東京はピンヒールを根絶するために設計された街である。

最近よくそう思う。
マンホールの穴にヒールがフィットして靴を持ってかれる、石畳のすき間にヒールがフィットして靴を持ってかれる、アスファルトの微妙なでこぼこに(以下略)。
今朝も、出勤途中マンホールに片足をとられ、非常口ポーズのままでしばし固まってました。
これが東京砂漠というやつか・・・



9月6日分。


薬師寺涼子の怪奇事件簿 「麻布の罠」
時代の最先端を行く涼子さんは、来たるべき泉田くんとの新婚家庭に備えて、既に料理の勉強なんかもしちゃってます(万が一、そんな新婚さんが実現しても、料理担当は泉田くんだと思いますが)。しかし、料理の本見ただけで、あれだけ手の込んだ料理を成功させちゃうモナミちゃんは、さすがプチ涼子さんだけありますね。泉田くんは頭から否定してましたが、この世界だったら涼子さんのクローンくらいダース単位でいそう。



狂乱家族日記「落ちて来たプリンセス」
本日の凶華様の大人げないポイント:家族に家事一切やらせる。子供からチャンネル権を奪い取る。ドラマを見ながら脳内で勝手に雨の日ロマンスを組み立てて盛り上がった末、夫がほかの女の子といるところを目撃して狂気と殺意に取りつかれる。でも、脳内ロマンスは続行中なので、家の中で傘をさす。
つまりすべてです。だがしかし、危険物が降り注ぐ中、初々しく夫を迎えに行くけなげな妻という妄想に浸っているその間抜けで愛らしい姿を、一体誰が責められよう(家族には全否定されてましたが)。悪いのは、妻子ある身のくせに、宇宙人の女の子を拾うなんていう、ラブコメ主人公の定番やってる凰火さんだ。
うんまあ、この人も間が悪いだけだとは思いますけどね。恋愛とはなんぞやということを知りたかっただけのオアシスちゃんも、千花ちゃん銀夏さん帝架くんというメンツのプレゼンテーションを見れば、そりゃ恋愛イコール相手を痛めつけることという結論に達しますよね。もっともこの場合、雹霞くんや優歌ちゃんが何らかの役に立つはずもなく、乱崎家に転がり込んだ時点で、そもそも運が悪かったと諦めてくれ。
だがそんな事情は関係なく、優歌ちゃんにとってオアシスさんは、お父さんとお母さんの間に入り込む悪い女以外の何者でもない。家族の平和を取り戻そうと必死になる姿には泣けてくるが、相手の女は死をもって償うべしくらいの気持ちになっちゃうところが、一途な子供の思い込みって怖い。
で、結局オアシスさんはなんだったんだろう?



ブラスレイター「蒼白の騎手」
密かにアマンダたちを導いていたシドウさんには、闘わなくてはならない理由があった。それをザーギンが察して見逃したのには驚いた。お前は神かと。一方で、ヴィクターには、これ以上ないくらい陰惨で苦痛に満ちた死を与える。メイフォンには気の毒だけど、彼の気持ちはわかりますね。
しかし、サーシャは役立たずだなあ。ザーギンを止められないわ、弟を苦しめるだけだわと、悪意がなかったとはいえ、すべての厄災の発端となった人なんですけどねぇ。



二十面相の娘「地獄風景」
少女探偵団のリーダーが、初めてリーダーらしい活躍を見せて、チコを逃がしてくれたにもかかわらず、なんだこの大人たちは?恐怖に駆られ、理性を失くした群衆ほど怖いものはないのかもしれないが、いい大人たちが、小さな少女を執拗に追っかけまわすとはどういうこった。まさに地獄絵図。というか、チコは鍛えてるだろうけど、この大人たち、体力ありすぎでしょうが。よくもまあ、チコを追ってあんな高いとこ次々に走り回れるもんです。ある意味感心したわ。そして、逃げきったチコはさすがというべきか。ギリギリの場面で、飛行船を駆って派手に登場したケン兄ちゃんがオイシイとこ持っていくのはなんだか悔しいが、よくやったと褒めてやろう。



ストライクウィッチーズ「信じてほしい」
ネウロイさんは実は人類とコミュニケートしたいだけだったとか。あるいは、何か知らせようとしていたとか。だったらそもそも攻撃することないか。とにかく、いくら正しいと思う行動でも、仲間に迷惑かけちゃいけない。みんな、芳佳ちゃんに甘すぎるなあ。ウイッチーズに代わる新兵器が開発されたようですが、今までそれがなかったのが不思議なくらいだ。



Mission-E「コンビ再起動大作戦!」
雨降って地固まる。麻織ちゃんがOZに戻ってきた途端、千波美ちゃんとのコンビネーションもよくなり、周囲の優しさにも気付き、学校生活も絶好調。これで彼氏も出来ました、とか言ったら、怪しげなパワーストーン広告のようですが、そうは上手くいかず、彼氏候補(?)のアドルくんとの関係は、お互い引っかかりを覚えながらもひとまず消滅。
一方で、災害を引き起こすバカップルのパワーに圧倒されました。やれやれ。



