先週お休みしている間にいろいろありました。

私にとっては、特に、水野晴郎氏逝去のニュースが衝撃でした。
これ褒めるところないでしょ?というような作品でも、楽しそうに見どころを解説してくれるんでついつい見てしまった、という経験を経て、映画の面白さに気づかせてくれた、私の映画の師匠のような方でした。
中学生の時にサイン会に行ったら、TVで見たそのままの口調で私の名前を褒めてくれて、名前にちなんだメッセージを書いてくれたっけ。
すごくうれしかったなあ・・・
心よりご冥福をお祈りします。


最近は、とりあえず自分の好みを押し付けるか作品にケチをつけるだけという、素人にもできることをして金を稼いでいる人間が多いですからねぇ。
映画の面白さをわかりやすく、一般人の目線で教えてくれる人のいない環境で育った、昨今の子どもたちが可哀想になります。



6月12日分。


今日からマ王!「花嫁はアニシナ!?」
やっぱ、アニシナさんはいいなあ。この作品の女性はみんな魅力的ですが、毒女アニシナさんは、グウェンダルとの微妙な関係も含めて、見てて一番面白い人です。そんなアニシナさんの、さまざまな表情が見られて大満足。グウェンダルに拒否られて、虚を衝かれた表情なんて珍しいものから、超プリティなちっさいアニシナさんまで見られた、お得な一編でした。もちろん、影のヒーロー、ダカスコス大活躍も忘れてはいけませんですけどね(ダカスコスを人身御供にしたその他の男どもが情けない)。そして、みなさんの大根ぶりが凄まじかったです。猊下あたり、もうちょっとしれっと演技しそうな気がしたんですが、わざと楽しんでやってましたね、これは。
原作の結婚話は詳しく覚えてませんが、ダカスコスって、原作では既婚者のはずなんですけど。私が結構好きな、アンブリンさんも出てこなかったし。つい、原作ってどんな話だっけ?と相方に聞いたら、「グウェンダルがブラジャー被ってたことしか覚えてない」と言われました。そこだけ覚えてるのか・・・



アリソンとリリア「装甲車に向って撃て」
すべてストーク少佐の筋書き通りに事が運んだようです。この様子では、彼が語ったこと以上に、深い裏があるのは間違いない。きっとヴィルが真相を暴いてくれることでしょう。しかし、ベネディクトさんって、射撃苦手だったんですか?空中戦では問題ないように見えたけど、アリソンといい、機銃の操作と銃の腕前とはまったく別物ということか。
なんだか、フィオナとベネディクトは早々にゴールインしそうな気配で、そろそろイラつきがマックスに達してそうなアリソンさんの反応がコワいです。



図書館戦争「里帰り、勃発」
柴崎と手塚がもしかしていい雰囲気になっちゃったりすることもアリですか?いや、ないか。
どんな組織にでも、馬鹿なことやってる人間というのはいるものですが、堂上の言うとおり、環境だけじゃないんですよね。自分できちんと考えて信念を通す人間だったら、少なくとも笠原だったら、この環境にいたとしても、こんな子どもじみたことはやらないでしょう。中央の権威をふりかざすのは卑怯かもしれないけど、これくらいやらないとわからない、どうしようもない奴らがいるのは事実だからしょうがない。
笠原も、やっと真正面から両親にぶつかって説得に成功。その陰に堂上のサポートがあったりして、今でもちゃんと笠原の王子様してるじゃないですか、堂上さんは。



紅 kure-nai「われ思考う」
真九郎くんは、案外世間知らずだったんですね。そして、紅香さんたち、案外計画性なく行動する人たちだったんですね。天下の九鳳院を相手にしようってのに、行き当たりばったりすぎます。もっとも、計画なんか立てようのないくらい、圧倒的な相手だからかもしれません。紅香さんですら、手も足もでないんですから。兄貴と義母の薄ら寒い会話とか聞かされて身も心も凍りそうなので、早いとこ九鳳院から舞台を移して、五月雨荘のバカ会話で温まりたいです。
真九郎たちを逃がそうとした、名前も知らないお女中さん。最初から紫のことを気にしていた彼女が、最後まで紫の幸せを守るために体を張った姿に泣けました。この人には、紫ちゃんの幸せな姿を見せてあげたかったな。



6月15日分。


ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜「ただ一枚の盾として」
ニーバがファティナたらしに精を出す傍らで、背後霊がいちいち突っ込みを入れてる状況がコントのようでした。
いよいよドルアーガと対決。ここまで来ても、自分のゴールよりも他人を助けることを優先させるジルの姿は仲間の希望であり、仲間たちの存在がジルを奮い立たせる。戦いの中で倒れたアーメイの言葉で、ジルにもようやく、自分の目標が見えたようです。みんなを守る盾になりたい。ドルアーガに勝つとかお宝ゲットとかじゃないところが、仲間の存在が前提であるところがジルらしい。他の塔頂者たちとは、目標の次元がずれてるような気がしますが、そんなところもジルらしい。アーメイは残念だったけど、先に行った恋人と結ばれたのが救いです。少なくともカリーよりはずっと扱いがいい。
しかし、そんな中でも、ひとり距離を置いているのが、謎の少女カーヤさん。ドルアーガを操るからくりを作った真のボスは誰なんでしょう?やっぱギルガメス王とかになるんでしょうか?で、カーヤが母親の遺志を継いで、ギルガメス王を倒そうとかしてるんでしょうか?でもそんな悪い人に見えなかったしなあ。
残り後一回というのが残念です。おバカ回をもう一回くらい欲しかった。とりあえず、終わりよければすべてよし、と思わせてくれるような形で幕を降ろしてくれることを希望。