突然ですが、私はスイカが好きだ。

と、この間、雨の中必死で買って帰った見事なスイカを食べながら思う(安かったんだもん)。
三食スイカでもいいです(というか、実際にそれやって腹を壊した)。
しかし、「食べ物で何が好き?」と聞かれて、スイカ!と間髪入れずに答えると、大抵の人は一瞬言葉をなくす。
彼らはこれまでの人生で、スイカがあらゆる食べ物の頂点に君臨する可能性など考えたこともなかったことに気づくのだ。
挙句、「果物とか好きなんだ?」とかなんとかコメントを絞り出す。
・・・別に無理に広げようとしなくていいです。
いつか、「私もスイカが一番好き!」と答えてくれる人に会えたらいいなあ。



8月25日分。


ソウルイーター「届け、私の魂〜乾いた心、たまらない孤独の中で・・・?〜」
統一性のないボムの群れにゲロっちゃいそうなキッドさんを、そのただ中へとロケットダッシュさせたパティさんの一声に呆然です。怖いですよパティさん。キッドなんて漏らしそうですよ。できればいつもの和むバカでいてください。
クロナの中のクロナは、誰も自分の中に入らせないようにしながら、自分自身さえ否定し続け、出口のない問答を繰り返し続けてきた。その一線を一瞬にして消し去る小さなマカちゃん。クロナに真正面から近づいて行き、「友達になってください」と手を差し出したマカちゃんの姿が可愛いんだこれが。黒血に打ち勝って、クロナの心を救ってと、マカちゃんの活躍には目を見張るものがありました。スペシャルEDのマカとクロナがまたラブリーすぎて、うつむくクロナの方をずっと優しく見つめ続けて、手を放さないチビマカちゃんの姿に泣けてきた。
一方、子どもたちとは別に、親御さんたちの戦いも進行中。子供を道具にしか思っていないメデューサにキレるマカパパ。お父さんお父さん。泣くほど怒るなよ。上手く言葉にできないほど怒るなよ。情けないけど、いい奴だなあ。いい親だなあ。この親にしてあの子あり。マカちゃんは嫌がるかもしれないけれど、パパの愛情をたっぷり注がれたマカちゃんは、それを惜しみなく分け与えることができる、素敵なお嬢さんに育ったのでした。



夏目友人帳「儚い光」
ニャンコ先生と貴志は飼い主とペットの関係なのか。見た目がそうでも、ニャンコ先生がそれで納得しているというところが驚きだ。案外、ペット、とかいう可愛げな響きに惹かれるタイプなのかもしれない。
蛍の妖怪の話を聞いているうちに、自分も妖怪が見えなくなる日が来るのかもしれないことに気づいて不安を覚える貴志。妖怪が見えるせいで、誰にも理解されない孤独を抱えてきた彼は、ニャンコ先生という相棒を得て、友人帳のおかげで妖怪の心に触れて、自分の気持ちを見直して、友達や家族への距離を縮めることができた。もう、妖怪は自分を孤独にするものではなく、心を通わせることも可能な存在になったのだから、手放しで喜べるはずがない。彼はまだ、自分が不安を覚えた理由を明確には理解していないようですけど、そのうちわかることでしょう。
おそらく互いに恋心を抱いていた男性が幸せを見つけたことを知って、蛍は呟く。「よかった。大切な人を見つけたんだな。あの人は、もうひとりではないんだな」
一話に出てきたひしがきも、前回の子狐も、同じように、心を残した人間が「ひとりではないこと」に安心していた。それはたぶん、彼らがとても寂しくて、「ひとりでいること」の辛さを知っているからなのでしょう。そして、だからこそ、自分の孤独を癒してくれた人間の幸せを祈る。そうやって想うことができる相手に出会えたというだけで、ひとりぼっちではなくなるのかもしれない。



我が家のお稲荷さま。「お稲荷さま。治療する」
破壊神の傷痕が痛々しい昇くんの家計簿に泣けました。
学校のマドンナ、宮部さんが昇くんに急接近。しかし、昇くんが既に体験済みのとおり、世の中そう上手い話なんざあるわきゃない。宮部さんは、昇くんを使ってどうにかしたいようですが、彼女自身が人狼というわけでもなさそうなんで(だったらクーちゃんが気づくはずだし)、何が目的なんでしょう?
昇くんのボディガードとして操られてる佐倉さんが、レアな凛々しさを見せてくれました。でも、クーちゃんに選ばれただけあって、彼女は昇くんのことを本当に大事に思っているんですよね。珍しくその労が報われて、昇くんに背負われるという幸せ絶頂な状態になれてよかったよかった。



