いとこ使わせてたら、こんなややこしいことにならなかったんじゃなかろうか?という疑問がよぎります。
魔力がなくなっても、プーの叔父さん含め、十貴族さんは引き続き陛下に恭順の意を示す。みんなして陛下ラブという、ヒロインらしい扱いです。
しかし、眞王様はちっさくなったので、渋谷兄弟プラスお友達は地球に帰れません。そりゃもう、ヲタクなお兄ちゃんはパニック。だよなあ。新刊とか出てますもんね。でも、この作品なので大丈夫。陛下にはちゃんと魔力が戻りました。コンラートさんは、ベリエスから電波を受け取って気づいたようです。陛下も気づいていたようですが、ちょっと大人になったゆーちゃんは、しれっとして、黙ってたのでした。
陛下って呼ぶな!という懐かしいフレーズに、地球に帰ってカレーという定番。その他、最後になって、いろいろ思い出したように付け加えてました。
こんな風に、最後は危機一髪じゃなくて、ゆるゆるとした後日譚なところが、この作品らしくて和みます。前期マ王が地球から眞魔国への帰還で、今回は眞魔国から地球への帰還。どちらも陛下にとっては、ただいま、と言える故郷なのですね。
さて、サラのキャラクターに原作のような複雑さ、面白さがなかったり、無駄に深刻なエピソードが多かったのは残念でしたが、この作品の特長であるゆるいエピソードと、みんな幸せというハッピーエンドは健在。コンラートが離反したままの原作に比べ、レギュラーがサザエさん的に変わりのないアニメ版は、安心して見られる作品でした。
とりあえず、スタッフ、キャストの皆様、お疲れ様でした。さすがにもう続きはないだろうが、もしあるとしたら、今度こそゆるい話だけのほのぼの作品にしてくれることを希望。



2月20日&27日分。


黒執事「その執事、入牢」「その執事、脱走」
セバスチャンさんの期待通り、アバーラインさんがシエルくんに接近。こりゃもう、アバーラインさんが裏切り者か、じゃなきゃ非業の最期を遂げるかどっちかだろうと思ったら、案の定後者でした。気の毒に。
ラウがこんな普通に裏切り者だとは思わなかった。裏切り者に見えなくて、でも裏切り者で、しかし裏切り者じゃなかった、くらいの捻りが欲しかったですね。とにかく、女王の側近が天使ねーさんと結託してる(あるいは同一人物)なんだろうけど、引き続き目的が見えません。悪魔に取引持ちかけるような堕天使なんで、大英帝国崩壊とか企んでるのでしょうか?人類撲滅とか。



2月23日分。


ソウルイーター「武か修羅か〜決戦、ミフネVSブラックスター?〜」
あれ?ミフネVSブラックスターなのに、なぜ死神様たちが放送事故?(ぶぁかめ!)あれほど知りたがっていた死神様の計画をあっさり明かされて、逆にパニクっちゃうキッド。相変わらず柔軟性に欠けるコだ。(ぶぁかめ!)エイボン最後の魔導具と共に聞こえてくるエイボンの声。そして、明らかにされる彼の過去。(ぶぁかめ!)
どうも私はすごく疲れてたらしく、時々意識が飛んで奇妙な声が聞こえてたりしました。
ていうか、死神様、ソレと知り合いですか?何ですか、この「大いなる存在」的扱いは。ブラックスターが主役の回だったはずですが、何か見てはいけないものを見てしまったようなので、すっぱり忘れます。



キャシャーン Sins「失望の楽園」
合流したオージが見つけたルナの正体は、永遠の命が満ちた世界の不自然さへのアンチテーゼとして、世界に寿命をもたらす存在だった。しかし今のルナは滅びを止めている。このズレはなんなのか。やっぱり、ルナは偽物なのか?それとも、キャシャーンに殺されたことで、ルナの役割が狂ってしまったのか。
不老不死のキャシャーンには、限られた命の哀しさはわからないと言われてるけど、不老不死だからこそ、その価値がわかるんですよね。



