HUNTER×HUNTER 再開のニュース。

もう、季節の挨拶みたいになってますね。
気がつくと、最後にH×Hを読んでから、年単位で月日が経過している。
いつか、老後にまとめて読もう。
それまでに終わってないような気もするが。



8月30日分。


薬師寺涼子の怪奇事件簿 「芝の女王」
薬師寺涼子抹殺計画というボランティア活動に従事する芝庁舎の女王が今度の敵だ。魑魅魍魎ばかりですね警視庁。室町さんも、泉田くんを呼び出すなら飲食店で充分だろうに、なぜプールサイドにわざわざ呼び出すのでしょうか?とにかく、この作品のつわものはすべて女性。そして、その被害を受けるのはすべて泉田くん。芝の女王にも気をつけましょうね。



狂乱家族日記「黒サンタさんは夜眠れない」
サンタ不在の世の中を、凶華様が鋭く理不尽に切り刻む心温まるクリスマスの一本。
早い話が、クリスマスというイベントもサンタのプレゼントも経験したことがないのは悔しいので、なんとかしろいや自分でなんとかしてやろうという、凶華様らしい微笑ましいエピソード。もう自分がサンタさんにプレゼントをもえらない年齢になったことを知って愕然となる姿も、泣きながら走り去る姿も、ついでに月香さんに怒りをぶつける姿も、凶華様らしく寸分の大人げもなくてらぶりー。当日は当日で、サンタを捕獲するためにトラップを仕掛け、捕まえたサンタ見習いを脅し、本物サンタを撃墜するという神をも恐れぬ凶華神サマ。そして、サンタ見習いを鍛えるという口実の下、単にばか騒ぎしたい凶華様のわがままで、乱崎家がこぞってサンタを演じることとなりました。凶華様のミニスカサンタ姿は言うに及ばず、千花ちゃん、優歌ちゃんも、いずれ菖蒲か杜若(銀夏さんはいりません)。恋人たちの聖夜を無残にも踏みにじられた超常現象対策局の男性諸氏には、哀悼の意を捧げましょう(仕事ってツラいよね)。
でも結局、凶華様が一番嬉しかったのは、家族のみんなからプレゼント。ぶつぶつ文句言いつつ、顔がにやけて目尻が垂れ下がってますよ凶華様。いい家族でよかったね。いい子どもたちでよかったね。本来はお母さんがプレゼントをあげる日ですけど、一番ちっさいコだからいっか。そんな凶華様の姿に、サンタ見習いもおじいちゃんの仕事の大切さに気づいたようです。めでたしめでたし。



ブラスレイター「黄泉の軍勢」
先週録画失敗したのかと思ったら、どうやら休みだったらしい。でもなあ。ジョセフがどこまでも弱すぎるし、もやもやした展開は相変わらず。見どころは、アマンダたちに助太刀しつつ、折り紙しているシドウさんの余裕でしょうか?
一応、ベアトリスは助けるものの、ザーギンさんが好きなのはあくまでもサーシャさん。いよいよふたりの顔合わせですので、サーシャさんが毅然とした態度をとって、ザーギンを更生させてくれたら一気にハッピーエンドだ!



ストライクウィッチーズ「守りたいもの」
芳佳ちゃん、調子に乗りまくるの巻。異種族との交流から、闇雲に相手を攻撃することに疑問を覚えるという展開はいいんですが、命令違反した末に敵と遭遇した芳佳ちゃんを心配して助けにきた坂本さん相手にいきなりネウロイをかばったって、あらそう?じゃあ攻撃止めよっか?と思う奴はいねぇ。芳佳ちゃんの立場にはちっとも同情できませんでした。



Mission-E「ちょいヤバ、デート大作戦!」
アドルくんが女子高生相手に大人の余裕を見せてますが、自分の立場考えたら、そんな場合じゃないはず。そういうところが、根っからのお坊ちゃんらしい。で、最後になってやっとこさ麻織ちゃんの正体に気づいたりして、しかも黙ったままファウンデーションまで誘いこめば手柄になるのに、わざわざ自分の正体をばらすところがやっぱりお坊ちゃん。だが、瓢箪から駒と言うべきか、麻織ちゃんはアドルに惹かれ気味のようです。これは敵味方超えたラブロマンスに発展するのか?アドルはとうとうシスコンから脱却できるのだろうか?



