ベン・トー

ベン・トー 1 サバの味噌煮290円 (スーパーダッシュ文庫)
ベン・トー 2 ザンギ弁当295円 (スーパーダッシュ文庫)
ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円 (スーパーダッシュ文庫)


半額弁当をめぐる争いを描いた物語と聞いて、頭の悪そうな話だなあ、と思ってたら、本当に頭の悪い話だった。
しかし、読み終わった後、スーパーやコンビニの弁当を見る目が変わります。
そして、やたら腹が減ります。とにかく、読んでる途中から腹が鳴る。しかも、二巻目あたりから弁当の描写にやたら紙幅を割くようになりやがって、読んでて唾液が溜まりまくり。普段揚げ物は好きじゃない私が、ここに出てきたカツ弁当だけは食べてみたいと思ったくらい。
とりあえず、無性にどん兵衛が食べたくなります。これは間違いない。


ところで、ザンギって北海道人じゃないとわかんないもんだったんですね。知らんかったわ。



2月2日分。


ソウルイーター「最後の魔道具〜武器なしキッドのミッションインポッシブル?〜」
コーヒー命のBJには、缶コーヒーしかないって時点で、可愛らしいガテン系女の子たちを従えてもちっとも嬉しくないのでしょう。もったいない。
町の人々が失踪した町に乗り込んだキッドさんは、魔道具を守るピエロたちと対決。つい、シンメトリーっぽいピエロたちの姿に見惚れてしまうキッドさんの相変わらずな姿に、あーあ、という気持ちにはなるが、危険だからとリズとパティを置いて単身乗り込むところが男だねぇ。そんなキッドさんの危機に、お化け嫌いを克服して駆けつけてきたリズと(何にも考えてないけど)パティもさすがキッドの相棒たち。このチームは、こういったつながりが、重くないさり気なさで見せられることが多いですよね。
やっと魔道具を手に入れたものの、死神様の意図が見えないキッドは手放しで喜べない。この魔道具が鬼神を止める手立てとなるんだろうか?どうも使い手を選びそうな相手のようだし、わざわざキッドが派遣されたってことは、キッドにとって意味があるものになるんだろうか?



キャシャーン Sins「生きた時これからの時間」
途中入る映像が、貞子かと思った。
夢の中で何度も姉に促されるまでもなく、キャシャーンが倒すべき姉の敵であることはリューズにもわかっている。でもキャシャーンを見るリューズの瞳には、既に恐るべき敵ではなく、自分を静かに見下ろす不可解な存在として映っている。もうこれは、恋する乙女の瞳。しかしリューズさんはそっちの方面にはとんと疎いようで、挙句、行きずりの男を殺してますよ。恋する乙女は危険ですよねぇ。
キャシャーンに恋していることに気づいたから、彼女の心は、姉に対する罪悪感からあの夢を見せていたんですよね。でも夢の中の姉は、妹の生き方を微笑んで見守ってくれるような人だった。今回は、表現方法はいつもと大して変わらないけど、案外ベタベタにセンチメンタルな乙女のお話になってました。
というか、なぜ貞子?



続 夏目友人帳「約束の樹」
体調が悪くても、遠慮して塔子さんには言えない貴志。言ってくれない方が悲しいのに、気づかないんですよね。ニャンコ先生はちゃんと気づいているのに。
レイコさんにいじめられ、ニャンコ先生曰く、自主的に呪われてるような状態の真面目な妖怪さん登場。ニャンコ先生とヒノエさんの思い出の中のレイコさんに、人智を超えた凶悪さを感じます。よほど強烈なキャラクターだったに違いない。それで惚れちゃうヒノエさんは真性のMですよね。このふたりの出会いのエピソードが、奇妙かつ微笑ましかった。
結局、レイコさんは、霧葉に海を見せるために、名前を奪って50年の間待たせたんですね。意地悪だけど優しいレイコさんらしい。レイコさんを取り巻いていたのは、こんな風な小さな妖怪の夢を含む、妖怪たちとの関係。そこに人間の姿は見えない。けれども、貴志はそれを受け継ぎ、なおかつ彼自身を取り巻く妖怪たちとの関係、そして人間たちとの関係とをオーバーラップさせてるところが、レイコさんより進化してます。