続 夏目友人帳「不死の想い」
気の遣い方がアホだなあ、ともっともなことをニャンコ先生に指摘されてしまう貴志。そのおやつはちょっと多すぎ、とか、そんなに食べられません、とか、鞄に入りません、とか、ここで一緒に食べちゃいましょう、とかいくらでも言いようがあるだろうに、貴志くんにはまだまだ塔子さんに対する遠慮があるようです。まあ、宿題合宿と言っても、わからん問題は「謎」で処理する、単なるお泊まり会だったりしますけどね(そんなんでいいのか日本の高校生)。
自然の法則に反する不老不死がもたらすものは、永遠のひとりぼっち。ニャンコ先生が冗談交じりで貴志に人魚を血を飲むことを示唆したけど、半分本気だったのかもしれない。人間であれ妖怪であれ、置いてかれるのは辛い。それを知っているから、笹舟は、自分のいじわる心が結果的に不幸な人間を生み出すことがなかったことに安堵した。ケイイチさんは、永遠の命を得ることがなかったからこそ、孫に誇ることができる幸せな一生を送った。千津さんとお孫さんは、きっとあの後、ケイイチさんの思い出を語り合ったことでしょう。人の一生に限りがあるからこそ、語り継ぐ、という行為が意味を持つ、幸せな物語でした。



宇宙をかける少女「暗闇へのいざない」
どんどん話を進める風音さんとかき回す桜ちゃん。ついには、お母さんさながらにレオパルドの宝物を捨て始めるし、レオパルドはフラストレーションがたまります。何よりも、発言の機会を与えられれないいつきさんがかわいそう。
そして、風音さんの語る人類史の一番の衝撃は、レオパルドがブレインコロニーではなく人間側について人間を救った英雄だったということ。信じられん。多分、奴のことだから、人間の自主性を尊重することに価値を見出したとかいうまっとうな理由じゃなくて、『ホームレス人口知能。僕空。』(ちょっと読んでみたいです)とかいう本までプロデュースできちゃうフリーダムさが気に入っただけなんでしょう。
怪奇課って案外役に立たないよね。でも、不器用ないつきさんの価値をわかってるというだけで、怪奇課には存在意義があるような気がする。



2月24日分。


ONE OUTS「翻弄」
出口さんのひとり芝居回。東亜さんは、サインずらしのみならず、それをカムフラージュする手まで織り込み済み。それが、出口さんの「常識的判断力」だったというのが、東亜さんの神懸かったとこですね。つまり、出口さんの「普通さ」頼み。東亜さんとか彩川とか監督とか見てると、人間としても野球選手としてもしごくまっとうな出口さんに好感が持てます。



2月25日分。


とらドラ!「どうしたって」
水泳に続き、スキーもだめなのか。案外弱点だらけですね、大河ちゃん。
みのりんに嫌味を言って、どんどん追い詰めてる亜美ちゃんに、誰よりも感情移入できました。もっと言ったれ、という気分になった。ここまでストレートに言われたら、さすがの竜児も気づくだろう。事情がまったく理解できない春田は楽しそうだなあ。



2月28日分。


ドルアーガの塔 〜the Sword of URUK〜「二人はかつて」
メルト、21歳だったんだあ。という衝撃が駆け抜ける。
お久しぶりに兄弟再会。ニーバが塔頂にこだわっていたのは、マザコンだったからなのねぇ、と納得しかけたら、実は、理不尽に耐えられないので神になりたい。みたいなことでした。よけいニーバがわからなくなってきた。そんな漠然とイタい理由で塔に上るのか?この人の考えてることが一番わからん。眼鏡のお姉さんは、ニーバのお師匠様だったらしいです。四騎士の女の子と結構楽しそうにやってるウラーゴンさんに和まされました。