Kiss今月号のキス&ネバークライ

ヒロインの腐女子脳ぶりに和みました。
女の子というのは、好きな男の子がそっちの世界に行ったら行ったで、案外萌えるものなのかもしれない(そうか?)。
だが、小川彌生。大方のKiss読者には「一万年と二千年前から」は通じないぞ。アニメイトにKiss売ってないし。
でもその割には、今月号には、ガンダム00の試写会プレゼントが載ってたりする。
恐るべし00。



8月23日分。


薬師寺涼子の怪奇事件簿多摩川スーサイド」
なんでこういつも画面が真っ暗なんでしょうか。何が起こってるのかよくわからなくてイライラします。
今回は、ちゃっかり囮にされてる室町警視が気の毒でした。涼子さんとはあまりにも対照的な性格のせいか、あるいは彼女に始終振り回されてそのペースに押し切られてしまうせいか、彼女に対してコンプレックスを抱くようになったのかもしれませんが、あなたの方が全然まともだと思いますよ、室町警視。



狂乱家族日記「ビタミンCの森」
千花ちゃん主役回で、凶華様の出番なしなのが残念。普通の女子高生してる千花ちゃんの姿に嬉しそうな優歌ちゃん、という部分のみが癒しだった、総じて暗いエピソード。
千花の楽しい日常の中にフラッシュバックする、姫宮だった頃の陰惨な記憶。それは、優しかった姉を殺そうとした自分と、自分を裏切った唯一の友達、実際は奴隷だったビタミンCの物語。どこからどこまでが、実際に体験したことなのか、あるいは夢魔が見せた幻覚なのかが定かではないところがミソですね。
すべてがハムスター夢魔の作り出した偽の記憶なのかもしれない。あるいは、ビタミンCが見せた幻覚なのかもしれない。姫宮の家族構成がよくわからないのですが、優しい姉さえも、千花の作り出した偽の記憶で、それを自ら消そうとしたのかもしれない。もしかしたら、あんな森もなかったのかもしれない。と疑いだしたらきりがない。とりあえず、夢魔を全力でボコってる千花ちゃんに、昔取った杵柄を見た。
聖ちゃんが偽物だとわかった瞬間、凍りついた空気。得体のしれない偽物がずっと傍にいたという肌が粟立つような感覚は、雪女の話を彷彿とさせました。



二十面相の娘「恐怖塔」
あのロボット研究は、この強化人間研究の副産物だったんですね。
二十面相のおじさんでも、助手が殺されるのは止められなかったのか。いったい彼は普段どこで何してるんだろう?案外いつもチコの傍をうろついているのかもしれない。



ストライクウィッチーズ「君を忘れない」
ミーナさんは、元歌手らしい。リリーマルレーンを持ってきたとこみると、やはり第二次大戦のヨーロッパ戦線がモデルなんでしょうね。
しかしミーナさん、自分と同じ思いを味あわせたくないからといって、他の女の子の恋愛まで邪魔しようとするのはひどすぎますよ。その上、何で坂本さんに銃を向けてるんでしょうか?ミーナさんの行動がさっぱり読めません。



Mission-E「大丈夫かな?大作戦!」
麻織ちゃんの気持ちはよくわかります。千波美ちゃんには、光太郎くんとか園美ちゃんという、傍にいてくれる人がいたけど、麻織ちゃんにとって、千波美ちゃんはあくまで先輩だし、他のメンバーも単なる仕事仲間。OZ自体、千波美ちゃんの交友関係からできてるわけだから、どうしても疎外感を覚えてしまう。千波美ちゃんは、あくまでも天然なので、かゆいところに手が届くような心のケアはできないんですよね。
同じく組織からつまはじきにされてるアドルくんとの出会いは運命的。ふたりの行動が、両組織を掻き回してくれることになったら、それはそれで面白そうだ。