8月24日分。


コードギアス 反逆のルルーシュR2「ラグナレク の 接続」
事情が変わった!
ルルーシュのご両親こそが悪だった。みんなして集合意識の世界でひとつに溶け合いましょうって、人間を均質化するような世界で優しいも何もないわ。死んだ人ともひとつにって、そんな個をなくした世界でどうせいっちゅうんだ。どうしてそう、極端なやり方で思考停止的解決を求めるのかなあ。先週の隠の王でも言ったけど、世の中変えたけりゃ、まずは町内会の当番をきちんとこなすことから始めなきゃ。どうも最近は、ひと振りですべて解決する魔法のステッキに頼るずぼらな大人が多すぎる。だから子どもたちは苦労するんですよね。千里の道も一歩から。町内の平和も守れない人間が、世界をどうにかできるわきゃない。
そんな奴らの犠牲になったけなげな妹のために、ルルーシュさん、集合無意識にギアスを使いましたか?とりあえずご両親消去。ああすっきりした。
しかしわからんのが、その後のルルーシュさんとスザクさんの関係と行動だ。
ルルーシュはユフィの敵→なのでナイトになりました!って、明らかにこの矢印の間に5話分くらいの友情努力勝利があったはずでしょ?「最後にコロス」を視野に入れてまずはナイトから、という段階を踏んだ古式ゆかしいお付き合いを始めようという気でしょうか?ふたりして学生服姿なのは、まっさらなところから始めようってことか。まあスザクもルルーシュにとってはナナリーの敵になるわけですから、最後は決闘でもやるつもりかもしれない。
父親殺しを宣言して、皇帝継承を宣言して、臣下にギアスをかけて、そんなブリタニアで理想世界を作るつもりとは思えない。わかりやすい、倒されるべき悪を演じるつもりなのか。
対するは、シュナイゼル殿下。この作品で唯一頭の冷えた人。常に穏やかに状況を見据えて、クーデターを起こすにしても激情からではなく、しっかり時期を見定め、政や民をおろそかにしたという、これ以上ないくらいの正論で皇帝を断罪する。誰もが行き当たりばったりのような行動をとる中、この人の終始一貫した冷静さは、かえって不気味に見えるくらいのお人。ルルーシュがこの人に勝てるとは、到底思えないんですがね。



隠の王「混沌」
雲平先生久し振りですね。存在自体をすっかり忘れてました。さすがに何か実のあることをやってるんだろうと思っておりましたが、買いかぶりすぎでした。特に役に立ちそうなことやってなかったらしい。雷鳴ちゃん、相澤くん、俄雨くん三人揃うと、見た目は普通の高校生なんで、ほっとします。しかし、萬天のみなさんは、相も変わらず弱くて目も当てられない。服部さんところのガキどもは神経逆なでしてくれる奴らなんで、彼らにはがんばって欲しいんですがねえ。とはいえ、一番気になるのは織田さんと加藤くんの仲。進展することはないだろうとは思いますが、ちょっと期待してます。



ゼロの使い魔〜三美姫の輪舞〜「タバサの妹」
タバサを助けたいというルイズたちの願いは、女王様によって却下され、才人たちは幽閉されちゃいました。才人の決意に倣うように貴族の座を捨てたルイズも続いて幽閉。下手すりゃ戦争になるんだから軽々しく決断できる内容じゃないというのはわかる。才人やルイズの安全を優先させたというのもわかる。でも結局、才人への個人的な感情の結果のような気がして、女王様が見事なびっちいに見えました。
キュルケたちのおかげで牢からは出られたが、反逆罪に脱獄って、下手すりゃ死罪では?



ネオアンジェリーク Abyss -Second Age-「雪原のTermination」
前半はエレンフリートくんの物語。財団の外の世界で、財団を憎んでいる人々に散々なこと言われて、自分がどれだけの罪を犯してきたのかに気づくエレンフリート。けれども、天は彼に絶望と同時に希望を用意してくれたようで、財団に救われたという小粋なおじいさんに助けられ、ついには人々の助命嘆願書で理事の命を救うこともできた。自分の人生丸ごと否定されたような気分だった彼にとっては、そりゃ嬉しいでしょう。というか、鶏けしかけてエレンフリートを助ける謎のおじいさんにシビれました。ルネの手土産も役に立ったし、理事には優しい言葉をかけられるし、エレンフリートさん、どん底から頂点へと急浮上。
一方、ジェットくんは、解雇されるわ特に目的もないわと、まさにどん底。ジェイドの説得にも応じないが、自分で気づかないうちにアンジェリークの魅力にメロメロになっていたので、アンジェを倒せず、新たな自分探しに旅立っていくのでした。しかし、ジェットのかたくなな「不良品」回避行動は、そもそもエレンフリートに刷り込まれた不良品定義が原因だったりするんだから、ウキウキ気分のエレンフリートくんの罪は、やっぱり重かったということですね。