そうめんに薬味を入れすぎた翌日は口の中が微妙にネギ臭い。

そして、無口になる。



8月16日分。


薬師寺涼子の怪奇事件簿 「沖縄、神の島」
殺人マングローブメイドさんがナパームで焼き払う話。という風にまとめると身も蓋もありませんが、植物が人間を操るという古典的題材を扱っているせいなのか、いつにも増して懐かしさの漂う怪奇話になってました。



狂乱家族日記「その気がなくてもドジデビル」
これがなくちゃ嘘だろう、という定番温泉エピソード。
久々の切子ちゃんとの再会が照れくさくて、父親をハチの巣にしようとする純情少年雹霞くんも捨てがたいが、ここはやはり「ウチの亭主はメガネっこ」とか自慢しちゃってる乱崎御夫妻のじゃれあいでしょう。ご家族の気配りでふたりきりになれた凶華様と凰火さんの心のふれあいが、楽しげな会話からもうかがえて、心がほっこり(凶華様が一方的に凰火さんを襲っているだけのような気もしますが)。世のご亭主というのは、自分のものになった途端、奥様の魅力を当たり前と思ってしまうもの。マンネリを打破すべく、たまには奥様の魅力を再認識していただこうと、その大人の色香漂うお体を惜しげもなくご亭主と息子さんに見せつけるも、男性陣そろって、うっすーい反応。なんて罰あたりなんだ乱崎家の男ども。ていうか、それ以前に湯気、湯気。他のアニメならちっとも気にならんけど、凶華様の貧弱な裸はきっちり見せろやボケ。千花さんの発育の良さに対する妬みを理不尽な説教でぶつけ、「乳ブルジョア」なる後世に語り伝えたいお言葉を生み出された凶華様に感服です。
ちなみに、今回のゲストドジデビルは、情に流されやすい一方で考えなしなので、自ら墓穴を掘っていそいそと入るタイプ。悪魔らしからぬダメっぷりが、道理を心得た使い魔とともに好感度高し。でもおかげで、切子ちゃんはまた借金まみれになってしまいましたね・・・



ブラスレイター「過去からの想い」
どうも先週から登場したスノウの存在がよくわからないんですが、スノウの融合体姿が珍しくシンプルかつ色っぽくて、思わず見入ってしまいました。ぐちゃぐちゃ模様が入った融合体ばかりじゃなくて、こういうのをもっと増やしてもらいたい。
いや、それよりも今回はアルですよ。ウォルフに勝手に生き返らされて、いいように使われた彼ですが、最後には自分を取り戻し、念願だったウォルフの息の根を止めてくれてよかった。ウォルフに振り回されたままじゃなかっただけでも、救われました。残酷な運命の中で、それでも彼は彼らしく生きて、彼らしく死を選んだ。最初の死よりもさらに強烈な彼の最期に泣けました。



二十面相の娘「大暗室」
予想通り、博士の独白は理不尽な愚痴にしか聞こえず、予想通り、二十面相のおじさんがチコを助けに来てくれました。博士ご愛用の強化人間だかアンドロイドだかが強すぎです。



ストライクウィッチーズ「スースーするの」
ペリーヌちゃん、嬉しかったんだね?石鹸のおかげで坂本さんの隣でお風呂に入れて、嬉しかったんだね?なんてわかりやすいんだ。変態すぎだが可愛いぞ。ルッキーニは、シャーロットの時といい、シャレにならない事態ばかり引き起こしてるようで、これって軍法会議ものじゃないですか?いや、もしかしたらこの自由軍隊には、そんなもんないのかもしれない。おかげで、今回の主役であるはずのエーリカさんは、全然目立たなかった。



Mission-E「GOGO WEST大作戦!(後編)」
千波美ちゃん、よくあれがアドルだとわかったなあ。しかし、アドルくんは、おバカキャラだったから間抜けでも笑って許せたが、おバカ成分がなくなっても間抜けってのは、ちょっといただけないですね。



8月17日分。


コードギアス 反逆のルルーシュR2「裏切り」
ニーナさん、今さら後悔しても後の祭り。あれがどんな結果を生みだすか、素人でもやる前にわかるよなぁ。そんな中でも、会長とリヴァルが無事だったのが救いですね。そして、やっとこさルルーシュの正体も白日の下にさらされ、黒の騎士団に大方背を向けられ、もういいや、と思ったところを、ボロ雑巾にするはずだったロロに救われる。ロロくんは、最後まで弟というより、忠実な犬っころみたいなコでしたね。命がけのロロくんに救われて、ルルーシュさんはまたまた軌道修正。そうだ。皇帝倒そう。
ルルーシュさん、あなたどんだけ目的変更したら気が済むんですか?ナナリーのために!→俺には仲間がいるじゃないか!→俺には皇帝がいるじゃないか!そのうち、俺には来週のジャンプがあるじゃないか!とか言い出しそうな勢いです。そういう柔軟性は好きですけどね。人間、こじつけだって、生きる目的がなけりゃ、生きていくのはしんどいもんだ。
その頃、スザクさんは大笑い。ここでいい具合にネジがはずれて、陽気な方向へと転んでくれればいいんですが、それを彼に期待するのは無理だろうなあ。



隠の王「戸隠へ」
俄雨くんの空気を読まないまっすぐさに癒される一方で、新顔の灰狼衆の空気を読まない冷酷非情っぷりにはびっくりです。戸隠全滅ですか?灰狼衆のお笑い担当ばっかり見てきたせいで、このギャップに違和感覚えまくり。でも、一番空気読んでなかったのは、放送中の画面半分を占拠していたプレゼント告知です。こんなん初めて見た。何を考えて、あそこに配置しようと思ったんだろう?



ゼロの使い魔〜三美姫の輪舞〜「スレイプニィルの舞踏会」
才人さんは、ルイズとシエスタの間で、嫁姑戦争に巻き込まれた旦那さんみたいになってます。シエスタも、なりふり構わなさに一段と磨きがかかってきたなあ。
スレイプニィルの一夜の魔法で、それぞれ自分が憧れる姿になった学生のみなさん。どんだけ自分好きなんだというギーシュは置いとくとして、ルイズが、自分とは正反対のカトレアに憧れる気持ちはわかります。そして、アンリエッタがルイズに憧れていたのもなんとなくわかります。わかりますが、なんで姫様来てんの?そんなに暇か?あなたが来るからまた問題が起きるんじゃないですか。もっとも、シェフィールドの奇襲も、バカップルの絆とコルベール先生の前には頓挫しましたけどね。
って、なんでコルベール先生が生きてるんですか?



ネオアンジェリーク Abyss -Second Age-「真実の一夜」
というサブタイトルの背後でムチ構えてるニクスさんに高まる期待感を裏切ることなく、ニクスさんが、過去話と力押しの合わせ技でアンジェに迫る様子を堪能できました。ニクスさんは、幼少時に死にかけたときにエレボスさんに助けられたので、エレボスの寄生主になったのですね。というか、ニクスさんが早いとこ、エレボス飼ってますので誰か倒してくださーいとか言ってればすんだことでは?でもアンジェリークは、両親が殺されても、ニクスを責めようとしない。なんていい子なんだアンジェリーク。おかげで良いニクスも悪いニクスも、そろってアンジェにメロメロです。
教団長様、結局ルネを見逃すんですね。その一瞬、以前の教団長様に戻ったような気がしました。