9月7日分。


コードギアス 反逆のルルーシュR2「皇帝 ルルーシュ
うわあ。ルルーシュさんの操るスザク・ロボつよーい。
というか、ラウンズ弱っ。玄関開けたら2分で一掃。なんですか、もったいぶって現れたナイトオブワンの四天王の中で最弱っぷりは。何しに出てきたお前。でも、いじめられっ子のスザクさんに親切にしていたジノくんだけは温情をかけてもらえましたね。情けは人のためならず(しみじみ)。あとの人たちは特に親しくないので、有無を言わさず殺す、と。しかし、R2で投入したキャラ、ぼこぼこ消してるなあ。枯れ木も山のにぎわい扱い。
もちろん、ご主人様たる新皇帝も、輪をかけて(制度)破壊に勤しみ、数の暴力による世界征服(てへっ)へと邁進してます。悪逆皇帝というふたつ名までいただき超常現象意気揚々。トレードマークは、ミレイ嬢がデザインしたに違いないモードな帽子。そのせいか、唯一ここまで好意的だったカレンさんにまでフラれてしまいました。覇王道に女は無用。ということなのかもしれませんが、最愛の女が現れちゃいましたよ。
だから言ったじゃないの。シュナイゼル殿下は手ごわいって。勝算なしに勝負するような馬鹿じゃないんだから。加えて、コーネリアさんなんて、ルルーシュには、幾重にも恨みがあるし(ギルフォードがルルーシュを姫様と間違えてかばったなんてバレでもしたら、タマ抜かれるくらいじゃすまないだろう)、マスコミの人間の私情が入った叩きは言わずもがな、手心加えてくれるメンツじゃない。
さて、シスコンルルーシュさんは、でもぉナナリー生きてたしぃ、とかウダウダ言い出すんでしょうか?それとも、さらなる進化を見せてくれるのか?



隠の王「発動」
誰が誰を斬って撃ってるんだかわからなくなるくらい、あちこちでバトってましたが、今回は、雪見さんと雷光さんのタイマンが一番面白かった。銃対剣ってなんか燃えるもんですよねぇ。
そして今回も、服部さんカップルがマジで怖かった。絶望した子供を利用して、約束だから死ねってか。大人だったら、手前勝手な理由をつけて、子供の人生を玩具にすんな。先生は、相変わらず情けなくて脱力ですが、久しぶりのしじまちゃんが嬉しい。
しかし、雷光お兄ちゃんは、なんでこう不器用なんでしょうか?そんなとこが、雷鳴のお兄ちゃんらしいけど、雷鳴ちゃんを悲しい目に遭わせてばかりじゃないですか。お兄ちゃん、ここで息絶えちゃだめですよ。まだ、ご自慢のワードローブを数点しか見せていただいてないんですから!いやそうじゃなくて、雷鳴ちゃんが泣くから!森羅万象さんに助けてもらいましょうね!



ゼロの使い魔〜三美姫の輪舞〜「国境の峠」
シエスタ、えらい!無理して才人たちについていこうとしないところは見直した。それにひきかえ、コルベール先生。シエスタに何やらせてんですか?それでも聖職者ですか。そういや、コルベール先生はアニエスの敵だったっけ。そりゃいきなり、生きてました!とか現われて、女王の邪魔までしてたら、アニエスも怒るわ。
しかし、ルイズやキュルケはともかく、他の奴らはそれほどタバサと仲良かったんだろうか?みんな勢いに飲まれてるだけなんじゃないか?



ネオアンジェリーク Abyss -Second Age-「罪の代償」
エレボスを育てたのは、アンジェリークのような浄化能力を持つ少女たちの呪いとか恨みとか辛みらしい。なんつーえげつない背景でしょう。おかげさまでアンジェリークが、非業の死を遂げた女の子たちの怨念に取りつかれそうです。
そんなアンジェを守ろうと、エレボスニクスと徒手空拳で戦ったロシェくんがカッコいい。偉いぞ、庶民代表。エレクスも、アンジェの生写真で満足して退却したのでひと安心。そしてカッコいいと言えば、マティアスと正面からぶつかり、教団長としての成長を見せたルネくんも輝いておりました。おかげでマティアスさんも、やっと目が覚めました。
教団にすべてを捧げた挙句、ゴミのように捨てられたと思っていた彼は、素晴らしい後継者として成長し、自分を理解しようとするルネの姿に、自分の人生は無駄ではなかったし、ひとりぼっちでもなかったことに気づく。
これまで彼自身を苦しめてきた邪悪な感情から一瞬にして解放された姿に、なんかもう、泣けてきちゃいましたよ。よかったなあ、マティアス。これも一種の浄化なんでしょうね。こんな風に、彼がいつまでもルネの成長を見守り続けることができればいいのですが、メガネボスがワルツを踊りに来てしまった。