8月24日分。


コードギアス 反逆のルルーシュR2「皇帝 失格」
黒の騎士団の大半がルルーシュを見捨てても、ギアスの力さえあれば言うことを聞いてくれる兵はいくらでも集められる。ギアスによって手に入れた地位は、裸の王様の衣のようで、こうなってみるとその力の残酷さが際立ちます。そして、こんなときに、終始蚊帳の外だったリヴァルだけが変わらずに接してくれる。やっぱリヴァルはなごむわぁ。
一方、スザクさんはなんか吹っ切れたらしく、取り繕うこともなく目的のためには手段を選ばずの道を行くことにしたようで、クーデターを決意したシュナイゼル殿下の手先となる→神根島に乗り込む→皇帝暗殺を試みる→ナイトオブワンに阻まれる。ここまでわずか5分弱。いきなり総集編でも始まっちゃったのかというスピード展開。うーむ。相変わらず粗雑にキャラを動かす作品だ。
一方、アーニャの正体は、閃光のマリアンヌのふたつ名で知られ、昔はぶいぶい言わせてたマリアンヌさんでした。さすが皇帝が選んだだけあって、復帰後すぐに勘を取り戻して、副長C.C.を引き連れて神根島に殴り込むお転婆さんです。皇帝も、こんな若い子にマリアンヌを移しておくとは、この変態めっ。
皇帝はギアス持ち。アーニャもギアス持ち。ナイトオブワンもギアス持ち。ギアスって結局なんじゃろ?ギアスキャンセラーはどうなったのよ。



隠の王「野望」
俄雨くんは、やっぱりいい子だわ。みんなが自分の欲望のままに動いてるのに、この子だけは、自分の信じるもののために動いてるような気がします。
服部さんたちが森羅万象を手に入れようとしているのは、救いようのない人間の歴史をすべて無にするためでした。何考えてんのよおまいら?自分たちの個人的な体験を無理やり人類レベルにまで普遍化してるところがコスい。苦悩にも苦痛にも絶対値はなく、自分が判断できるのは自分の苦痛だけということくらい、医者だったら、ジャーナリストだったらわかってるはずでしょうが?私怨を晴らすために、とか言ってくれればまだ理解できるものを。ゼニ儲け目的だった甲賀の先生の方が、よっぽど可愛げがあるわ。とりあえず、世の中を変えたいのなら、町内会の掃除あたりから始めてみようよ。な?
こりゃなんとかしないと、この人たちは本当にヤバいです。と言っても、頼れるのはふざけた人生送ってる小太郎さんくらいというところが、心許ないですねぇ。



ゼロの使い魔〜三美姫の輪舞〜「東方号の追跡」
コルベール先生はあっさり生きてて、キュルケとよろしくやってましたという驚愕の真相。ちょっとそれはアレだよなぁ。
女王陛下が才人と怪しいと聞いて、慌てるシエスタ。この子の知識も偏りすぎだが、その偏った知識をルイズに吹き込むから余計ややこしいことになる。普段は恋のライバルのくせに、こういうときは結託して、お互いの焦燥がそれぞれの嫉妬に燃料補給するから困ったもんですわ。
タバサを縛る家庭の事情が明らかになりました。そういや、タバサは前回シェフィールドの命令聞いてましたね。ルイズと才人のバカップルぶりに気を取られて、すっかり忘れてたわ。



ネオアンジェリーク Abyss -Second Age-「少年達の覚悟」
アンジェリークさんは、やっとオーブハンターさんたちと合流。アンジェから事情を聞いた皆様は、ニクスを責めることもないという物分かりのよさです。さすが選ばれし戦士たち。一方、実の弟よりもヨルゴ理事のことを気にかけているエレンフリートくんは、自分がいろいろ不味いことやってたことに気づいてしょんぼり(実際、彼の発明で実用に耐えうるものはなかったような)。そんな彼を叱咤激励するアンジェリークさんからは、女王候補としての確かな成長がうかがえます。ついでに、素直にアンジェに謝るエレンフリートが可愛いと思ってしまった。
ヨルゴ理事を助けるため、聖都に戻ろうとするエレンフリートを見送るレイン。お守りを渡すルネ。そして見守るみんな。
て、結局みんな起きてたのなら、止めるなり華々しく見送るなりすればいいんじゃないか?しかも、結局みんなして聖都に行くんかい!だったらエレンフリートと一緒に行ったれよ・・・。実は、みなさんまだ、エレンフリートくんのしたことを根に持ってたりします・・・?
その頃教団長さんは、自滅コースを着々と進み、解雇されたジェットさんは迷子になってます。これだから、自分で考えて行動できない最近のロボットは・・・