宇宙をかける少女「鋼鉄の乙女」
レオパルドはご立腹ですが、そりゃクソ人工知能と学校生活だったら、迷うことなく学校選びます。いきなりとび蹴りくらわす秋葉さんもアレですけど。基本的に、秋葉さんもイモさんも気が短いタイプですよね。辛抱強くお相手しなきゃならないレオパルドとは、相性最悪。でも、持ち上げれば果てしなく増長するタイプだから、こういう高圧的な相手の方がいいのかもしれない。本人曰く、褒められて伸びるタイプらしいが(彼はどうやって汗をかいてるんだろう?)。
秋葉さんが忙しくしてる一方で、獅子堂家は獅子堂家で危機的状況らしいがよくわからん。公安の活動は怪奇課に筒抜けだなあ。それだけでこの組織のダメさがわかります。下っ端のふたりも、古典的な悪役行動パターンを踏襲するようになってるし。
とりあえず、秋葉さんの自分語りをさっぱりスルーするいつきさんのぶっちぎりなマイペースっぷりに感動した。普通こういう時って、人生相談に乗ってあげたりして、しんみりした流れになるもんじゃ・・・?



2月3日分。


ONE OUTS「インチキナックル」
インチキナックルは単なるインチキボールでした。拍子抜けするくらいあからさまなインチキ。そして、それに欺かれたリカオンズの選手たち。でも、それを見抜けってのは無理でしょう東亜くん。普通考えないよ、そこまでストレートなインチキ試合。なめられてると言えばそうなんだけど。東亜さんのゲームと普通の野球選手のゲームは違うんだから。



2月4日分。


とらドラ!「もみの木の下で」
おお。なんか担任が先生らしいこと言ってる。ゆりちゃん、あなたの葛藤がとても他人事には思えなくて、胸が痛いです。でも今マンションはちょっとヤバいよなあ、って尻込みしちゃってるんですよね。わかります。
誰かが自分を見てくれている。それを信じたいし信じて欲しいから、大河は家族にも、竜児たちにも、子供たちにもサンタのプレゼントを贈る。そしてサンタを信じる。サンタはクリスマスを象徴するお爺さんではなく、傍にいてくれる人。傍にいてくれる人なら誰でもいいけど、でも現実に誰かにすがるのは気が引けるから、自分に自信がないから、夢の中の物語の中の誰かを求める。大河さんなりの精一杯の幸せ探しなんですね、サンタ信仰は。
でも、今の大河さんは、いつの間にか周りのみんなに受け入れられてるんですよ。
一方、みのりんは泣きっ面に蜂。タイミングが悪すぎ。一度変わってしまった関係でも、元通りにはならなくても、直すことはできる。竜児はそうやってみのりんとの関係を取り戻そうとしているのに、みのりんはその言葉を信じることができないようです。彼女も過去になんかあったのかなあ。
とにかく亜美ちゃんが御苦労さま。三人のこじれた関係を冷静に分析しながら、そのややこしさに呆れながら、自分がその中で悩むことができないという寂しさ。竜児も大河もみのりんもそれに気づく余裕はないし、気がつけるとしたら北村くんくらいでしょうね。



2月5日分。


明日のよいち!「デートしようぜ!」
なりゆきで始まったよいちさんといぶきさんのデート。それを監視するのはネタ集めしてるちはやに家族が心配なかごめ、よいちラブのあやめ、いぶきラブの鷲津と、なぜお前はいつもわっさんに付き合ってやってるんだ?の鳥谷と、ほとんどオールスター。それぞれの思惑が交差するが、よいちはニブいので、滅多なことは起こりませんでしたとさ。
この学校には、武道家の女子高生しかおらんのか?



黒神 The Animation「イクシード」
強面のシュタイナーさんは、少女の姿のパートナー、エクセルの尻に敷かれているようで、なんか和みます
エクセルたちは欧州の元神霊機関から日本の不均衡を調査に来たらしいです。茜さんから感じたのはクロの気配だったらしいので、茜さんは普通の人なんですね。
クロの存在が日本における共存均衡を崩しているらしく、しかも慶太くんのお母さんが事件の発端を作ったらしく、加えてクロのお兄さんにも関係があるらしい。つまり、慶太は偶然ではなく必然で巻き込まれたということか。