いつの間にか最終回シーズンだったりする。

先陣を切ったまかでみは、最終回らしいスペシャル感と賑やかさと寂しさを織り交ぜた、なかなかよい終わり方でした。



12月6日分&13日分。


かんなぎ「カラオケ戦士 マイク貴子」
声優さんの羞恥プレイ回。一般ピープルの期待を微妙にはずしてしまう、一般人の理解を超えたヲタクのマニアックさがよく表現されておりました。貴子先輩の姿に、いるよね、カラオケを歌を歌う場ではなくイタいパフォーマンスの場所だと思ってる人、とちょっと己の行動を振り返った。大豆の歌もすごいが、EDの曲と絵のミスマッチもなかなか。

「でも、あやふや」
そういやナギちゃんが神様ってのは、自己申告ですね。今さらそんな基本を突かれるとは思わなかった。神様だろうとなかろうとナギちゃんはナギちゃんだし、仁くんだってそう思ってるはずだけどなあ。



純情ロマンチカ2「一難去ってまた一難」
美咲くんを普通の大学生と思う相川さんの目が曇りすぎてて呆れます。水族館で盛り上がる大学生男子なんて、滅多にいませんよ?こりゃウサギさんもメロメロだろう。そしてウサ兄は、美咲くんマジ告白。美咲くん、君はどうしてそう隙だらけで口が軽くて人がよいのだろう。ウサギ一族の食いものにされるぞ。

「縁は異なもの」
美咲くんが女の子と!なんと喜ばしいエピソードでしょう。よかったな、美咲くん。そりゃ、人生に一度くらい異性とのチャンスがあってもいいよね。もちろん、チャンスだけで終わるに違いないけど。



CHAOS;HEAD「rejection (拒絶)」
プラカード男は、セナの父親か。ここは分岐したもう1つの世界で、拓巳さんはこの世界の拓巳さんが呼び寄せた拓巳さんとか?

「洗脳 purification」
とうとうたっくんがヒーローになれそうな状況が訪れました。彼が妄想の産物だろうがなんだろうが関係ない。彼には、梨深ちゃんとか将軍とかが頼りにするような、とんでもない妄想力があるようです。



ケメコデラックス!「花火」
また花火。なんでしょう?最近のアニメ界の季節感シカトっぷりは。人の恋路コーディネートに血道を上げる美咲ちゃんは、可愛いと言おうかおばさんくさいと言おうか。三平太くんのお母様の過去の悲劇という名のバカ話も楽しめる回でした。

「ミシマ」
MMの正体はミシマ電機初代社長の娘にして父親殺しという衝撃の真実。つまり、MMが奪っていった無から無限の力を作りだす発明が、三平太が飲み込んでしまったものなんですか?いやそんなことよりも、ケメコという妙なロボットを生み出した理由の方を知りたいんですが。



12月7日分&14日分。


まかでみ・WAっしょい!「なんか雪山はいろいろ招くんですけど。」
拓人さんたちが温泉エピソードを繰り広げる一方で、年末に向けて自費出版活動に勤しむ佐久間先輩は相変わらず真人間から遠く離れた生活を、パシリたちとともに堪能中。アガりんとガブやんは温泉文化を満喫してるし、いつの間にかメタリスを追いかける側になってるジョージとか、趣味が暴走してるシュタイン教授とかに加え、原稿を汚された先輩も参戦して、オールキャラのアルマゲドン。そして、深刻な状況のまま次回へ。

【最終回】「なんか可能性の問題なんですけど。」←大ウソ。後もう一回あります。
前回ラストを引きずり、重苦しい場面が続いてどうしようかと思いましたよ。結局、拓人さんの力が大きすぎるので、拓人さんが魔法使いにならなかった世界、鈴穂が死ぬ運命にあった世界に彼を放り込んだようです。こんな時に役に立つのは、デタラメ人生の達人、佐久間先輩。アガりんもガブやんも圧倒するその正体は、なんとサマエル様でございました。確かに人間離れした情熱の人だと思ってたが、単に人間じゃなかったのか。先輩に導かれた拓人は、まったく別の世界の可能性の中で、もう一度タナロットを思い描き、長い時間をかけてもう一度生み出し、もう一度出会う。そして、みんな一緒の騒々しい毎日が戻ってくる。
なんだか最後までわっしょいでした。小ネタてんこもりで目が離せず、少々疲れるが楽しい、そして実は結構手のかかった、意外にクオリティの高い作品でした。
おもちゃ箱のようにさまざまな要素をぎっしり詰め込んでいたわりに、最後はオールキャラ総力戦ではなく、拓人と彼が生み出したタナロットの物語として幕を降ろしたのが意外でしたが、不思議と、収まるべきところに収めたという印象も残してくれました。
考えてみれば、いろいろめちゃくちゃなエピソードはあったけれど、一番印象的だったのは、トリンシアとロケットの間で交わされた会話であったというのが、この作品の真面目さを物語っているような気がします。真面目にバカをやってくれた、実に楽しい作品でした。
(追記)と、すっかり最終回気分でセンチメンタルジャーニーな私に朗報だ!あともう一回あるぞ!
って、ここまで絶賛しといて、最終回の印象悪かったらどうしよう・・・(12/19)



スキップ・ビート!「てのひらのブルー」
幼いころに大事な宝物の石をくれたのが敦賀らしい、という定番の展開になりそうですね。敵を葬りさる絶交の機会に浮足立つキョーコさん。しかし、芸能界で生き抜いてきた尚さんの方が上手。久しぶりに、これが復讐劇だったことを思い出した。

「嵐の素顔」
尚さんの弱点を突こうとして墓穴掘るキョーコさんの苦悩は続く一方で、にっくき敦賀の意外な一面に触れて、ちょっとトキめくキョーコさん。女の子はギャップに弱いということです。そして、芸能人はお勉強が苦手ということです。でも、敦賀よりもつかめないのは、キョーコさんの方だと思う。