ワールド・デストラクション 〜世界撲滅の六人〜「運び屋には二通りある」
人の命がかかっているとあれば、意を決してキリエに人工呼吸もやってしまうトッピー。なんて男らしくてキュートなんだ。というか拒否したモルテさん冷たい・・・。気づいたキリエも慌てはしたが、いつの間にかトッピーを酸素ボンベ扱いしているあたり、彼の柔軟性には目を見張るものがありますねえ。
図らずも、撲滅委員会と救済委員会が一蓮托生状態なのでしぶしぶ協力することになるが、撲滅委員会のボケ連中の中でも選りすぐりのボケ、キリエ相手に、救済委員会のお姉さん、案の定キレました。ですよねぇ。こうやってシャッフルすると、撲滅委員会の三人のバランスは絶妙だということがわかります。
運び屋さんが心に引っ掛かっていた客は、モルテの弟らしい。運び屋さんは気づいたようですが、気づいてて話したのか。それとも、単なる偶然からこの話をしたんだろうか?だとしたら出来すぎ。



8月26日分。


秘密〜The Revelation〜「信食」
第九という組織で働く人間の、仕事に対する想いに焦点を当てたオリジナル話。死者の言葉を聞いてあげるための検死解剖だって、今では一般的になったけど、最初はこんな世間の偏見や従事者の迷いがあったに違いない。
しかし、アニメ版は貝沼や鈴木さんにこだわりますね。貝沼の遺産のような方向性でまとめていくことになるんでしょうか?



恋姫†無双関羽黄忠の企みを阻まんとするのこと」
尊大な食い逃げ娘、孫尚香に家来扱いされる関羽さんたちは、弓の名手、黄忠親子を助けることになります。自己中なお嬢様な尚香ちゃんも、黄忠親子のために汚れ役を買って出たところは見直した。
で、その裏で趙雲課長が華麗に暗躍。メンマ大盛りラーメンなど食ってる場合ではなく(食ってるけど)、関羽たちの作戦を陰ながら助ける正義の味方。あえて自分の功績を主張しないところが奥ゆかしい。ところで課長、仮面変えてませんね。それで押し通すつもりですか?



8月27日分。


セキレイ「比礼ト風」
セキレイは、御中社長が島で見つけたオーバーテクノロジー遺跡の一部なんだそうな。しかし、いくら一番乗りとはいえ、よく学生さんがそんなものを独占できたもんだ。
チャイナ服の酔っ払い、風花さんが気まぐれで細女を助けたので、細女と月海の直接対決は避けられました。ナンバー02ってことは、管理人さんの次にお姉さんなわけですね。皆人さんを見たときの彼女の反応から察するに、皆人さんは誰かに似ているようです。管理人さんの旦那さんとかでしょうか?
帝都脱出希望のセキレイカップルに出会って、のんびり屋の皆人さんもやっと事態の深刻さに気付いたようです。だがもっと深刻なのは、月海とくーちゃんという、嫉妬深い妻ふたりの猛攻。慎重に行動しないと、セキレイの戦いに巻き込まれる前に、自分のセキレイたちに刺されそうですね。



スレイヤーズREVOLUTION「Insider 真実を知るもの!」
ポコタとデュクリスは、元は人間型だったらしいので、回想では普通のにいちゃんと少年姿で出てきました。でもこれじゃキャラ薄いよね。うん。今の姿で正解。
インスペクター、上手くジョコンダさんを挑発して、リナたちの処刑を回避。ジョコンダの数々の悪事もお見通しながらもそれは追求せず、巧妙にけん制するとは、タヌキだなあ。インスペクターの真の狙いは、ジョコンダを捕まえることだったりするんだろうか。
首が着脱自由なメイドさんは、完全にズレてるものの一応フォローらしいことしてるので、てっきりリナたちの味方なのかと思いきや、ズーマ側につきました。ポコタはデュクリスと因縁の対決。そして、豆腐頭を超えて単なる豆腐と化しつつあった剣なし役立たずのガウリイは、リナさんプロデュースの大ざっぱな石の剣でジョコンダと対峙する(そんなもんが武器になるおまえが凄すぎる)。あちらこちらで繰り広げられるであろう戦いも楽しみだが、高みの見物を決め込んでるワイルドカード、ゼロスさんの動向も見逃せない。
ラッキーサイダーが気になるんだけど完全に飲み時を逸してしまったのよねぇどうしよう、とか悩みつつ、次回を待ちます!